あけましておめでとうございます。
2013年、はじまりました。
こちらのブログも、2005年くらいから続けているので、
もうずいぶんと長いこと続いております。
細く長く続けている中、たまに覗いてくださるみなさま
ありがとうございます。
実は先日、このブログの中で残しておきたいなぁと思う
「旅」の記事だけを、まるっとお引越ししました。
そんで、「旅」の記事だけを書くブログをひっそり開設しました。
「旅」は私にとって、とっても大事な時間であり、
昨年、世界自然遺産の知床に行けたことがきっかけで、
まだまだ知らない日本をいっぱい旅したい、なんていう思いを持つようになったのです。
とはいえ、しがないサラリーマンですから、バックパック背負って国内一周の旅に出よう
なんてデーハーなことはできません。
唯一の土日のお休みだったり、貴重な有給休暇を使って、ふらりと旅するノープランなものが多いです。
でも、そんな軽い日常から離れる旅が、自分や日本を見つめなおすきっかけだったり、
友人たちとの絆を深めたりできる時間になったりするわけで、
静かに気の向くままに旅をして、いつか大きくなったら、日本全国制覇をしていた!ということを夢に持ち
これからも大好きな旅行をしていきたいという想いで、記事を残していくことにしました。
世の中、世界に目を向けるべきなとこですが、まずは敢えての日本です。
パスポートも切れてるしさ。
もちろん世界の国々も旅するきっかけがあれば、行きたいとこはたくさんありますよ。
おいしいもの、きれいなもの、かわったもの。
わたしが見つけたそんなものに、もしご興味があれば、のぞいてみてください。
「見に来たよ」コメントもぜひ残してください。そしたら少しは書く頻度が上がるかも(笑)
ま、こっちのブログも、更新するかもわかりません!
どちらにしても、のんびり更新なので★
新ブログ↓
http://ameblo.jp/luznoche(私のBirthday4桁)/
最終日。
休みすぎてやることがなくなりました。
だから、練馬まで出て光が丘公園というとこに遊びに行きました。
シートをひいて、芝生でマックを食べながら、寝っころがっていると
それはそれは素敵な家族が近くにおりまして
その家族をずっと観察する1日でした。
その家族は、おとうさん、おかあさん、おにいちゃん、いもうと
という構成で
おとうさんとおにいちゃんは、野球の練習を
おかあさんといもうとは、シロツメクサで花冠をつくる
という、まさに絵にかいたような家族だったのでした。
おとうさんが「ほ~ら」といってボールを投げると
おにいちゃんが一生懸命バットをふります。
おかあさんは、そのそばでシロツメクサを編み
そっといもうとのあたまに乗せてあげるのです。
なんてことでしょう。
しあわせってこういうことですか。
そのうち野球にあきたおにいちゃんは、虫かごをもって遊びだします。
そして、こちらに気付き、たたたーっと寄ってきて
「見て~。これとったのー」とバッタさんを見せてくれたのです。
いもうとも真似して「みてー」とお花を見せてくれました。
なんてかわいいのでしょうか。
あまりの非日常に、心が砕けそうでした。
その後、私は、激しいサザエさんシンドロームにり患いたしまして
もはや、再起不能なのではないかというくらい心拍が激しくなり、
気持ち悪くなり、うつになり、会社なんて会社なんて・・・とずっとつぶやき
涙まで出る始末。
はぁ・・・
おわっちまったよ。2週間。
でも、すんばらしいお休みでした。休みがあるってすばらしいね。
ありがとう。リフレッシュ休暇。
**********
と、いう話を書いている4か月後のわたし。
夏休みもなかったけれど、年末休みは長く取りたいな。
おやすみっていいね。
さらなる日常。
朝っぱらから、某社長のオフィスにて、オケのトップ練習でした。
弦トップで集まる機会なんてなかったし、楽しかったなー。
3か月後に控えた本番に向けた練習。
午後は、暇つぶしに芝離宮庭園に行きました。
鳥が見れるというので、いったけれども
カラスと雀くらいしかいませんでした。
浜離宮のほうが好みだなぁ。
で、無駄に近いから水上バス乗り場まで行って、ソフトクリームを食べました。
舟には乗らず。
歌をうたいながらごきげんで新橋まで行って、
初めてのカイロプラクティック(@千円)にいってみました。
バキボキゴキってやられて、腰が曲がってるね、って言われました。
ふつうのマッサージの方がいいな。。。
お酒はあんまり飲まないでねって言われたので、ちょっとだけ飲んで帰ってきました。
きょうものんびり。
北の国から帰宅。
お休み終了まで残り3日。
時差なんてないけど、昼までぐっすり寝てました。
朝(いや昼)、起きたら、テレビでぽちたまやってまして
まさおくんの追悼番組だったんです。
おっと思って見ていたら、なんとタイムリー、
北海道の旅ではありませんか!!?
まさか、阿寒湖のまじめくんがでる??
と思って、真剣にパジャマで見ていたのですが(パジャマかんけいない)
なんと
阿寒湖は華麗にする―されました、がっくし。
目が覚めたので、1週間前に横浜駅のトイレに忘れてきたCDを取りに
わざわざ自宅と横浜駅(改札内)の往復。(でも交通費は京急に負担してもらえるのです、すごいね)
家の近くのホームセンターに行って、金魚の水槽のポンプを新調しました。
で、水槽掃除。ザ・日常。
あっという間に過ぎる都会の1日。
日常はすぐそば。
さて、釧路・知床の旅も、ついに最終日です。
起床、外は雨。
チェックインを済ますも、今日も残念なお知らせ。
実は、今日もクルーズを予約していたのです。。。
知床観光船で行く硫黄山航路。
知床ウトロ側の海を、半島に沿って観光船で回るコース。
ですが、
ホテルで見た看板では、「本日欠航」
ですよね。
知ってます。
なかなか来ることのない6月の大型台風が
なかなか来ることのない北海道まで
なかなか来ることのない知床旅行の時に
来たのですから。
まぁー、奇跡ですよ 。。
「よく欠航するんですか?」ってホテルの人に聞いたら
「うーん、あんまりないよね」って言われましたよ。
どーせど-せ。
しかたがない。とりあえず東京に戻って返金してもらうためにも
一度乗り場まで行って、欠航証明書なるものをもらって来よう。
そう言ってとりあえず出発。
ちょうど昨日訪れたオロンコ岩やゴジラ岩のすぐわきに乗り場がありました。
ざーざー降る雨の中、車を走らせていたら
乗り場の手前で、交通整理をしているレインコート着たおっちゃんを発見。
どこで返金するかを聞いてみたところ、違う観光会社でした(笑)
でも、聞くとそちらの小型船観光は出航しているということ!!
コースも半分、料金も半分、行けるところも限られてるし、途中で中止になるかもだけど
「乗ってきなよー」とお誘いを受けまして、2つ返事で承諾!
乗る予定だった方で返金手続きをした後に、小型船観光乗り場に戻ってきました。
わーい☆奇跡的に船に乗れる!
観光船には大型船と小型船があって、
小型船の方が小回りが利くけど、すごい酔う、って聞いていたもんで
大型船を選んでいたんだよね。
あまり酔いやすい体質ではないけど、一応酔い止め飲んで参戦。
←これは、大型船の方。
小型船は、30人乗りくらいかなぁ。
特に予習もなく、出発です。
まぁね、外は大雨なわけですよ。
だし、半島を見るわけですから岩なんでね。
どの写真が、どの岩かは覚えてません。
洞窟があったり
鳥の巣があったり(波に隠れたけど)
滝があったりするわけです。
昨日見たフレペの滝を海側から見たり
今回は行けなかったカムイワッカ湯の滝も見ることができました。
アイヌの人の歴史を聞きながら、自然にできた渓谷美を見るのは、なかなか楽しいです。
晴れていなかったのが残念。
そしてもう一つ、いいことがあったんだ。
漁のための網が張ってある場所を避けるために
少し沖の方にでたときのこと。
あ、向こう見てください~
と運転手さん。
そっちを見ると・・・
なんと!!!
イルカ!!!!!!
3頭くらいのイルカがざんぶらこと泳いでいるではありませんか!!!
・・・・・初めての野生のイルカとの遭遇。
この感動、わかりますか?
霧っぽいし、雨粒が窓にあたるし、波は高いしで
とっても見にくかったものの、しっかりと波が違う動きをして
背びれがチラチラと水面から顔をのぞかせるのが分かりました。
カマイルカかな、イシイルカかな、なんでもいいや。
カメラで動画もばっちり押さえ、ひとしきり興奮。
本当だったら、もう少し先に進むと、
岸辺にいるヒグマを98%くらいの確率で見れたそうです。
遠くからだったら、会いたかったな。(↑こういう岸辺)
この前、テレビで見たけど、あの辺の少し先にあるルシャ湾っていうとこに出没するクマたち、
いま激やせしていて大変なんだって。餌不足らしい。
だから今、ものすごくクマ目撃情報も増えているってことだよね。
知床五胡のツイッターをなんとなくフォローしてるけど
数日に1度、ヒグマ発見のため通行禁止って言ってるもん。
約1時間くらいのクルーズ。
復路は、波に揺られてぐっすり眠ってしまいましたわzzz
おじさんに発見してもらえて本当によかったです。
さて、はっきり言って、もう予定はありません。
空港までも道も長いので、ゆっくり進みます。
最後の知床の道の駅みたいなとこで、またお土産選び。
ちなみに、この日の天気は
最高気温8℃です 。6月中旬!!
震えるほど寒かった・・・。
時間つぶしに立ち寄ったネイチャーセンターでは、こんな面白いものも。
各鍵盤を押すと、知床で録音した自然の音が流れます(笑)
フクロウの声、とか、森のざわめき、とか、滝の流れる音、とかね。
しかも、なんと和音を奏でれば、森の中の鳥の声と虫の声を一緒に表したり
打鍵の強さによって、音の強弱も表現できるとか!!
家にほしい。。。
はっきり言って、おばあちゃんになったら行けるかなぁと
漠然と思っていた地・知床。
遠いし、そう簡単には行けないやと思ってたけど、
勢い付けたら、ちゃんと行けました。
そして、はまりました。
この峠も越えて、知床横断もできました。
ありがとう、また来るよ。知床。
ここからは、ほぼおまけ。
だいぶぐだぐだになりまして、飛行機の時間に間に合うように
かつうまいこと時間を潰さなければならなかったので、
とりあえず網走のオホーツク流氷館へ行きました(笑)
氷点下の世界、体験してきたよ。
外も寒いってのによ。
あと、流氷の世界にいる生物とかも見ました。
クリオネ と
フウセンウオ
ついでに、ここも景勝地と言われているらしく、
無駄に展望台まで登ってみましたが
お約束。
いい景色。
「知床連山が美しく見える名勝」です。
こんなんばっかだ!!
というわけでね、網走刑務所とかは怖かったのでスルーして、空港へ。
女満別空港です。めまんべつと読みます。
レンタカーを返し、いよいよ北の地ともお別れ。
AIR DOで東京へ帰ります。
お土産にさんまんまも買いました。
4日間の長いような短い旅。
思いがけないトラブルはあったものの、
そのトラブルの中もいっぱい
楽しいもの、感動するもの、きれいなもの、おいしいものに出会えました。
やっぱり、自然豊かな場所にかえると、生き返る。
ここにきて、人生の目標が二つ出来ました。
1つは、もう一度知床に来て、イルカクジラクルーズにリベンジすること。
もう1つは、世界自然遺産の旅をまたやること。小笠原、屋久島、白神山地・・・。
来てよかった。
ありがとう、北海道、だいすきさ。
【完。】
峠を下って、そのままドライブ。
「名所」っぽい看板があるところへ、所構わず寄ってみることに。
ひとつめは、ここ。
オロンコ岩。
半島ですからね。切り立った海辺の断崖みたいなの岩がいっぱいあるわけで、
そのうちの一つ。60メートルもある巨大岩。
その岩に作られたながーい階段を上っていくのです。
意外と急なの。ぜーぜーしちゃった。
てっぺんには、ほそーい道はあるものの、山草が生い茂ってます。
すぐそばにはオホーツク海。
たぶん晴れてりゃ知床連山とかもハッキリ見えたはず。
頂上から見下ろせるすぐそばの岩は・・・
さぁ、なんでしょーか?
正解は、ゴジラ岩。
あらゆるとこにあるよね。
いちばん目立っていた山草は、ヤマユリかな?
黄色いユリ。そういや黒いオニユリもあったなぁ。
んー、青空が恋しい。
港が近いから、カモメ(たぶん)もいっぱいです。
ヒチコック的な感じ ↑これは白黒で撮ってみた。
さて、ここで発見。
さっきまでも出て来てたけど「知床八景」という名所があることは、この場所で知りました。
・オシンコシンの滝
・オロンコ岩
・夕陽台
・プユニ岬
・フレペの滝
・知床峠
・知床五胡
・カムイワッカ湯の滝
うち、5つはすでに制覇しています!
そして、カムイワッカはあきらめたんです、午前中。
温泉が山の中で川(滝)のようにながれているとかで、
お湯の中を沢登り、みたいな感じらしいんです。
歩行制限期間とかもあるし、けっこうちゃんとした装備で
ヒグマにあう危険、滑落事故の危険と背中合わせとかで。
魅力はあるけど、今回はそんな覚悟してこなかったので、やめました。
と、いうわけで再び散策開始。
八景ではないけど、道路沿いに「三段の滝」なるものが。
文字通り、三段に分かれて滝が流れています。
国道沿いのすぐ隣にこんなのが流れてるんです。
少し山を登ると、あったのが「プユニ岬」
プユニとは、アイヌ語で「穴のある場所」という意味だそうですが
プユニという発音がやたら気に入って、ぷゆにぷゆに言ってました。
でも絶景。
曇っているから、昨日みたいな夕焼けが見えないのが残念。
残す八景は、夕陽台。
こちらは旅館のそばを散歩したときに、看板を見てました。
ちょうど夕日の時間だし・・・Let's Go!
