西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

監査委員制度のあり方

2008-04-14 08:37:03 | Weblog
 監査委員の残りの任期が2カ月を切りました。慣れ親しんできた頃には、もう終わり、です。現行の監査委員は市長の選任権に基づき、議会の同意を得て任命されるわけでありますが、監視・批判の府としながらも、執行機関に対して強い姿勢で臨むことはなく、内身の内部監査に終わり、責任の所在も曖昧で、その機能は半減している迎合監査であり、御用監査であります。
今の監査委員が議長・副議長選出問題同様、政治的駆け引きの道具に使われ、
今のなお低い議員に対する評価となっており、議会の活性化に対する期待もされていないということであります。
近年、特に「住民監査請求」が増え、その度に「監査委員は何をやっているのだ」・「誰のための監査委員だ」という批判と議会としての監視機能も問われているわけであります。
 中途半端ななれあい監査を無くすためには、「監査委員制度の独立性」を確保する必要性があるのではないか?如何ですか。

外部監査機関の設立

2008-04-12 08:46:28 | Weblog
 市から完全に独立した監視機能を備えた教育委員会に似た監査機関を設けるべきと思います。今までの市内部の監査では、緊張感がなく、監査委員の指摘を真摯に受け止める職員が少ないものと考えるからであります。
これが外部監査であれば、監査人が独自に指摘した改善策の実行状況を常時チェックでき、監査報告における職員の受け止め方も違うと思われます。
今、県や政令指定都市・中核市は導入が義務付けられており、そのほかの市町村でも条例で設置できることになっております。

ぜひ、我が津島市でも導入を検討すべきであり、外部監査による健全化・管理機能
の充実を図り、公費の無駄使いを改めるには、今のアクションプラン以上の成果が見出せるものと信じております。

「概ね良好」、という監査結果報告

2008-04-11 12:32:21 | Weblog
監査体制の問題点
(1)、監査が一種の儀礼的なものと、職員はじめ皆さんは解釈されている。
(2)、抽象的な監査論に終始し、実務的な面から捉えていくことが難しい。
(3)、監査が効果的・効率的に行うことが課題となっている。

(1)、について
監査を受けるという緊張感が少なく危機意識も欠如し、細かな指摘・改善要求にも消極的であります。
(2)、について
会計事務・契約事務・補助金等交付事務についての書類の不備、部署によっては職務が煩雑で忙しく、監査における対応が追いつかない。
(3)、について
人事異動によって、事務担当に不慣れであり、十分な指導もされてこなかった結果、指摘項目に対して回答ができない状況であります。

 今後は「違法・不当」を指摘するだけでなく、具体的な解決策を見出すことのできる指導法を考えていく必要があります。近年におきましては、「住民監査請求」も増加する傾向にあり、これに迅速に対応するためにも普段から効果的・効率的な監査が重要と考えております。
 

議会改革検討会、パートⅣ

2008-04-10 17:38:34 | Weblog
 ボランティアの垂範・率先活動
「安心安全なまちづくり」を標榜しているなら、そのためには前面に立って奉仕活動を率先して行い、地域と一体となって取り組む工夫が必要ではないか。
例えば、市議団の「防犯パト隊」の編成、市役所周辺の清掃等、実際に行動に映す努力が必要ではないか。

以上、1週間にわたり、議会改革の新生クラブの提案を列挙させていただきました。最後にこれらを提案するにあたり、市民の皆さんの意見を最大限集約し、
身近な問題を活発に論議できる新たな仕組みが構築されることを望むものであります。

議会改革検討会、パートⅢ

2008-04-09 17:50:54 | Weblog
 施設訪問・現地視察等、研修・調査・検分の実施
議員視察・研修により得た知識を如何に津島市政に反映させることができるか。
市内の関連施設・現場等へ直接出かけ、状況を把握し、先進地で学んだことを転用あるいは還元することが可能か、善し悪しの判断材料にもなり、この研修を積むことによって市民に対してキチット説明することが、責務であります。
 これまでは「議員視察」そのものが「修学旅行気分」の物見遊山で終わってしまった側面がありました。(そういう私も視察の報告書で満足してきた節がありました。反省!)

