ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

漂流民と異国船との出会い:油井宏子『絵で学ぶ古文書講座』

2019-08-02 10:31:58 | 古文書
「漂流民と異国船との出会い」は,油井宏子氏の『絵で学ぶ古文書講座』のサブタイトルです。

弘化元年12月21日(西暦では,1845年1月28日)阿波国のある漁船が出帆しました。
しかし,暴風雨で流され,南海の島へ。
アメリカの捕鯨船に助けられ,
最終的には,(ペリーで有名な)浦賀で上陸します。
弘化2年3月14日のことです。

簡単に言えば,こんな話を
油井宏子氏が,
「所蔵者の許可を得て(文書名・所在は本書では非公開)」
紹介しています。

『絵で学ぶ古文書講座』ですから,
古文書(でも,『古文書はこんなに面白い』のように,全文ではなく,部分的に)を
解説付きで読んでいきます。

でも,古文書に関係なく,
ハラハラドキドキしながら,読んでいきました。

この古文書に描かれている絵も素敵です。

参考に載せてくれている写真もいいです。

また,この「事件」に関する他の古文書とも比較しながら書かれています。

本の最後に参考文献リストがあります。

その1行目
国立国会図書館所蔵『幸宝丸漂流一件聞書』は,
パソコンで検索すると,全文見ることもできました。
プリントアウトもOK!

油井宏子氏の『絵で学ぶ古文書講座』は読み終えましたが,
次は,この本も見ながら,『幸宝丸漂流一件聞書』を読んでいこうと思います。



写真は,『絵で学ぶ古文書講座』と『幸宝丸漂流一件聞書』です。
コメント (4)
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