到着。
あ
ここは小さな展望台。
木の陰から海が見えます。
ライブカメラが置いてあったりしたから
きっと本当にきれいな景色が望めるんだろうね。
少し夕日はかげってしまい、すでに青の世界が広がりつつあるのでした。
メインイベントが ダメになってしまった日。
気が付いたら、雨も止んでいて
気が付いたら、がっかりしていた気持ちも少し晴れていて
予想外に、いろんなとこまわれたし、それはそれでいっか。
また来ればいいしね~、
3日目の夜の乾杯は、知床地ビールとオホーツクのお酒。
たまに、東京でも売ってるんだよね。
知床ドラフト、流氷ドラフト。
中は・・・・・
水性絵具を垂らしたような・・・・
私はサッポロビールの方がすきでした。
オホーツクの流氷でタンクを囲って熟成させたという「流氷囲い」というお酒も
うん、ざ・アルコールって感じでした。
北海道でおいしいお酒にあたったことないなぁ。
むかし札幌で飲んだときも、薄いポカリスエットだったし。
やはりお酒は東北の方が良いね。
ついに明日は最終日です。
(4か月越しで書いているというのに、数名読んでくださっている方がいると聞き、
頑張って完結しようと思います。ちゃんと覚えているもんだなぁ。 )
説明しよう。
知床半島は、北海道の右上にぴょこっと飛び出している半島であるが、
その半島を、斜里地区側から知床横断道路という唯一の道を通って峠を越えると
羅臼地区という側に出られる。国後島にもっとも近い町。
いま我々は「しれとこ」とかいた斜里側にいて、
これから「らうす」側に渡るわけ。
れっつごー!
大自然の道に1本通路を通したわけだから、くねくねした山道が続くんだけど
あいにくの悪天候・・・
前は、霧の世界・・・。
この時、ちょうどお昼を回ったくらいの時間ですが、
暗いし、白いし、開けると寒いし、窓曇るし、
視界1メートルくらいなのに、突然対向車線から車が出てきたり、
まさかのチャリで山を登っている人が出てきたりと、超危険な道。。
シカよりクマより、人がこわい。
標高738メートルの峠。
6月現在、道路の脇には・・・
大量の雪。まじかい。
冬は通行止めになるんだってさ。国道だけど。
まだ雪が溶けずに残るくらい、気温も低いわけです。
本当に、のぼっておりて、最後の最後まで、何も見えませんでした。
さて、たどりついた羅臼の地。天気は雨。
奇跡のクルーズ、まさかの出航、という感動劇はもちろん見られず、
唯一あいているネイチャーセンターにとりあえず入ってみました。
でも、こういうとこ好きなんだよね。
いや、意外とってかかなり勉強になりますよ。大自然のことを。
こーんなのが、空飛んでる町なんだからびっくりだよね。
そんなとき、絶望的なわたしたちに、さらに打撃を与えるインフォメーションを発見しました。
はい、まさに、乗ろうとしていた観光船。
昨日19日、一昨日18日。出航してます。
そしてです。シャチ見てます。マッコウクジラ見てます。
なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
んで、20日は出航しないんだよっ!!
こんなにも、こんなにも、ベストシーズンだったというのにっ!
なぜ!季節外れの台風に襲われるんだっっっっ!!!!
怒り心頭ですよ。
今頃は、「きゃ~、しゃちだ~、クジラだ~、いるかだ~♪」って叫んでいたはずなのに(泣)
「6/18 シャチ」
ご丁寧にイラストまで・・・。
やっぱり知床から入って、南下すればよかったんかなぁ。。。
本当に、本当に、ほんとうに悲しくて、残念です。
がっ!
またくるもんね。ぜったいリベンジするんだもんね。待ってろよシャチ。
未練たらたらなので、せっかくだし、舟だけ見ていくことに。
こいつです。これに乗って行くはずだったんです。
ところで、この数日後に、電話で話したおじさんが言っていた通り
テレビでオードリーの春日がこの船に乗ってたらしい。ずるい。
旅行から帰って、「あれ乗ったの?」って数人に言われて悲しくなりました。
羅臼は漁港がすぐそばにあって、結局やることはないので
道の駅でおみやげやさんめぐり。
鮭とばとか、羅臼昆布とか、道の駅のおばちゃんたちみんな優しくて
いろんなもの試食させてくれた上、おしゃべりも弾み、
いっぱいお買い上げしちゃいました☆
お昼は、海の見える食堂にて。
ふふ、荒れた海。沖合には、シャチ・・・(←しつこい)
知床カレーと知床ラーメン、おいしかったです。
らうすの交通安全の旗も、かわいかったよ。
なんだかんだ、のんびりと買い物してたら15時くらいになりまして
名物の、羅臼昆布ソフトクリームを食べました。
牛乳ソフトに、昆布パウダーとおしゃぶり昆布(笑)
げって思うじゃん。。
でも、北海道で食べたソフトの中で一番おいしかったよ。
というわけで、帰路に就くかと同じ峠を越えようとした直前、
ガイドブックに有名な野天風呂が近くにあることを発見。
羅臼は、野天・露天風呂が有名なんだってさ。
もうちょっと半島の近くにいくと、砂浜の砂を掘って入る温泉とか
すごく有名みたい。今日は雨で無理だけども。
お風呂の準備なんてしてないから、雰囲気だけ見ようよ、ってことで
車を止めて、様子だけチェック。
こんな感じの森の中、橋の下に川が流れていて、
この写真の真ん中あたり、木の陰に湯船がある模様です。湯気がちらほら。
なんかすごいねー、のぞけちゃいそうだねー、とか言って見ていたら、
湯上りのおばさまが一人、やってきて、私たちに気さくに話しかけてくれました。
「ここ気持ちいいよー。入っていかないの?」
ちょっとだけ見ようかなと思って・・・、あそこがお風呂ですか?なんて世間話。
話が弾むうち、
混浴じゃないという情報と、着替える場所がちゃんとあり綺麗という情報をいただいたいた上、
何にももってないなら、これあげるから、捨てちゃっていいから使いなさい、と
タオルを2枚車から出してきて、私たちにくれたのです!!!
