goo

上海で「中国国際輸入博」始まる!

上海で「中国国際輸入博」始まる!

オーストラリア首相が開幕式で演説!

アメリカ政府機関も参加!

日本企業も参加!

               (働き人にいいぶん885号より抜粋)

 中国の上海では11月5日、第6回中国国際輸入博覧会(輸入博)が始まった。輸入をテーマにした博覧会は他に例がなく、規模も最大級。154か国と地域から3400以上の企業が参加している。この博覧会はあくまでも「中国にとっての輸入」で、中国企業の出展はない。この博覧会は6年前の2017年5月、「一帯一路」国際協力サミットで習近平主席が2018年から開催すると発表したものだ。今回の博覧会では442件の新製品、新技術、新サービスが初公開される。
 今回はアメリカの農務省も参加した。アメリカの政府機関としては初めての出展だ。アメリカ産の大豆やトウモロコシを売り込む。
 前回までの5回の博覧会では合計2000件を超える新製品、新技術、新サービスが公開され、契約意向額は3500億ドル(1ドル150円⇒52.5兆円)にのぼった。



 今回、オーストラリアのアルバニージー首相は開幕式で、「オーストラリアと中国はルールに基づく貿易でともに発展してきた。お互いの利益は合致している。」と述べた(写真は李強首相と握手するアルバニージー首相)。ロイター通信では6日に習近平氏と会談の予定(6日現在)。
 この博覧会をひらく目的は、「世界が豊かになることが中国を豊かにし、中国が豊かになることが世界を豊かにする」「人類運命共同体」の理念のもと、日本を含む欧米が一国主義、保護主義、「自分さえよかったらよい」という考え方に傾く中、中国の市場を全世界に開放してその流れを変えようというものだ。
 「中国包囲網」の一翼であるはずのオーストラリアの首相が参加し、「一帯一路」をさんざん攻撃しているアメリカの政府機関やその周辺国の企業さえチャッカリ参加している。「勝負あり」ではないか? 岸田首相よ!「中国敵視」はすでにハシゴを外されている。
あなたは自分で「日本包囲網」を築いている!(報告山橋)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )