♪楽・楽・楽♪

楽しいことに囲まれて、頑張りすぎず楽に考える、そしていつでも音楽の流れる人生を・・・

とおかめ(3)

2012-06-20 | そうだ、どこか行こう( ・・)b

説明しよう。

知床半島は、北海道の右上にぴょこっと飛び出している半島であるが、
その半島を、斜里地区側から知床横断道路という唯一の道を通って峠を越えると
羅臼地区という側に出られる。国後島にもっとも近い町。



いま我々は「しれとこ」とかいた斜里側にいて、
これから「らうす」側に渡るわけ。

 れっつごー!

大自然の道に1本通路を通したわけだから、くねくねした山道が続くんだけど
あいにくの悪天候・・・ 




 

前は、霧の世界・・・。
この時、ちょうどお昼を回ったくらいの時間ですが、
暗いし、白いし、開けると寒いし、窓曇るし、
視界1メートルくらいなのに、突然対向車線から車が出てきたり、
まさかのチャリで山を登っている人が出てきたりと、超危険な道。。
シカよりクマより、人がこわい。 

標高738メートルの峠。
6月現在、道路の脇には・・・

 
大量の雪。まじかい。

冬は通行止めになるんだってさ。国道だけど。
まだ雪が溶けずに残るくらい、気温も低いわけです。 


本当に、のぼっておりて、最後の最後まで、何も見えませんでした。

 



さて、たどりついた羅臼の地。天気は雨。
奇跡のクルーズ、まさかの出航、という感動劇はもちろん見られず、
唯一あいているネイチャーセンターにとりあえず入ってみました。


 

でも、こういうとこ好きなんだよね。
いや、意外とってかかなり勉強になりますよ。大自然のことを。

  

こーんなのが、空飛んでる町なんだからびっくりだよね。




そんなとき、絶望的なわたしたちに、さらに打撃を与えるインフォメーションを発見しました。 

 

はい、まさに、乗ろうとしていた観光船。
昨日19日、一昨日18日。出航してます。
そしてです。シャチ見てます。マッコウクジラ見てます。




なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

んで、20日は出航しないんだよっ!!

こんなにも、こんなにも、ベストシーズンだったというのにっ!
なぜ!季節外れの台風に襲われるんだっっっっ!!!!

怒り心頭ですよ。


今頃は、「きゃ~、しゃちだ~、クジラだ~、いるかだ~♪」って叫んでいたはずなのに(泣) 


 

「6/18 シャチ」

ご丁寧にイラストまで・・・。
やっぱり知床から入って、南下すればよかったんかなぁ。。。


本当に、本当に、ほんとうに悲しくて、残念です。

がっ!

またくるもんね。ぜったいリベンジするんだもんね。待ってろよシャチ。 


未練たらたらなので、せっかくだし、舟だけ見ていくことに。
 

こいつです。これに乗って行くはずだったんです。
ところで、この数日後に、電話で話したおじさんが言っていた通り
テレビでオードリーの春日がこの船に乗ってたらしい。ずるい。
旅行から帰って、「あれ乗ったの?」って数人に言われて悲しくなりました。


羅臼は漁港がすぐそばにあって、結局やることはないので
道の駅でおみやげやさんめぐり。

鮭とばとか、羅臼昆布とか、道の駅のおばちゃんたちみんな優しくて
いろんなもの試食させてくれた上、おしゃべりも弾み、
いっぱいお買い上げしちゃいました☆


お昼は、海の見える食堂にて。


ふふ、荒れた海。沖合には、シャチ・・・(←しつこい)


知床カレーと知床ラーメン、おいしかったです。

    


らうすの交通安全の旗も、かわいかったよ。




なんだかんだ、のんびりと買い物してたら15時くらいになりまして
名物の、羅臼昆布ソフトクリームを食べました。



牛乳ソフトに、昆布パウダーとおしゃぶり昆布(笑)
げって思うじゃん。。
でも、北海道で食べたソフトの中で一番おいしかったよ。


というわけで、帰路に就くかと同じ峠を越えようとした直前、
ガイドブックに有名な野天風呂が近くにあることを発見。
羅臼は、野天・露天風呂が有名なんだってさ。
もうちょっと半島の近くにいくと、砂浜の砂を掘って入る温泉とか
すごく有名みたい。今日は雨で無理だけども。


お風呂の準備なんてしてないから、雰囲気だけ見ようよ、ってことで
車を止めて、様子だけチェック。

 

こんな感じの森の中、橋の下に川が流れていて、
この写真の真ん中あたり、木の陰に湯船がある模様です。湯気がちらほら。

なんかすごいねー、のぞけちゃいそうだねー、とか言って見ていたら、
湯上りのおばさまが一人、やってきて、私たちに気さくに話しかけてくれました。

「ここ気持ちいいよー。入っていかないの?」 

ちょっとだけ見ようかなと思って・・・、あそこがお風呂ですか?なんて世間話。

話が弾むうち、
混浴じゃないという情報と、着替える場所がちゃんとあり綺麗という情報をいただいたいた上、
何にももってないなら、これあげるから、捨てちゃっていいから使いなさい、と
タオルを2枚車から出してきて、私たちにくれたのです!!!

ぜったいに、ここまで来たら、入ったほうがいいから。
私たち夫婦は、羅臼に魅せられて、広島(だったかな??遠くからだった)から毎年来てるのよ。

って、すごく熱弁されて、本当にお言葉に甘えて、タオルをいただくことにしました。
お返しにさっき買った昆布茶をプレゼント・・・(笑)

ひとの優しさに、感動・・・。ほんとうにありがとう。


というわけで予定を変更し、いただいたタオルを持って、温泉へ。

 熊の湯温泉。

森の入り口の看板には、

ヒグマだの、マムシだの・・・ちょっと、かなり怖い。

でも、お風呂入口手前の道を見ると、



シカいるし。なんかすごい場所に来ちゃったよ。


さ、噂のお風呂はというと、
ほんとうにきちんと整備されていました。

女湯は、しっかり着替える場所もお風呂も仕切られていて、
小さいけど、小奇麗にされてます。
しかも無料。というより、地元の皆様のカンパで成り立っているみたい。
湯温は、かなりのアッチッチです。

何人か入っていた地元の人々は、「これくらい熱くなきゃ」って平気な顔で入ってました。
仕切られているから、周りの風景が見えないのは残念だけどね。

男湯は解放感にあふれているらしい。そのへん、うらやましいっす。
地元の漁師さんの憩いの場みたいですねー。
お邪魔しました。
すっかり冷え切っていたんだけど、お湯に入ったら、いつまでもぽっかぽか。
手足もアツアツで帰れたよ。


とろけたまんま、峠を登り、
行きと同じような状況だったけど、
知床八景のひとつってことで、一応頂上で車を止めて下車。




知床峠からは、羅臼岳や国後島を望むことができるそうです。

 

晴れてれば。




記念撮影も試みたけど、激しい強風にカメラが煽られ、無理でした。。寒いし。


いつか晴れているときにまた来るからね。 


知床斜里側に戻り、観光スポットとなっている場所をくまなく散策。
その様子は、また次の記事で。 


 


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