ぜったいに、ここまで来たら、入ったほうがいいから。
私たち夫婦は、羅臼に魅せられて、広島(だったかな??遠くからだった)から毎年来てるのよ。
って、すごく熱弁されて、本当にお言葉に甘えて、タオルをいただくことにしました。
お返しにさっき買った昆布茶をプレゼント・・・(笑)
ひとの優しさに、感動・・・。ほんとうにありがとう。
というわけで予定を変更し、いただいたタオルを持って、温泉へ。
熊の湯温泉。
森の入り口の看板には、
ヒグマだの、マムシだの・・・ちょっと、かなり怖い。
でも、お風呂入口手前の道を見ると、
シカいるし。なんかすごい場所に来ちゃったよ。
さ、噂のお風呂はというと、
ほんとうにきちんと整備されていました。
女湯は、しっかり着替える場所もお風呂も仕切られていて、
小さいけど、小奇麗にされてます。
しかも無料。というより、地元の皆様のカンパで成り立っているみたい。
湯温は、かなりのアッチッチです。
何人か入っていた地元の人々は、「これくらい熱くなきゃ」って平気な顔で入ってました。
仕切られているから、周りの風景が見えないのは残念だけどね。
男湯は解放感にあふれているらしい。そのへん、うらやましいっす。
地元の漁師さんの憩いの場みたいですねー。
お邪魔しました。
すっかり冷え切っていたんだけど、お湯に入ったら、いつまでもぽっかぽか。
手足もアツアツで帰れたよ。
とろけたまんま、峠を登り、
行きと同じような状況だったけど、
知床八景のひとつってことで、一応頂上で車を止めて下車。
知床峠からは、羅臼岳や国後島を望むことができるそうです。
晴れてれば。
記念撮影も試みたけど、激しい強風にカメラが煽られ、無理でした。。寒いし。
いつか晴れているときにまた来るからね。
知床斜里側に戻り、観光スポットとなっている場所をくまなく散策。
その様子は、また次の記事で。
さて、その後、ネイチャーセンターを出て、さらに半島の先っぽの方へ向かって進みます。
次は、知床五胡。
帰ってきてから知ったんだけど、
その昔、神様が手をついたときに、5本の指が窪みになって湖になった
っていう伝説があるんだってさ!
森に囲まれた湖。一湖、二湖、三湖、四湖、五湖っていう名前の湖があるんです。
でも、知床五胡はヒグマの生息地。しかも6月は活動期ってことで、
散策にいろいろなルールが設定されているんですね。
自由に散策できるのは、一湖まで。
高架木道という橋が設置されていて、周りには電気柵が張り巡らされているので
クマが出ても安心して、散策できるという理由。
時期にもよるけれど
森の中の自由散策を行う場合は、レクチャーを受けて、ネイチャーガイドが付くことが条件。
特にヒグマ活動期の6月のこの時期は、本当にしっかりとした対策が施されているよう。
それくらい、ばったりと出くわすことが多いそうです。
ヒグマが頻繁に出たら、立ち入り禁止になるとかね。
ちょうどその2日前には、高架木道からもヒグマの親子が観察されたとかいう話だし、
ほんと、すごいです。
で、我々はレクチャー&ガイドは今回はオーダーせず、
高架木道の自由散策だけを楽しむことにしました。
もちろん機会があったら、森の中の散策にも参加してみたいけどね。
木道を出たところですぐに、バンビ発見!
うまれて2週間くらいなんだって~。
さっき見た親子よりちっちゃくて、心なしかふらふらしてる。
白い斑点がかわいいねぇ。
しばらく、観察しちゃいました。
ちなみに、木道はこんな感じ。
綺麗に整備されてるんです。
緑の中をくねくねと、車いすの人も通れるバリアフリー仕様。
↑これが、クマよけの高電圧電気柵。守ってもらえてるみたい。
守られていると安心し、
一湖へ向かうその途中・・・・・
恐れていたことが!!!!
がおー。
クマ出没。
どうも。
くまのすけです。
先ほどの、ネイチャーセンターで
お供としてついてきてくれることになりました。
なんともいえないおとぼけ顔と、背中の丸さと、手足の短さ、
知床で出会えたことが運命なんだと言わんばかりの黒目がちの瞳にやられ、
旅のお供として、知床五胡散策からのご参加です。
はい。
本物のヒグマさんには会わずにすみました。
こんなに連峰に囲まれた森だけど、
反対側はやっぱり海です。
海をバックにシカが休んでいる風景は、なかなか珍しいと思う。
イワツバメっていう大き目のツバメや
いろんな野鳥にもたくさん会えました。
木道のゴールは、一湖。
ツアー客はやっぱり、おじいちゃんやおばあちゃんばっかりだったなぁ。
でもおばあちゃんになってもまた来れる場所ってことだよなぁ。
天気があいにくの曇り空だったのが残念だけど、気持ちの良い場所でした~。
五胡ツアーにも参加しなかったし、クルーズも中止になったので、
実は計画を立てていた内容はこれで終わり。
さぁどうする?と
いろいろ考えた末、
未練たらたらだったので、
無駄に羅臼へ行ってみようと決めたのでした!!
6/20(水) 旅行3日目。
ここまで来たよー。
今日は悲しいお知らせから入らなければいけません。
それはちょうど昨日、美幌峠の上でお昼を食べている頃でした。
その頃、6月にしては珍しい大型の台風4号が
ちょうど東海・関東を襲い、強風と豪雨をもたらしている、ということに
台風の来ない北海道にいる私たちはまったく気も留めず
次の日に予約を入れていたこの旅最大のイベント
「イルカ・クジラ・バードウォッチング」のクルーズが行われる事務所に
予約確認の電話をしていたところでした。
「あ、台風の影響・・・」
「波が高いと船が出なくて中止・・・」
「えぇ、今朝は出たけど、午後便は欠航。あぁ、そうですか・・・」
「明日の午後、はい予約してるんです」
「あ、このままじゃだめかも?」
「え?午前なら出るかもしれない?朝早くても行きますよ!出るなら」
「今日はシャチが出たと??クジラも見えたんですね?あ、昨日も??」
気のいいおじさん。
でも出てくる言葉は、明日のクルーズ出航が五分五分であるという情報。
そして、運よく連続でイルカ、シャチ、クジラが見れているという情報。
それと、来週のテレビ番組にこのクルーズが映るよ、という、
乗れるかわかんないときに言われても・・・って感じの情報。
本当は、午後の便に乗るために、知床から羅臼(半島の反対側)にゆったり移動する予定だったんだけど、
午後は出なくても、朝なら出航できる可能性がある、というおじさんの言葉を信じて
ばっちり、この朝、早起きをすることに決めました。
しかし、天は我々を味方することはありませんでした。
早起きして、朝ごはんを食べ終える直前、1本の電話。
「本日のクルーズは欠航になりました。」
なーにー??????
台風はそれた、しかし、波は高い。海に出ることはできない。
そういうわけで。
あえなく、撃沈。
いっそ船酔いしてもいいから、出してほしかった。。。。
先も言った通り、今回の旅のメインです。
これがあるから知床に来たかったといっても過言ではない。
なのに、なぜ。。。
だいぶ、へこんだので、部屋に戻って、わたしは、ふて寝。zzz
外は寒いし、雨は降りそうだし、海には出られないし。。。。。
でもまぁ、3日目の朝、ずっと寝ているわけにもいきませんので、
気を取り直して!行先変更!!
