凡峰の徒然日記

 日々の出来事や普段考えていることなどを自由に書き記していきます。(山や旅の話題が多いけれど…)

BCL

2011年12月03日 | 考えていること
 小職が中学生の頃、BCLブームが到来した。
 BCLとは、主に海外の短波放送を聴いて、その受信状況などを放送局にレポートすることにより、放送局が聴取証明書(ベリカード)を発行し、それを収集するもの。
 時のインテリジェンスな男子中学生はそのカード集めに没頭したものだ。今となっては実に高尚な趣味ではないか。
 小職はベリカードこそさほど収集できなかったが、愛機「東芝トライX2000」を机上に配備し、勉強の傍ら、BBC(英国)やDW(ドイツ)、アンデスの声(エクアドル)などの日本語放送は勿論、VOA(米国)等の難解な英語放送をよく聴いたものだ。
 特に、深夜・早朝にアフリカや中近東の難局・珍局をキャッチした時の喜びや感動は、パソコン、携帯しか知らない豚娘や豚息には到底分からないだろうなぁ。
 中南米局が一番難しかったかなぁ、個人的には、放送開始音楽=インターバルシグナル(IS)の美しい、ラジオタシケント(ソ連、今日のウズベキスタン)が好きだったね。当時、共産圏は国威発揚の場として海外放送には力を入れていたからね。
 深夜、手に汗を握りながらアナログラジオのダイヤルを回してチューニング、そして雑音の中から微かにISと母国語訛りの英語のアナウンスが始まる。遠い異国に想いを馳せ、情景を想像しながら耳を傾ける。う~ん、本当に良き時代でしたね。

 
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