ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

出演女優がスザンヌそっくり ~ バンテージ・ポイント ~

2008年03月23日 | 映画
 昨日の土曜日に、上野で『バンテージ・ポイント』を見てきました。

 桜が咲く季節になると、上野公園の桜目当てで、上野の街は人であふれかえります。人が比較的少ないので上野が好きなのですが、この時期は正直好きではありませんね。人が多くなるとマナーの悪い人が増えます。酔っ払いも増えますしね。しばらくの間は映画鑑賞は歌舞伎町で行うことにします。

 さて、本作ですが、昨年劇場で予告編を見た時から楽しみにしていたのですが、まさに期待以上の出来の映画でした。
 私の評価は☆5つ(最高点)で、現時点でのマイアカデミー賞2008の最優秀作品賞と脚本賞の候補です。よく出来ています。「やはり映画はシナリオが命だ」と再認識させてくれます。もちろんキャスティングもいいですけどね。デニス・クエイドは相変わらず熱血親父です。シガニー・ウェバーも久しぶりに見ました(老けましたね)。

 あまり細かく書くとネタバレになるのですが、「黒澤監督の『羅生門』のように、1つの事件を複数の人の視点で描いた映画なんだろうな」と思って観ていたのですが、途中のある人の視点の部分から話が読めなくなります。ここまでは私の予想通りの展開や伏線の張り方だったのですが、それ以後は予想を超えた展開でした。やはり予想を裏切ったり、予想を超える展開をしてくれる映画に出会えると、映画ファン冥利に尽きますね。嬉しいですね。

 テロと戦うアメリカの大統領の銃撃事件が映画の主題と言うのも、作品に集中できる要素でしたね。いくら良い映画でも「映画館に行かせよう」と言う気にならなければ意味がないですもんね。判りやすい題材&タイムリーな題材を扱うのは賛成です(映画館の前で、お婆さんが係の人に映画の内容を聞いていました。『ライラの冒険』と本作のどちらを見るか悩んでいたみたいです。「吹き替えかぇ?」と聞いていたので、ライラの方を観たのではないでしょうか)。

 これ以上何かを書くとネタバレになってしまいますので、サスペンスや犯罪映画、凝ったシナリオが好きな方は是非劇場に行って見てください。1,800円を払う価値は確実にある映画です。本国のアメリカほど日本では客が入っていないようですが、見て損はないと思いますよ。

 私がこれ以上書けるのは、重要な役で出演している女優さんが、見る角度によっては、お馬鹿タレントのスザンヌにそっくりなことだけです。どうでもいい話ですが、気になってしょうがなかったですね。
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