こうなったら、もともと午前中に行く予定だった知床五湖散策しよう、と
車を出して出発~。
山道をくねくね登っていくと、
道路わきにシカ発見!
ちょっとテンションが上がる。
五胡につく前に立ち寄った自然センター。
知床の自然情報が、すごいよくわかります。
この日、6/20。
あれ?おとといじゃん・・・。
6月はほんとにヒグマの活動期らしくね。めっちゃよく出るんだってさ。
自然センターからすぐのところに、遊歩道があって、
そこをずっと歩いていくと、「フレペの滝」という景勝地があると書いてあったので、
ちょっと行ってみることにしました。
人も少ない森の中。
クマよけの鈴をちりちり鳴らしながら、てくてく歩いていくと・・・
は!
シカ親子発見っっっっ!!!
そうなんです。
エゾシカもちょうどこの時期、繁殖期らしくって、あちこちで親子が見れるかも~
という情報があったのですが、いきなり遭遇。
遊歩道を堂々と歩いていたので、走って追いかけて、あとをつけることに。
しばらくゆっくり歩いていたけど、ふとしたところで、よこのあぜ道に入って行ってしまいました。ばいばい。
それまで、野生動物の遭遇率がそこまでじゃなかったので、
出るといってもそんなもんかなぁとか思っていたんだけど、
シカの親子を見送って、数秒後・・・
シカ発見。
さらに振り向くと
シカ発見。
行く手を阻むものも
シカ・シカ・シカ。
なんだこのシカの多さは・・・。
人をあまり恐れない賢いシカさん。
もくもくと隣で草を食むのです。。
その後も、森に目をやるとシカがたくさんいて
なんだか、シカ祭りです。
そうなんだよね。
シカが大発生している、っていうわけではなく
シカのすみかに、私たち人間が足を踏み入れているわけで。
まさに世界自然遺産なんですよ。
上の方に上っていくと、さすがにシカも足を踏み入れない場所のようで、
高地で、吹きさらしの海風のために、木も少なく、背の低い草が生える場所へと変わります。
シカがいた場所とは違う植生で、吹きさらしの風というのがとんでもなく強い。
結構ふんばらないと前に進めないどころか、飛んでいきそうな強風で
めっちゃくちゃ、寒い!!
長袖にウインドブレーカーみたいなの着ていたんだけど、
もうもうもう寒くて寒くて。
目も開けられないくらいの風の先にはオホーツク海と
めあてのフレペの滝。
断崖絶壁。
知床連山に降った雪と雨が地下水になって、
この断崖の割れ目からしみだして滝になっているんだって。
大きな滝ではなく、ちょろちょろと流れる滝。
でもすごい高さ。
海鳥たちがたくさん、崖に巣を作っていて、棲家になっていました。
見晴らし台の近くにはこんな看板⇒
「この先は風が非常に強いので、立ち入り禁止」
その先にいかなくても、 すごい風です。
しっかり滝と風を堪能し、元来た道を戻って、ネイチャーセンターに戻りました。
ばいばーい。
寒くって、手はすっかりまっかっか。
手袋持ってくれば良かった。
美幌峠を出て、さらに北へ北へ進みます。
途中からだんだんと晴れてきて、
実に北海道らしい空が見えてきました。
ほのかにピンクに染まる空。
立ち寄ったのは、ぱぱすランドさっつる という道の駅。
なーんもなかったけど、休憩がてら晴れた北海道の空を見て、
2日目の空を満喫☆
同じ空のはずなのに、どうしてこうも違うんだろうね。
すっきりとどこまでも広がって、どこまでも綺麗・・・。
一休みしてまた延々と、空と緑しかない道を
音楽かけながらひた走る。
うーん、気持ちいい・・・。
だんだんと日は傾いて、
私のテンションが上がる時間帯へ。
西の方の空が、面白い感じに変化をしはじめます。
運転手には申し訳ないけれど、
窓を全開に開けて、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと
空を見て、ワーワー言いながら写真撮って、しあわせマックス。
しかもしかも、見えてきたのは・・・・・
オホーツク海!!!!!!
海だよ海~~~!!
北限のつめたいつめたい、オホーツクの海!!!
夕日が海に飲み込まれていく様!
なんて贅沢ドライブ☆
海沿いの道。
どこまでもどこまでも続くんじゃないかってくらい
ひたすらまっすぐの道は、本当に海が近くって
あぁ。日本地図の端っこまで来てるんだってことを実感。。。
あまりにも騒ぐもんだから、車を止めてもらえて、
ちょっとした 砂浜っぽいところで夕日を眺めることに。
ねぇ、だって感動だよ。
日本地図のうねうねってしてるあの端っこが、ここかもしれないんだよ。
すごいすごい。
なーんもない静かな海辺。
さすがに寒いけども、北の空に沈む夕日、これはすごい本当にうれしい。
(←ちょっとカメラ効果(笑))
半月に沈むところまでは、寒くて待っていられなかったけれど、
わたしの心を一番鎮めてくれる、夕日の風景心癒されました。
さて、本日のお宿はやってまいりました、知床のお宿。
少し、高台の方にありました。
途中、国道沿いにある知床八景のひとつ。オシンコシンの滝へ。
すごい音とともに、結構ド迫力な滝が流れてるんだけど
よーく近くに寄ってみたら...
wao!!
クマ出没につき立ち入り禁止。
わー・・・
本当に、人間が立ち入ってはいけない場所に来てしまった
って気がして、背筋が寒くなりました。
だった、こんな国道沿いの観光地なのに
しれっとクマが出るって。
大学のうらの、クマ出没注意のちょっとさびれた看板と違って
手書きの赤字がやけにリアルで、本当にやばいんだろうなって気がしました。
もちろんおとなしく、遠くから写真を撮るだけで済ませておきました。
いつかクマが出なくなったらまた来るよ。
ちなみに、この時の気温。20度を切ってます。
6月だけど、やっぱり寒いね~。
お宿では、お待ちかねの海沿いの温泉とおいしい北海ごはん。
なべバイキングとか、デザートいっぱいとかなかなか豪華。
周りを見渡すと、定年すぎたご夫婦ばっかりだったけどね。
やっぱ若者は来ないよなぁ・・・(笑)
ちなみにおまけ。お風呂上りに、フロントをぶらぶら。
エントランスから、寒いのかなぁと外をのぞいてみたところ
暗闇の中に、猫とは思えない太い尻尾の何かが横切るのを目撃!!!
はっ!!ま、まさかまたもやキツネでは???
