ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

兵庫県立歴史博物館:特別展「ひょうごと秀吉」その2

2017-11-11 05:40:11 | 日記 博物館・美術館...
前田先生,実は,昨日もテレビで見ました。
たぶん,近畿だけのローカルニュース(NHK)だと思います。

秀吉が姫路城主だったころ,地位の低い家臣に与える給与について記した自筆文書が
熊本県のある民家にあり,
以前の秀吉が茶々に宛てた書状のニュースを見た持ち主が
「是非とも役立ててほしい」と歴博に依頼したそうです。

と,10月7日の
「兵庫県立歴史博物館:特別展「ひょうごと秀吉」始まりました!」に書きました。


昨日,11月7日に行われた展示替え後の,
「ひょうごと秀吉」の後期の展示を見ました。

すると,図録にも載っていない,NO.193「特別出展」がありました。

上に書いた報道の直後に,
高砂市内在住の収集家の方からの問い合わせにより所在が判明した文書だそうです。

文面はすでに『新鳥取県史』に掲載しているので,新出ではないそうですが,
『新鳥取県史』は,明治22年(1889年)に東京大学史料編纂所の影写本をもとにしており,
原本は影写本作成後,所在不明扱いになっていたとみられるものです。

今回の問い合わせにより,原本の所在が確認され,
所蔵者のご好意により後期のみ特別出展となったそうです。

400年以上前の古文書が
今頃になって次々と発見されるのにびっくりすると同時に,
茶々あての書状の報道から,連鎖的に出てくるという
何というか。・・・ワクワク感・・・。

古文書の内容は
簡単に言ってしまえば,
援軍を送ることになったから,兵糧をあらためて200人分の用意を命じる
というものですが,(鳥取県内)
読めない自分が情けないです。


今回も関係した東京大学史料編纂所ですが,

10月29日に
東京大学史料編纂所の村井祐樹先生の講演会がありました。

私は参加できなかったのですが,
レジメによると,

先生は兵庫県では,
2006年から26の自治体,のべ87件の所蔵者をまわっているそうです。

そして,
東京大学史料編纂所は,
『大日本史料』という史料集の出版が本務で,
そのため史料収集を明治20年代から130年以上やっているそうです。

ひえ~!すごい!

そういえば,本郷和人氏は
東京大学史料編纂所だったような・・。

わくわくの
兵庫県立歴史博物館:特別展「ひょうごと秀吉」に
ぜひどうぞ
11月26日までです。
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