地方分権時代の議会人としての使命、パートⅡ

2008-04-07 22:15:45 | Weblog
出前講座の活用
常任委員会ごとに区分し、班別に編成し、各団体代表者はじめ一般市民を交え懇談し、テーマを決めて勉強していく。
市民の悩み事、心配事を吸い上げて、把握し、検討していく。それを一般質問等に活用し、政策を論じ、議会に反映することによって、活性化を図る。議会と市民との距離を縮めるだけでなく、行政をも身近に感じてもらえる絶好の機会と捉えています。参考までに、「市政のひろば」4月号にテーマごとに取り上げている課題が表示されています。「どうしたら、議会は市民との距離を縮めることができるか」であります。



地方分権時代の議会人としての使命

2008-04-06 18:31:02 | Weblog
 「なんで議会に対して関心が集まらないのか、注目度が低いのか」、
現在の議会制度を抜本的に見直し、地方自治の確立のため我々は何をなすべきか、
真剣に討論すべき時が来ています。
大方の見方としては、テレビ・新聞などで報道されているとおり、行政のスリム化・合理化が至上命題であり、議員にかかわる経費(議員数・報酬等)も削減することが当たり前のような論調であります。これは裏返すと「今の議員の活動内容からすると、期待が持てない・つまらない等の理由で、市民の関心が低く、評価されていない」ということであります。
 内容は市民と1番身近な問題、それは医療であり、教育であり、また福祉・環境門であります。その内容自体に関心が高いのですが、「議会がセレモニー化している、市長・行政の追認機関であるような印象で、市民が見ていても審議が面白くない」ということであります。
これは知ろうとしない市民の無関心のせいでなく、市民の関心を喚起する努力と工夫を怠ってきた議会側の責任でもあり、この際、議員一人ひとりが「議会改革に具体的に何をすべきか」自覚することが大事であります。
市民のニーズを吸収し、関心度の高い問題、施策を取り上げ議論すれば、市民の反応は大きく、関心は高まるということであります。

 結論からしますと、議会審議を面白くするには、政策的な議員立案を増やし活性化するしかないと思っていますし、そのことによって市民から「議会も努力している。やはり、市民の意思を行政に反映させるには、絶対議員は必要だ。」という評価をいただくべきと考えています。
今後、議会活性化のために議員立案能力は必要でありますし、市民により身近でインパクトのある問題から着手し、市民の立場から立案することが求められていますし、そのために自らが勉強しないことには今の議会に向けられている厳しい目を改善することは不可能であります。

 

議会改革検討会

2008-04-05 08:09:18 | Weblog
 「議会改革」、とても素晴らしいことであります。
しかしながら、財源確保のための削減効果ばかりが強調され、これによって議員の足かせになったり、議会の本来の機能が十分発揮できなければ、我々も政治責任を全うできず、結果、市民を裏切ることになります。
問題は、現行の議会制度を抜本的に見直し、議員もこれに対応した認識を持ち、「具体的に何を改革すべきか、」であります。
言い換えれば「どうしたら議会は市民との距離を縮めることができるか」「地方分権時代の議会としての使命」であります。
「ゆりかごから墓場まで」、地方自治の確立のため、我々に何を求められているのか、何をすべきか、自覚が求められているのであります。
市民の側も、あなた任せではなく市民の手で「知る権利」をもっと主張し、開かれた行政、風通しの良い議会にすべくその役割を果たすべきであると思いますが如何でしょうか?

財政改革プラン(アクションプラン)の効果

2008-04-03 19:36:01 | Weblog
 本日の中日新聞、朝刊に報道されておりました。08年度財政行動計画(アクションプラン)の効果額、10億円。財政改革の目標を本当にクリヤーできるのだろうか?
先ず、病院経営を切り離して、公表していること。
次に、職員削減効果と補助金カットで財政状況を改善できたのであれば、「何でいままでこれをしてこなかったの?」という市民の手厳しい声があります。
 職員手当の見直し、事務事業の見直し、補助金の廃止・縮減等は、特に目新しい施策ではありません。ましてや、老人医療費の扶助費の廃止・削減は時代に逆行する、まさしく、先ず財源確保のための削減計画ありきの「弱い者いじめ」に他なりません。
縮小均衡に向かう、何とも夢のない話であります。
なんでも「お荷物」の公共施設は民間委託で、お任せ。
市民の協力でなく、市民の犠牲のもとで「行動」という花を咲かせようなんて、虫がよすぎる話です。