瞬間的に大興奮してしまいまして、つっかけ履いて、外に出て
暗い夜道をきつねと思しき獣を追う、追う、追う・・・。
曲がり角の向こうで、きらりと光る2つの光。
あぁ・・・キツネだ、たぶん。
すごい、こんなに野良猫的なポジションでキツネがいるんだ。
だいぶ感動してしまいました。
せっかくなので、夜の散歩を楽しんでたところ、
本州には見ない、でっかいポピーのつぼみを発見。
比較対象がないからわかんないけど、
わたしはこれをお化けポピーと名付けました。
ってかケシかもしれない・・・。
ほっかいどうはでっかいどう。
さらにさらに、
キツネを見失って残念と思って空を見上げたら
それはそれは、満点の、美しい星空☆☆☆
黒い幕の上に、ちりばめられたといっても過言ではない星の数。
星座を見つけるのが難しいくらいの星の多さに、さらに大感動!!
生きてて良かった。
街灯のない駐車場で眺めた星空は
本当に信じられないくらい綺麗で
流れていく星もいくつか見えるくらい。
こんな空を毎日眺めて生きている人もいるんだなぁ。。。
大げさではなく、心が浄化されていく音が聞こえるくらい
本当にすばらしい場所に来れたことを実感した夜でした。
さて、キツネの興奮冷めやらぬまま、次に寄ったのは、
まりもで有名な阿寒湖。
まずは、アイヌコタン、アイヌ民族の集落にやってまいりました。
国内最大のアイヌのコタンがここなんだって。
色丹とか積丹とか、北海道にはアイヌの集落がたくさんあるんだね。
このこもアイヌのワンコなのねー。
何の知識もないまま、立ち寄ってみたんで、お土産屋さんとかをふらふら覗き見。
と、そこに一匹のわんこ。
北海道犬の血が流れていそうな雑種のわんちゃん。
かわいいねーって寄っていったら、お店のおばちゃんにいろいろ話しかけられました。
本名・まじめくん。
そんな彼は、ポチたまにも出演経験があるそうです!まさおくんに会ったらしい。 すごいね。
すっかりおばさんと仲良くなっちゃって、いろいろとアイヌの歴史について教えてもらいました。
まったくもって、自分たちの暮らしとは違う民族文化を持っていて、
それを守るために、こうしたコタンで代々文化を伝えながら生きているということが
近くに住んでいなかったら、もしくはこうして訪れることなかったら知る由もないこと。
予想外に1時間くらい立ち話しちゃったけど(!)、いいお話を聞けました。
それからお店の中で、「ムックリ」というアイヌの民族楽器の演奏の仕方を教えてもらいました。
竹の薄い板の両端にひもがついただけの簡素な楽器。口に竹を当てて、ひもをひっぱって
呼吸や口の開き方で音を変えながら、竹を振動させて鳴らす楽器。おもしろかったー☆
おばさん、ありがとう!良い出会いでした。
こちら、おとなりの黒パグ君。
思った以上に長居してしまったんだけど、アイヌコタンを出て、
ちょっくら湖の方へ行ってみることに。
と、思ったんだけど、気になる散策路があったので、少し寄り道。
森~!!!
ほんとうに鳥の声しか聞こえない緑色の道。
空気も気持ちよくって、日差しも陰るからすずしい。
森の先に湖が見えるらしいので、少し先へ。
・・・!!
なんか聞こえる、待って・・・。
鳥の声と風の音に混じって、少し違う音。
なんだろう?虫かな?
立ち止まって、あたりを見回してみたら・・・
エゾリス発見!!!
かーわーいーいー!!!!!
すぐ近くの木の上で、ぽりぽりぽりぽり、一生懸命何かを食べていました。
なんて愛くるしい・・・・。
だいぶ必死に食べてました。
ずーっと動かず観察してたら、
ふとした瞬間に食べてた実を落っことしてしまったようで
あわてて木から、さささっと降りていっちゃいました。
あーーーーしあわせ。
さらに進むと、
ぼっけ。
火山活動があるんですねー。
黄土色の泥がボコッボコッと水蒸気と一緒に煮えたぎってます。
そして、硫黄くさい・・・。
落ちたら飲まれそう。
地熱がすごいらしいので、すぐ近くの湖のほとりにもこんな看板が。
やばいっすね。
さて、阿寒湖。
この湖の底にはごろごろとまりもの集団が、いらっしゃるのでしょうかね。
時間があれば、さっきの森の散策路をさらにぐるっと行きたかったんですが、
まだまだ見るところはあるので、温泉街の方へ。
こういう温泉街ってさ。
お土産屋さんの古めかしい雰囲気がどこもおんなじだよね。
あと、チョットかわいそうな猿さんも・・・
超ふきげん。
その後、本当は摩周湖・屈斜路湖、とお近くの湖をすべて制覇したかったんですが、
意外とアイヌコタンで時間取っちゃったんで、どちらか一つに絞ることに。
この時、天気がやや曇り気味、霧の摩周湖っていうけど
これは確実に何も見えないんじゃないかね、ってことで、屈斜路湖へ行先変更。
湖は阿寒湖で見たし、じゃ、峠を登ってみようかね、と美幌峠を目指します。
標高490メートル。
くねくね道を登っていると、昔行った蔵王のオカマを思い出します。(←変換おかしい)
あの時も似たような天気で、似たような道で、なんか何も見えなかった。。
ついたところは、美空ひばりの歌が延々と流れる峠。
でも、でも!
景色はなかなか!
ぽっかり浮かぶのは屈斜路湖の真ん中にある中島です。
雲は多いけどね。
だがしかし・・・・
風が強い。
髪がぼっさぼさです。目を開けるのがつらいほどの強風。そして寒い。
レストハウスで遅めのお昼ご飯を食べて
次の目的地へ向かいます。
初日の昨日、この日の朝から結構進みましたよー。
まだまだドライブはつづきます。
6月19日(火)旅行2日目
朝起きて、たっぷりごはんを食べたのち、さっそく車で動き出しました。
昨日のうちは、もう1回展望台で湿原を見ようかなんて話もしてたけど
実は今日の目的地は、およそ200キロ先の場所。
ぐずぐずしてたら、途中で遊べないどころか、着くのが夜中になっちまうってことで
釧路の地をあとにしました。
市内のビルに貼ってあった「くしろよろしく」というスローガンが忘れられません。
さて、まっすぐに続く道路の横。
あちこちで馬やら牛やらが、草をはむはむしています。のどか。
途中、休憩のために立ち寄ったパーキングには、こんな看板も。
野生王国・北海道!!
きれいなお花も。
売店で買ったあかんべえ=ヨーグルト。
それとそれと!
これ↓
私が駐車しました(^^)v
3年ぶりにハンドルを握ったので、どれが何やら覚えてなかったよ。
命は他人に預けた方が安全だと思ったので、駐車場を走って満足。またいつかね・・・。
さて、パーキングを出て、道路はどんどん緑めいてきます。
あちらこちらで・・・
動物横断注意の標識。
外はほんのり雨模様。
視界も悪くなってきてるから、ほんとに気を付けて運転してねと言ってる矢先・・・!!!
はぁっっっ!!!!!
