S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

もう夏の空だ

2019-06-04 15:52:32 | Weblog
自分の子供が、働きもせず、引きこもっている。

老人になってまで、中年の子供に暴力を受けている。

攻撃的ですぐにぶっ殺すとか言う。


そんな状態だったら自分が親なら自分も同じ行動にでるかもしれない・・・・

私は以前、すごく苦しんで悩んでいたことがあって、役所に相談したことがあった。

けれど、すごく一般論・・・何も心に入ってこない・・・・相談する意味もない気がした。


自分でどうにかするしかないとこの責任感の強い父親が考えたとしたら、理解はできる。


自分の子供を殺すしかないという断崖絶壁に立たされた苦しみや、それを他人に危害を加える前に

自分で実行するという想像もできない哀しみと苦しみ。

やり場のない虚しさがずっと川崎の事件から心につきまとっている。


わたしたちの子供の頃は、障子の家で、部屋には鍵がかからない・・・

ひきこもることは物理的に無理だった。

近所の人達がみんなで、その近所中の子供たちを一緒に育てていた時代だ。

お昼にいる家で普通にご飯を食べ、いたずらをすると普通にとなりのおじさんに頭をポカッとされた。


引きこもる子も登校拒否の子もいなかった。

みんなで学校に行き、みんなで遊んでいた時代だ。


いろんな人とのコミニュケ―ションがあって、家族だけではなく、いろんな人と話をしていた。

大酒飲のおじさんがいたり、いきがっている高校生のおにいさんがいたり、不倫をして家を出ていった

おじさんがいたり、いろんな人達の生き方をまじかに眺めていた子供だった。


それでも何がしてはいけないことか、人間として大事なことは何かをまわりの大人たちは行動で

教えてくれていた時代だ。

どうしてこんな時代になっちゃったんだろう・・・

何年も何十年も社会とのつながりや人とのつながりを断っても生きていける時代なんだろう?


変えたい、こんな冷たい時代は変えたい。


空はもう夏の雲だ。