西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

選挙戦の行方

2011-03-31 10:47:48 | Weblog
どこの選挙戦の会場に出かけても、「防災一色」、今に始まった事ではないのに。
これはこれで、防災の自己啓発の意味でいいのですが、如何にも自分が目一杯の防災対策に力を入れてきたかのように、演説を始める事でしょう。
それでしたら、今後、自分がどこに立って事をなすべきか、目的を述べてほしいものです。これからは「防波堤」のコンクリートまでケチる事はしませんよネ。
この時期、自衛隊の悪口は言えないのですカネ。
都合のいい時、都合の良いようにしか言わないのが、「政治家」です。

4月は、私たちの選挙。このブログを宣伝にすると誤解が生じますので、1か月間、お休みしますので、悪しからず!すみません。

防災一色

2011-03-30 20:53:22 | Weblog
こんな時だから止む負えないのか、災害の怖さ・防災の大切さ。

怖いのは、委縮して、全ての活動に停滞、後ろ向きになり、元気を無くす事。みんなが「強い日本」・「元気な日本」を叫ぶようになりました。
でも、1番怖いのは、時間がたてば、また忘れ去られ、能天気に戻る事。
「対岸の火事」のごとく、他人事のように無関心になり、日日の生活の煩雑さにかまけ、備えを忘れてしまう事。

防災と地域コミュニティーの問題、パートⅡ

2011-03-29 22:28:56 | Weblog
<平成21年3月定例会、代表質問>
2、防災対策の件
*浸水被害の防止策と天王川西部地域の排水対策について
*災害情報収集協力員制度の創設と町内単位での自主防災組織の機能の充実について


防災対策の件

質問
(1)防災安全面から、災害時、行政はどのように市民に知らせ、どう対処すべきか。
天王川西部地域の排水対策について進展は見られるか。
(2)市民が災害情報を提供する、ボランティアの「協力員制度」の創設を検討すべきではないか。
町内単位で防災組織を細分化して、有効に機能するか、最善の方法を模索しているが、こういった活動を応援していただけるのか。

総務部長
災害時における初動態勢が重要であり、早期の情報収集と迅速な避難場所の開設に努める。
災害情報収集協力員制度は価値あるシステムであり、各、自主防災会と協議していく。今後、町内単位で組織的な活動ができるよう支援・育成に努める。

建設部長
排水対策事業は極めて重要、現在、排水能力は格段に向上しておりますが、一層の改善に向けて取り組む。

市長
防災の知識・技術等の普及のため積極的に地域に出向き、出前講座の開催等で市民に周知していきたい。

<平成21年12月定例会、一般質問>
1、地域コミュニティーの充実と支援策について
2、地域コミュニティーの問題点

コミュニティ制度の充実と支援策(要約)
(1)、地域コミュニティの充実と支援策
なぜ今、地域コミュニティが必要なのか。
少子高齢化の流れとともに、社会情勢も変化し、核家族化も進み、取り残された高齢者や子育て家族に対する支援をはじめ市民の生活に直結する課題が次々と生じてきております。郊外に新しい住宅・スーパーが立ち並び、都市化が進んできますと、そこに移り住む住民の価値観も多様化し、地域における連帯感も希薄になり、従来からの自治の相互扶助の機能低下が指摘されるようになりました。こういった課題に対し、市民が協力し、地域の問題として解決していくことが求められております。
そしてそれを基に「老人会」「子供会」「婦人会」「青年会」等が組織化され、地域問題において社会貢献を目指すNPOや市民グループ・サークル等のテーマ型コミュニティが盛んになるなど、コミュニティの在り方も多様化しつつあります。
行政も、「地域コミュニティの組織作りと重要性」は十分認識されて見えますが、今後とも持続可能な地域活性化の担い手として、どう位置付けされておるのか。地域の自主性を尊重・独自の取り組みに対して、どういった方向で行政支援の在り方を検討されるか。
(2)、地域コミュニティにおける問題点
高齢化が進み後継者もおらず、祭りごとや地域行事さえも維持できない「町内会」が浮き彫りになり、アパート・マンションが増え、隣近所との交流もなく、町内会との関係も希薄になり、「町内会」に加入しない世帯も増えてきております。
生活に身近な問題を真っ先に解決できるのは「地域のコミュニティ」であります。
そして、町内に問題が生じた場合、当事者の努力、町内会長・嘱託によるコミュニティの参加・活動への呼び掛けは必要でありますが、こういった時こそ、行政は相談役として的確なアドバイスと日頃からの連携を密にしていただきたい。その際に、リーダー等、人材の確保と育成は必要でありますが、どう考えて見えるか。


お互い様

2011-03-28 07:51:26 | Weblog
今回の地震災害。この地方も「イヤな予感」、当たらなければいいのですが。
世界各地で起きる異常気象。例えば、「エルニーニョ現象」しかり、日本でいえば、「ゲリラ豪雨」・「夏の猛暑による熱中症」等。所詮、自然の脅威には人間は非力なんです。「絶対安全」な所はありません。
津島市議会では、議員自ら「義援金」の募金箱を以って、スーパーの前に立ちました。
必死に声を挙げました。明日は我々が助けてもらう番になるかも知れません。
「お互い様」の助け合い。
我々にできる事は「贅沢は敵」、「電気やガソリンの節約を」。
我々のできる事はこんなことぐらい。でも何かせずにはおれません。

注、出来る事なら「今すぐにでも現地に行き、ボランティアで働きたい」と思う方へ。
先ず体力に自信がありますか?
最低1週間はおれますか?
この期間、自分で寝泊り・食事が出来ますか?被災者の食事を当てにしては本末転倒。
交通費を含めて、全て自費で賄う事が出来ますか?