徐行・・・
徐行徐行・・・
きたよきたよ・・・・
きたきつねきたよ・・・
横断するきつねさん。
道路の反対側に渡って、ゆっくり横切る私たちを・・・
じーーーーーーーーっ。
わー。きつねだきつねだ。ほんものだ。キツネ村のきつねとおんなじ顔だ。
犬よりしっぽが太いよー。すごいよー。
シカのちら見に続く2匹目の出会いに、感動してしまいました。
でもね。
あとから知った話。
きつねさん。
何も知らない観光客が、物珍しさに車からお菓子を投げたりするもんで
こうして人慣れ車慣れしてしまっていてね。
悲しい事故が増えているんだって・・・。
道路でお座りしてたり、車に寄ってっちゃったりね。
都会のハトたちの餌やりなんかも問題だけど
規模が違う、手つかずの大自然の中に人が介入しちゃって起きてる悲しい話。
野生動物を見たら、車を徐行して、そっと見るだけにしましょう。
あのきつねさんも、無事に森に戻っているといいなぁ。
さ、出会いを胸に次へ進みます。
次は有名な湖のほとりへ。
湿原を堪能したあとは、意外とぽっかりと時間があきました。
いやちがうの、プランは立てたけど、ここはフリータイムだったの。
時間は16時ころだったので、いくつか見たい探勝地や公園があったものの
閉園も近く、どこかを選ばなければいけなかったので、
とりあえず、釧路といえば・・・の場所に行くことに。
ほら。
見える?
つるだよー。
つるつるー。
はい、やってきたのは丹頂鶴自然公園。
うん・・・
なんていうか、ちょっと・・・ざんねんな気分に。
だって・・・
こういうの期待してたんだもん。
(写真の写真です)
檻で区切られている、丹頂保護のための施設のようでした。ま、そうよね。
丹頂ソフトクリームも食べられず、
人もいないので、約15分ほどで見尽くせちゃう広さだったこともあり、すぐ退散。
その後、もう閉まっているけれど、湿原の見える展望台へ行くことに。
湿原に沿って道路が走っているんだけど、ノロッコ号が走る側とは逆の道。
あ、と言っても道路の脇はふつうの田んぼです。
展望台は閉まっていたので、横にあった散策路を少しだけ回ることに。
こういうとこ大好き。
夕方だったので、散策もあまり深いとこまで行ったら危険そうだったから
一応、お守りにスズつけて(クマよけ、マジで)、森の中に入りました。
この森。
ほんときれい。
しずかーで、みどりーで、
どうしても
じぶんの
ちっぽけさをかんじます。
←わたし
きもちがいいったらありゃしない。
森林浴って、ほんとにいいよね。
クマに襲われると怖いので、あまり遠くには行かずに帰ってきました。
湿原が見えるところまでも行けなかったよ。
また来るから。
さ、観光できる場所から市街へまた車で40分ほど走り、
そろそろ夕ご飯の時間が近づいてまいりました。
車をホテルに置いて、近くのお店を探しに行きます。
駅にも近く、国分町的な飲み屋街があったので、その辺をぶらぶら。
ガイドを見つつ、一番おいしそうなとこはどこかなーと、鼻をくんくん。
夕空がきれい。
旭川に行った時も、こんな雰囲気だったなー。
道路がやたら広くて、空も広くて、信号がなんか明るくて、街灯がオレンジで古めかしい。
ちょっと落ち着く。
ぶらぶらと歩いて見つけたお店が、ココ。
炉端焼きのお店 「炉ばた」
これがねー、一元さんお断りなんじゃないか?ってビビるくらい締め切られていてさ。
やってるの?やってないの?でも音するね、灯りもれてるね、っていう感じ。
これはー、、、普通に入っていいのかな。
ドキドキしながら、引き戸を開けると
なんだかそこは大人な世界。
暗くて、日本的で、なんかね、すごいのー。
お店の内装は載せたらまずいかなと思ったので説明すると
お店の中央、土間みたいなとこに囲炉裏があって
そこに割烹着のお婆ちゃんが一人、 しずかに魚や野菜を焼いているの。
お客さんは、それをぐるっと囲むようにカウンターに座っていて
なんだかとっても、とっても、いい感じなのー。
いまWikiで「炉端焼き」って調べたら
炉端焼き(ろばたやき)は、宮城県仙台市で発祥し、北海道釧路市で発展した
って書いてある!!
仙台の名産品ってガイドブックとかに載っているのは見たことあるけど、
実際、仙台で食べたことなかったなー。
赤ちょうちんも炉端焼きって書いてたけど、そんな感じじゃなかったし。
さて、ここからですよ。怒涛のおいしいものパレード☆
まずは、生。
サッポロビールが一番大好き。
北海道さいこー。つまみは「イカの塩辛」です。
メニューは、手書き。
灰皿はホタテ貝、使わないけど観賞用。
最初の焼き物は「シシャモ」
間違いない、頭からがぶりと。
続いて、裏の厨房で炒めてくれたようです、ホッキバター。
ぷりっぷり。
北海道ときたらこれでしょう。
おっきなおっきな ほっけ。
焼かれてます。
ベスト1は、これでした。
アスパラ炒め。
思い出しただけでよだれが・・・。
さらには丸ごとしいたけ。
太い軸を持って、焼き立てに醤油をたらりとかけて、思うままにガブリッ。
目の前の囲炉裏端で皮ごとあぶり、ピリピリむけたところを綺麗に削って
生姜醤油とともにいただく・・・茄子!
そしてきわめつけ!
あまい生姜味噌をたっぷりつけた、丸ごとイカ焼き。
どうです!!??
いままで食べた食事の中で5本の指の中に入ってしまう美味しさです。
完敗です、乾杯です、ビールも進むし、食欲もとまらない。
おばあちゃん、ありがとう。
釧路にきたら絶対またくる。
なんでもないシンプルな味、素材を生かすってすばらしいね。
たーっぷりごはんを食べた後は、
釧路川を見ながらお散歩ー。
でもさ、ガイドブックってさ、意地悪なんだよね。
釧路に来たら、これを食べろ!!
って特集が組まれてるじゃない。
私の持ってた本にはね。
お昼に食べた他人丼。
夜に食べた炉端焼き。
それにもう一つ載ってたのよ。
載ってたらさぁ、制覇したくなるのが人間じゃん?
だ か ら
食べちゃった☆
釧路ラーメン(ハーフサイズ←一応ね)!!
