野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

おすしを食べ過ぎる患者さん

2018年02月07日 | ブログ

Dr. 坂根がレクチャーする糖尿病外来でのNGワードシリーズ。「こんな言葉、患者さんにかけちゃいけません」「こんなフォローで指導しましょう」という事例を交え、コンパクトにお伝えします。

日本人はおすしが大好きです。人が集まるとおすしを作ったり、出前でとったりします。節分にはその年の恵方を向いて、無言で巻きずしを丸かぶりすると縁起が良いとする「恵方巻」の習慣も全国的に広まってきました。外食をする際にも、おじいちゃん・おばあちゃんからお孫さんまで、好きなものを食べることができる回転ずしはとても人気です。

「回転寿司に関する消費者実態調査2017」(マルハニチロ調べ)によると、回転ずし店で食べる「すし」の量は平均9.3皿(男性:10.8皿、女性:7.8皿)で、よく食べているネタは、サーモン(46.3%)、マグロの赤身(34.2%)、ハマチ・ブリ(30.2%)、マグロの中トロ(30.1%)、イカ(22.5%)なのだそうです。

しかし、酢飯には酢だけでなく、砂糖や塩が含まれています。そのため、血糖や血圧が上昇することになります。また、回転ずし1個のご飯量は約20gといわれています。10個を食べると、ご飯量は約200gとなり、炭水化物量は75g近くになります。つまり、ご飯だけで75g糖負荷試験をしていることになります。実際には砂糖が含まれているので、それ以上の糖負荷になります。

おすしをよく食べる患者さんには、この情報を上手に伝えておくことが大切です。

■患者さんとの会話でロールプレイ

患者 この間、娘夫婦と孫が来て大騒ぎで…。
医師 食事の準備とか大変じゃなかったですか?
患者 大変でした。最後のほうは外に食べに行って…。
医師 どこに行かれたんですか?
患者 小さい孫もいるので、回転ずしに行きました。
医師 それはよかったですね。回転ずしなら、子供から大人まで満足できますからね。
患者 けど、目の前ですしが回っていると、ついつい食べ過ぎて…。
医師 確かに、目の前にすしが流れてくると、つい食べたくなりますね。何皿くらい食べられたんですか?
患者 12皿(24個)くらいです
医師 そうですか。回転ずしの1個のご飯量が20gですから、12皿を食べると24個、ご飯の量だけで480gになります。
患者 えっ、そんなにあるんですか!? それじゃ、食べ過ぎですね。
医師 そうですね。普段、食べているご飯の量の倍以上になりますからね。それに、酢飯には砂糖や塩も含まれていますから、血糖や血圧も上がりやすくなりますね。
患者 そうですね。食べる量に気を付けないといけませんね。
医師 普段の食事量に合わせて、5皿(10個)と覚えておくといいですね。ネタは好きなものを選んでもらえばいいですから…。
患者 はい。好きなものを5皿(10個)、選ぶように心掛けます。

 

こういう優しい医師は稀だと思う(´・ω・`)


「また入院することになりますよ!」「(´;ω;`)ウッ…」

「栄養指導受けてください!」「(´;ω;`)ウッ…」


10個を食べると、ご飯量は約200g。ご飯1食100gの俺は5個か・・・。3皿・・・。きついな・・・。

食へのストレスが溜まりそう。


「正しい糖尿病患者の食事。1例」


もっとストレスがああああああああああああああああああああああああ。

みかんもあるよ(´,,・ω・,,`)

 


今朝の血糖値です。108(mg/dl)です。まぁ、こんなものか。

健康ですね!(インスリン・血糖降下剤込)



(´・ω・`) 食後血糖値は軽く300(mg/dl)近く・・・。なにか問題でも? だって俺、糖尿病患者だし。


また更新します。皆様もご自愛ください。

 

 

眞子さまも大変だね。ネットでも賑わってるし・・・。




 

  

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