ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

2024年の生きる糧の映画部門が始動 ~ 『カラオケ行こ!』と『PERFECT DAYS』 ~

2024年01月14日 | 映画

 先日、今年最初の映画鑑賞に行ってきました。映画館はいつもの『ユナイテッド・シネマ福岡ももち』です。

 2024年の最初に観る作品として昨年から評判になっている役所広司さん主演の『PERFECT DAYS』を選んだのですが、上映開始時間が12時15分と少し遅かったので、「時間がもったいないから午前中に1本観ておくか。」と言うことで、綾野剛さん主演の『カラオケ行こ!』も観ることにしました。私の生きる糧の映画部門は『1日2本鑑賞』で始まりました。

 『カラオケ行こ!』に関しては、和山やま先生の原作漫画を読んでいたので内容は知っていましたが、漫画と違って映画は実際の音(音楽)が入るので新鮮でした。

 合唱部に入っている男子中学生とヤクザと言う変な組合せの物語は、原作通りに映画化するだけで面白いのは確実だったのですが、追加された原作にないエピソードや登場人物も味があって全体的によくまとまっていたと思います。大爆笑するシーンはありませんでしたが、心地よく笑える良質のコメディ映画だと思います。私の評価は☆3つです(☆5つが最高)。


 『PERFECT DAYS(パーフェクトデイズ)』は、役所広司さん演じる主人公が公衆トイレの掃除の仕事をしている、と言うこと以外の予備知識は入れずに観たのですが、評判通りの味わいのある良い映画でした。こんなにゆっくりとしたテンポの映画は久しぶりで心地よかったです。

 本作は大きな事件が起きるような物語ではなく、主人公の何気ない日常を数日間淡々と描いているだけなのですが、大きなスクリーンに映し出される役所広司さん演じる主人公の表情を見ていると「この人はこの人で幸せなんだろうなぁ。」と、なんだかほっこりしてきます。「主人公のような生き方もいいかな。」と少し思いました。

 予備知識なしで観たので、前半では役所さんの数年前の主演映画『すばらしき世界』を思い出して「主人公は元ヤクザなのかな。背中に入れ墨があるかもな。」と想像し、中盤以降では「何かどんでん返しがあるだろう。主人公の過去が明かされるだろう。」と期待しながら観たのですが、終盤には「このまま何もなしで終わるのも有りだな。」と考えを変えました。そんな静かな展開が終始する物語なので好みが分かれる映画だと思います。私は好きですけどね。評価は☆4つです(☆5つが最高)。観て良かったです。


 以上、2024年に観た最初の映画になった『カラオケ行こ!』と『PERFECT DAYS』の簡単な感想でした。

 『PERFECT DAYS』の主人公の2階の部屋は綺麗に片付いていて、いらない物が全くなかったので、「俺の部屋は物が溢れている。主人公の綺麗な部屋と大違いだ。」と少し自己嫌悪に陥りました。今年は断捨離しますかね。

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