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『硫黄島からの手紙』

2007-01-16 | 日々の出来事 (・ー・)/~~
クリント・イーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙』

前作『父親たちの星条旗』は見ようと思いつつ見逃していました。
今回の話は、太平洋戦争中の硫黄島での攻防戦を日本側の視点で撮った作品。
映画館の席を埋める観客は、年齢層の高い方が多く、リアルタイムでこの戦いを知っている人もきっとたくさんいたと思います。
何の知識も持たずに見に来たことを後悔するような・・・。


映画は、正直な話、こわかったです。。。
戦闘シーンがちょっと露骨で目を塞ぎたくなるような所もたくさん。
半分くらいが戦闘シーンなわけだけど、爆弾やライフルの打撃音ってどれだけテレビや映画で流されても、心臓に悪いです。。。
かばん抱きしめて息を詰める思いでじーっと見ていたけれど、エンドロールが始まって最後に泣きました。終わって安心したのと、悲しいのと、腹立たしいのとで複雑な気分・・・。
こんな時代が、こんな歴史があったのだということを痛感します。

主演は渡辺謙でしたが、ダブル主演と言ってもいいのでは?ってくらいニノが活躍してましたね。
前評判もかなり高かったけど、ほんとに彼の演技は良かったです。自然で。
困った顔で「しょーがねーなー、お前は」って笑ってる表情が好きです。
実は、最近始まったドラマも見たら面白かったんですよねー。
なんか「You,俳優になっちゃいなよ」って感じです。うたじゃなく・・・。
でも、「女房」って言葉が似合わなかった、高校生くらいの設定だと思ってたわ。
渡辺謙も渋くて、渋かったです。かっこいいおじさま。


はぁ、月並みなことしか言えないけれど、
分かった口きくなって言われそうだけど、
なんで戦争なんてあるんでしょう。。。

みんなが同じように家族や友人や恋人や祖国のことを想い、こんな戦争意味がないと思っているはずなのに、その想いは形にならないで、計り知れない権力や間違った正義がはびこってしまう。誰もが人間らしさを忘れなければ、こんなことは起こり得ないはずなのに、白い布に黒いインクをたらしたみたいに、ちょっとした怒りや恨みや、上からの圧力や甘言がジワジワ染み渡って人間らしい心はすぐに真っ黒。
生存目的以外で同じ種ごとに殺しあう生物なんて人間だけだよ。何千年も繰り返されてきた戦の歴史を見てみれば、戦争はなくならないものなんだろうか。今でもどこかで戦いが繰り広げられていて、人が殺されていて・・・。防衛のための武器なんて、攻撃するものがいなくなれば持つ必要がなくなるのに。ミサイルや核を持つことも、地雷を抱えて生きているようなものなのに、敵だけではなく自分をも滅ぼすものになるっていうのに、どうして持とうとするんだろう。

テレビも映画もゲームも、事実とはまるで異なる無意味な戦争ものが多すぎます。
それを当然と受け止めていることが悲しいと思う。
戦争のない世界がやってくることは、ないんでしょうかね。。。

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2 Comments

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Unknown (Aさん)
2007-01-17 00:29:17
おそくなっちゃったけど・・・
卒論終了おつかれさま&おめでとう!!
映画、私もみてきたよ。
映画の日だから・・・と元旦に観るにはちょっと重かったけど。。
上映中は、もう二度とみないだろうって思ったけど、
終わったらもう一度観たくてたまらなくなった。
しかしほんとニノはすばらしいね!
あんなにひき込まれる演技って、ちょっとない。
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ありがとうございまーす (ヒカ)
2007-01-18 23:05:32
見ましたか~?
見てる最中は本当に出て行きたくなるくらいだったんですけど・・・終わってからじ~んとくる映画でしたね。
ニノ、ほんとに映画とかドラマで出てるとき、違う人ですよねー。
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