食べるときは食べます、人並み以上に。
あっさりさっぱり醤油味だったので、ぺろりと行っちゃいましたぜ。
メンマになるとにチャーシュー、のり、ホウレンソウ、ゆで卵って
絶好の組み合わせでしょう。
ありがとう、ラーメン河むらさん。
以上、初日の出来事でした。
おなかがいっぱいになったところで
一度ホテルに荷物を置いて
ちょっと小走りで釧路駅へ。
釧路もねぇ、ずっと行ってみたかったんだ。
冬の銀色の雪の世界にたんちょうが一羽っていう絵、よく見るじゃない。
すごい見てみたかったんだよ。
夏だけどさ。
この日の目的はノロッコ号。
釧路湿原の中をノロノロ走る観光列車。
とりあえず、観光を楽しむべく釧路から終点の塘路までの切符を買いました。
もうちょっとすると、混んでいて予約が必要らしいのですが
6月のこの季節は、とっても空いていました。
電車の中は・・・というと
通路には動物の足跡。
上を見れば
なんかいろんな動物。
かわいいっす。
定時で出発。
空はとってもいい天気。窓から吹く風が心地よく、ちょうどいい気候。
釧路川を越えたところで、遠く見えるは岩保木水門。
ちゃんと見どころポイントでは、電車がノロノロ減速してくれます。
なんか歴史も話してくれていたけど・・・忘れた◎
のんびりのんびり
どこまでいっても 青・白・緑
これはもう一気に目も頭も肩も心もすっきりです。
ぐーっと曲がって途中駅「釧路湿原駅」
すごいです。電車がストップすると、
急に、鳥の声しか聞こえなくなるんです。
鳥たちの合唱があちらこちらから聞こえてきて
思わず、ボイスメモで保存。デジタル社会ばんざい。
本当はもっと時間があれば、1度下車して、湿原を見ながら森の中を散歩し、
木の下で読書なんかしちゃったりして、ふっと転寝なんかしたかったんですが、
とりあえず通過。
リベンジします。
釧路川カヌーもしたいし。
だんだんと世界は湿原へ。
くねくねと曲がる釧路川の横を通るノロッコ号。
思わず窓から顔を出して、わーってやっちゃいます。
BGMは「世界の車窓から」
およそ50分の旅、終点 塘路に着。
限定列車なので、次の出発まで約30分。
展望台などに行くわけでもなく、駅の近くをぶらぶら。
わんこがいました。
少し歩くと、サルルン展望台、サルボ展望台という湿原が見渡せる展望台や
釧路川をカヌーで下るネイチャー体験などができる場所があったようです。
まじ行きたい。
ほんとに。。。
ぜったいまた来るから。
駅前で、「名物」とうたっている「いもだんご」を買いました。
そう、これ。私を北国に足を運ばせたバイブル「旅ボン 北海道編」にも出てたんです。
じゃがいも的なものを何者かで伸ばして、甘辛というかなんというかなタレをかけた食べ物。
お味は ・・・・・。
駅前には特に何にもなかったんですが、蕗の葉っぱがビッグでびっくりしました。
さぁ!復路です。
同じ路線を同じ電車で帰ります(笑)
乗るともらえる乗車証明書も往復2枚!いぇい!
同じ道を通るものの、やっぱり同じ風景に感動。
ほーんとにのんびりで、ほーんとにしあわせ。
のんびりしている車内。
そこに・・・!
姉さん事件です。
しゃしょーさんが突然!
「右手!右側見てください!」と興奮した声でアナウンス。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
北海道初の野生動物に遭遇!!!
おぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
シカやで、シカ。
ふつーにいるし。
しずかにいるし。
シカです。シカ。
テンション急上昇。
なんていう風景の溶け込み方でしょう!
感動だよ、まじで。
野生動物だよ!
奈良のしかとは違う風格だよ!
その後も目を凝らして外を見ていましたが
他のしかには出会えませんでした。
一度、しゃしょーさんが「あれはオジロワシでしょうか?」
と指差してたので、カメラでズームしてよく見たんですが
トンビでした。感動薄い、ごめんねとんび。
またもや50分かけて釧路駅へ。
往復だけだったけど、結構満足。
今度は途中下車したい。
さ。
まだまだ外は明るい、とりあえず行き当たりばったりで
面白そうな観光スポットを探しにドライブです。
つづく。
なぜ、その場所を選んだんだと人は言う。
2週間も休みがあるなら海外に行けばいいのにと。
みんなちがって、みんないい。
私は、ここに行きたかったんだ。
死ぬ前に、一度でいいから来たかった。
だからもう、死んでもいいかもしれないかも。
でも、行ってみて、死にきれない理由ができた。
なぜなら、もう一度、行きたくなってしまったからだ!!!
と、いうわけで。
6月18日(月)晴れときどき曇り
朝、8:00 羽田空港へ。
ご覧いただいた通り、北は北海道・釧路へ飛び立ちました。
ターミナルからバスでちょっと先まで行って、飛行機へ。
飛行機からきれいに見えた富士山。
航空写真家になりたいと、毎度思う空のきれいさ。。。
およそ1時間半の空の旅を終え
←ココ、赤いとこへ。
釧路空港です!
さわやかな風!一面に広がる緑 白い雲 青い空
グリーンロード!パールホワイト!ブルースカイ!
ただそれだけの風景に、涙出そうなわたし・・・。
さっそく車に乗って、ぶいーんと釧路市の街の方へ。
1時間ほどで、市街地へ着きました。
お昼はガイドブックにもあった釧路和商市場へ。
ほんとに普通の市場です。
実家のご近所、市場だから珍しくはないはずだけど
魚いっぱーい
かにーかにーかにー
めっちゃ新鮮な魚介とお酒に合いそうな珍味がいっぱいです★
まずここで、着いて早々ではありますが、お土産を購入。
実家にお届けしようということで、市場のおばちゃんにお勧めを聞き
ちょうど旬まっさかりの時鮭(トキシラズ)の切り身、たらこ、ししゃもの一夜干しをパックに詰め合わせて
仙台へ~~~ んー、送っておきながら、ちょっと食べたかった。
航空便は1度、東京に行ってから仙台へ行くそうです、、、 柿田商店のおばちゃんありがとう~!
それを済ませて、今度は腹ごしらえ。
釧路、和商市場での押しは「勝手丼」
何かというと、市場の中に構えるお店のどこかで、まずはご飯を購入。
そのご飯を手に持って、お好きなお店をチョイス。
バイキングのように並ぶお刺身の数々を好きに選んで、載せてもらうのです~。
私は左。いくら・中トロ・時鮭・タンタカカレイ・活きタコ
タンタカカレイってね、北海道のしそ焼酎の鍛高譚のラベルに絵が描いてあるんだって。
活きタコは、切られてもなお、うにょうにょしてた。
これにとろろ昆布汁。
もう一個のお味噌汁は、花咲ガニのカニ汁でした。そっちもおいしそうだったなぁ。
本当は毎晩のお酒の肴に、イカの塩辛とか買っていきたかったんだけどねー。
生もので、持ち歩かなきゃいけないから断念・・・
おなかいっぱいになったところで・・・
なったんだけど。出口にザンギのお店を発見し、
テイクアウトできちゃうから一串購入。
さっそく食いしん坊旅が始まっちゃってますが・・・。
あらためて
おなかいっぱいになったところで!
いよいよほんとの旅のスタートです