今までで一番眺めの良い部屋 ～ 秋の男の二人旅 in 山口 ～

　私は今までの58年の人生で、全国の数多くのホテルや旅館等の施設に泊まりました。
　営業の仕事をしていたおかげで日本各地をまわれたのは幸運でした。泊まった施設の数は3桁になっていると思います（さすがに4桁はいかないか）。まぁ、そんなに高い宿泊代の施設に泊まったことはありませんけどね。

　そんな外泊体験で一番気持ちが高ぶる瞬間は、自分の部屋のドアを開けて中に入る時です。毎回ワクワクします。
　一人旅の時はほとんど「狭いな、この部屋。」と言う感想になるのですが、友人との二人旅だと「広いな、この部屋。」と言う感想を持つ時があります。広い部屋に泊まるのは『日常からの離脱』に重要ですね。

　そんな『狭いか・広いか』の感想が多かった私の外泊体験ですが、先日泊まったホテルでは部屋の中に入った瞬間に今まで口にしたことのない言葉が飛び出しました。それは、

　「わぁ～、眺めがきれい、最高。」

でした。こんなに眺めの良い部屋に泊まるのは人生ではじめてです（記事の冒頭の写真）。この瞬間に今回の旅による日常からの離脱の成功が約束されました。

　と言うことで、先月、友人のIさん（広島在住）と山口県に旅行に行ってきました。Iさんと会うのは1年2ヶ月ぶりです（LINEでほぼ毎日やりとりは行なっていますが）。

　今回の二人旅も以前行なっていた『甘味処探索ツアー』ではなく、合流してホテルに泊まって馬鹿話をするだけの旅になりました（プレステ5を持参）。私が夜勤明けの日にしか旅行にいけないのでハードなスケジュールは組めませんからね。
　当日は山口県の新下関駅で合流しました。Iさんは新幹線、私は自家用車での移動です（合流後は私の車で移動）。

　今回もホテルの手配はIさんにお願いしたのですが、Iさんも私もほとんど事前情報なしにホテルに向かいました。情報は『部屋から見る景色（オーシャンビュー）が綺麗』と『料理がバイキング形式』と言う2つしかありませんでした。ホテルの場所もカーナビに登録しただけで、周りに何があるのか等は全く調べませんでした。

　当日は12時に合流して13時30分くらいにはホテルの近くのレストランに着いたのですが、観光客がやたら多いのにはビックリしました。特にバイクで来ている団体が多かったですね。レストランの駐車場で撮ったのが下の写真です。

　

　現地に来てはじめて知ったのですが、ここは『角島大橋（つのしまおおはし）』で有名な観光地だったようです。観光客が多くて当然ですね。我々も橋を渡って角島に行きましたが、天気が良かったので車のドライブやバイクのツーリングには最高だったと思います。とにかく景色がきれいです。

　レストランで美味しいカレーを食べ、角島を一周した後にホテルに向かいました。14時45分くらいにホテルに到着です（ホテルの駐車場で撮ったのが下の写真です）。海沿いに建っているので、なんだか地中海っぽい雰囲気のホテルですね（私は地中海に行ったことはありませんが）。

　

　その後、部屋に入った時の我々の感動は上記の通りです。2人の口から同じ言葉が出ていました。
　部屋は『オーシャンビュー』が売りみたいなので窓は大きな1枚ガラスだけです。外から丸見え仕様です。こんな部屋に泊まるのははじめてです。興奮しました。よく考えると、ここまで海沿いのホテルに泊まるのははじめてですね。お城巡りや温泉等の旅行がメインの私に海は縁遠いです。

　2人とも景色を見て興奮していたので、荷物を置いてすぐにホテルの前の砂浜に移動しました。夏に来ていたら海水浴客で騒がしかったと思いますが、10月の秋の白浜は我々おっさん2人だけ（私が58歳、Iさんが48歳）で静かです。波の音しか聞こえません。

（砂浜側から撮影したホテル）
　

（海を見つめるIさん）
　

　と言う感じで、この白浜をゆっくりと2人で探索したのが今回の旅のピークだったと思います。
　その後、客が多くて混んでいたお風呂、美味しい夕食、旧交を温めた楽しくてうるさい会話（馬鹿話）、美味しい朝食、ホテルを出て新下関駅に向かう車内での楽しい会話（馬鹿話2）、等のイベントがありましたが、今回は美しい景色だけが記憶に残った感じです。


　以上、先月Iさんと行なった『秋の男の二人旅 in 山口（角島近辺）』の話でした。

　今回の旅行で日常からの離脱に成功して精神をリフレッシュできたので、年内は新鮮な気持ちで日々の生活をおくれると思います。やはり、定期的に知らない場所に旅行にいかないとダメですね。