〔地蔵岳から望む飯豊本山〕
8月29日(土)、満を持して飯豊本山(2,105.2m)へ。昨年の8月は「だまし地蔵」付近で撤退したため、本山アタックは高校山岳部以来約40年ぶりになります。
今回は中津川口からのスタンダードルート、大日杉小屋からの本山ピストン、本山小屋泊の一泊二日のコースを予定しています。同行する予定であった尾花沢山の会のSさんが急遽都合が悪くなったためソロで挑みます。
大日杉小屋を早朝5:00前に出立します。
有名なザンゲ坂を上から見下ろすとこんな感じ。クサリがありますが使わなくても十分登れます。
御田の大杉です。
この後、急に雨が降り出しました。が、20分ほど雨宿りしたら止みました。
昨年撤退した「だまし地蔵」から望む飯豊本山。天候が回復しましたね。
御坪に着きました。
山の天気は変わりやすい。ガスが上がってきました。
稜線上の切合小屋が見えてきました。
11:40、切合小屋に到着です。途中足止めはあったもののほぼコースタイム通りです。
久々の重装備でヘロヘロです。ここから本山往復4時間とのこと、予定変更です。ザックを小屋にデポし本山アタックします。
よって今夜の宿泊は、切合小屋に変更です。(素泊り3,000円です。)
12:00、軽装備で小屋を出立です。軽快です。
岩稜部の「御秘所」の前に鎮座する姥権現。急に現れるのでちょっと怖い…
最後の急登、御前坂。
飯豊山神社の手前の本山小屋まであとひと踏ん張り。
13:40、本山小屋に到着です。
山頂まではほぼ横移動です。山頂が見えてきました。
13:50、飯豊本山山頂に約40年ぶりに到達しました。
居合わせた若い岳人から撮っていただきました。ガスで眺望は得られませんが、感慨無量です。
帰路、本山小屋で登山バッジと冷えたコーラ(500円)をゲット。こんな旨いコーラは地上では絶対飲めない!
本山小屋直下のテント場です。高校時代はここでテン泊しました。
イイデリンドウ、青紫色が目立ちますね。
16:00前に無事切合小屋に到着しました。週末ですが意外と空いています。天候が不安定なことに加えてコロナの影響でしょうか。
百名山を目指している札幌の岳人は、昨日は安達太良、明後日は大朝日に登るそうです。
さて、翌朝。天候が心配なので、4:15にヘッドランプを点けて小屋を出立します。
7:00前、地蔵岳に到着。何だか雲行きが怪しい…
「だまし地蔵」を過ぎたら、やはり雨が降ってきました。
雨の中、大木の根っこに足を滑らせスッテンコロリン。気を付けないと…
9:00前に何とか大日杉小屋に戻ってきました。お疲れさまでした。
さて、高校山岳部当時の飯豊山行を振り返ると…
一日目
新庄駅~小国駅~梅花皮荘~温身平(泊)
二日目
温身平~石転び沢~梅花皮岳~烏帽子岳~御西岳(泊)
三日目
御西岳~大日岳~御西岳~飯豊本山(泊)
四日目
飯豊本山~切合小屋~地蔵岳~大日杉(泊)
五日目
大日杉~岳谷~羽前小松駅~新庄駅
全てテン泊、当時のテントは実に重かった。ラジウスやコッヘル、燃料や食料も。今では絶対にムリ、高校生だから出来たのでしょうね。
飯豊山はやはり「いいで」。日本アルプスに負けない魅力がありますね。