ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

発表!! マイアカデミー賞2023

2024年01月28日 | 映画

 今回は、年末年始恒例の私の一人遊びの映画の祭典『マイアカデミー賞』の2023年版の『マイアカデミー賞2023』を発表します。昨年久しぶりに復活したイベントですが、今年も行なえて良かったです。

 さて、昨年観た映画は33本でした。全て映画館での鑑賞になります(『ゴジラ -1.0』の通常版と4DX版は別カウントにしています)。埼玉に住んでいた頃に比べると相変わらず少ない鑑賞本数でしたが、昨年はガッカリする作品がほとんどなかった1年でした。私の生きる糧の映画部門は充実していたと思います。それでは、私が昨年鑑賞した33本の中から選んだ各賞は以下の通りです。

【マイアカデミー賞2023 受賞作&受賞者】

 作品賞(2作品):憧れを超えた侍たち 世界一への記録、ゴジラ -1.0

 アニメ作品賞:マイ・エレメント

 主演男優賞:豊川悦司(仕掛人・藤枝梅安、仕掛人・藤枝梅安2)

 主演女優賞:長澤まさみ(ロストケア)

 助演男優賞:松山ケンイチ(ロストケア)

 助演女優賞(2名):天海祐希(仕掛人・藤枝梅安)、田中裕子(怪物)

 脚本賞:ザ・フラッシュ

 音楽賞:ゴジラ -1.0

 特別賞:ロストケア

 ガッカリ作品賞:首

 まずは作品賞ですが、はじめて2作品を選びました。ドキュメンタリー映画の『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』と、怪獣映画史に残る作品となった『ゴジラ -1.0』の2本です。1本に絞ろうかどうか少し悩みましたが、ジャンルが違うので2本とも作品賞に選びました。2作品ともに素晴らしいです。

 WBCの侍ジャパンの活躍を記録した『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』は昨年末に地上波のテレビで観た方も多いと思いますが(私も観ました)、映画館の大きなスクリーンと大音響で観ると臨場感がとてつもなく凄いです。
 特に準決勝のメキシコ戦と決勝のアメリカ戦は、ずっと私の背中の『感動センサー』が作動してゾクゾクしまくりでした。これは自宅のテレビ観戦では体験できないことなので、本作は映画館で観て正解でした。『ドキュメンタリー映画も映画館で観よう。」と心を改めました。まぁ、そんな意気込みで観た同じドキュメンタリー映画の『アントニオ猪木をさがして』はイマイチでしたけどね。

 『ゴジラ -1.0』に関しては、私が『平成ガメラ三部作』以降に怪獣映画に求め続けている『現在の社会に怪獣が出現したらどうなるかをリアルに描いて欲しい』と言う路線とは違う作品でしたが、戦中戦後を舞台にした物語が素晴らしかったので素直に感動しました。聴き慣れた音楽の使い方も見事だったので音楽賞も受賞です。本作も私の『感動センサー』が作動しまくりでした。

 アニメ作品賞に関しては、昨年は良作が多かったので悩みましたが、ディズニー・ピクサーのCGアニメの『マイ・エレメント』を選びました。とにかく火と水の描写が見事だったので「CGアニメもここまで来たのか。」と素直に驚きました。物語も良かったですね。

 余談になりますが、私は評判の良いジャズアニメの『BLUE GIANT』を見逃しているので、それを観ていたらアニメ作品賞と音楽賞の選考は違った結果になっていたかもしれません。まだブルーレイでも観ていない『BLUE GIANT』は映画館の大音響で観たかったですね。『BLUE GIANT』を見逃したことは昨年の生きる糧の映画部門で一番の後悔です。

 主演男優賞は『仕掛人・藤枝梅安』と『仕掛人・藤枝梅安2』で主役を演じた豊川悦司さん(以下:トヨエツ)が、『ロストケア』の松山ケンイチさんと『ゴジラ -1.0』の神木隆之介さんを抑えての受賞です。トヨエツさんの演じる梅安先生は私が学生時代から読んでいる原作小説のイメージに一番近いですね。トヨエツさんの梅安先生の映画は今後も年に1本は制作して欲しいですね。

 主演女優賞は『ロストケア』の長澤まさみさんが受賞です。昨年は女性が主人公の作品をあまり観ていないので長澤さんの一択だったのですが、現在の日本の高齢者介護の闇(闇と言うよりも悲しい現実)を描いた『ロストケア』での長澤さんの演技は見事でした。

 そして、長澤さんとダブル主演なのか助演なのかはっきりしない松山ケンイチさんが本作で助演男優賞を受賞です。映画を観終わった後も考えさせられた映画は昨年では『ロストケア』だけだったので、本作は特別賞も受賞です。『ロストケア』はショッキングな内容ですが、日本国民全員に観て欲しい作品です。

 助演女優賞助演は『仕掛人・藤枝梅安』で敵役(悪役)の料理屋のおかみを演じた天海祐希さんと、『怪物』で校長先生を演じた田中裕子さんの2人が受賞です。天海さんは主役のトヨエツさんを食ってしまった感じでしたし、田中さんは訳の分からない狂気が潜んでいそうな校長先生を見事に不気味に演じていました。お二人とも印象に残る演技でしたね。

 脚本賞はアメコミのDCコミックスのヒーローの映画『ザ・フラッシュ』が『ゴジラ -1.0』を抑えての受賞です。タイムトラベルが主軸の作品だったので私には少し難しかったのですが、ヒーローを題材とした作品では当たり前に描かれている『絶対に勝つ、諦めたりしない、負けない』と言う主人公の考え方とは違う方向性を示していた本作は新鮮でした。面白かったです。

 最後はガッカリ作品賞ですが、悪くはないのですが私の期待を裏切った北野武監督の『首』を選びました。戦国時代の解釈は人それぞれだと思いますが、北野武監督の用意した『戦国織田軍団』の物語は私に全く合わなかったです。話も盛り上がらないので途中から「まだ終わらないの。」と思ってしまいました。過去の北野作品ではこんなことはなかったので残念です。


 以上、『マイアカデミー賞2023』の受賞作と受賞者の発表でした。
 今年は観たい映画が昨年以上に多いので、『マイアカデミー賞2024』の開催も確実ですね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« たぶん我が人生最後のCONANブ... | トップ | ゴジラが更に怖い ~ ゴジ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事