嬉しいプレッシャー

2011-03-27 08:52:02 | Weblog
有難い話。私の活動に共鳴していただき、積極的に申し出て頂き、お手伝いをかってでて頂いております。
今は現役を引退され、悠々自適とは云うものの、そこまでできるものではありません。今後、私も裏切る訳にもいかず、逆にプレッシャーに潰されないか、不安になって来ました。それほどまでに一生懸命やっていただき、大変感謝しています。
議員になる明確な目的や指針を示す必要もあります。そして「何をなすべきか」、「どう応えていくか」、この命題は一生かけて考えていかなければなりません。議員になるよりも、「人としてすべきこと」を学ぶ訳です。
少なくても、うわさやデマに左右されてはなりません。この当たり前のことがなかなか難しい。震災は遅かれ早かれ、間違いなくやって来ます。そのためにも私自身、果たすべき時が必ずやってくると信じて、立候補するわけです。

防災対策に関する件、答弁

2011-03-26 13:52:23 | Weblog
平成20年、9月議会定例会の一般質問に対する答弁。
市長:
警報発令時点で職員を招集、災害対策本部を立ち上げた。
被害状況の調査へ職員が出向き、把握したうえで、市民の問い合わせに対応している。
「被害申し出書」(現状は変わってきている)については、全戸配布をして、本人または嘱託員に回答を提出していただき、しっかりとした分析を重ねていく。
総務部長:
災害時の救助・支援体制について、消防・警察と連携を図り、整えていく。
しかし、大規模災害時には、自主防災会、コミュニティー組織を中心に地域の人々が力を合わせ、一体となった活動こそが大きな効果を生み、被害を最小限にとどめる事が出来る。
今後、防災訓練を通じて組織的な活動が出来るよう、支援・育成を図っていく。
情報収集能力、現場の指揮系統、初動体制等につきましては、現行では24時間体制で警報発令が入り、その情報を防災関係部署に伝達しているが、今後は少しでも早く対応するため、メール配信などの早期伝達システムづくりに努める。
いち早く情報を収集するとともに、近隣市町村及び関係機関との情報交換をする事で、地域の安全確保のために努力していく。

防災と地域コミュニティーの問題

2011-03-25 14:23:58 | Weblog
今度の統一地方選挙、争点はやはり「防災問題」。
過去、私の一般質問で「防災」・「コミュニティー」を取り上げた時期と項目を紹介するつもりです。
以下の通り(質問内容の概要)

<平成20年9月定例会、一般質問>
1、防災対策の件
*この度の集中豪雨による、この地域の被害状況と分析、今後の課題について
*災害時の救助・支援体制(避難誘導の方法と手順)について


順次、概略をお伝えします。

<平成20年9月定例会より>
防災対策の件

Ⅰ、防災対策の件
1、この度の東海地方の集中豪雨の被害状況について
去る8月28日から29日にかけての、この度の東海地方の集中豪雨に際しましては、今議会冒頭、市長からも状況説明とお見舞いのお言葉をいただきましたが、その後被害状況が拡大された旨、担当課より報告を受けました。この地域の皆様方には大変なご苦労をお掛けし、被災された方にはこの場をお借りしまして重ねてお見舞い申し上げる次第であります。

この集中豪雨による被害も自治体により格差が大きく、特に岡崎市では年間の総雨量の3割に当たる447.5ミリに上り、8月末現在では床上・床下浸水被害は東海3県で1万1526戸に達し、県内の農林水産物被害も11市町で5億円以上、未だ把握できていない部分も多く、さらにその後の被害報告では拡大していると聞き及んでおります。
岡崎市のほか名古屋市でも2000年の東海豪雨以来の災害救助法(これは災害復旧に向け、国などの支援を受けられる制度で、復旧にかかった費用は国と県が半分ずつ負担するというもの)の適用を受けております。

津島市においても各所において被害が出ており、状況把握に遅れも見られますが、現在までのその被害状況をお答えいただき、その分析結果の説明をお願いいたします。
また被害申出書を各世帯に配布し、被害状況を取りまとめ、課題となります問題点を探り、今後市としてどのように対処すべきか、十分検討する余地があると思われます。
警報が出て、職員の方も召集・待機され、災害状況の把握と市民からの問い合わせ等の対応に不眠不休に近い状況のなかで大変ご苦労されたわけでありますけど、実際被害にあわれた方はそれ以上に不安な日々を送っておられます。

毎回、集中豪雨のたび、地盤の低い方は水につかるこの季節は大変不安な生活を強いられ、今回、議会での質問でぜひ取り上げてくれという悲痛にも似た叫びは、裏返せば行政に対して相当の不信感を抱き、「怠慢」・「無策」を嘆いて見えるわけであります。被害状況の調査にどれだけの時間を要するかわかりませんが、分析結果を充分把握し、この教訓を生かせていただけるよう、強く要望いたします。

私も今後も注意深く見守り、再度機会をとらえて、発言してまいります。





来年「伊勢湾台風から50年」と云われております。以前、地元の県議の尽力と住民の協力もあり、農業政策の一環として水路が整備され、排水処理もかなり改善されたわけでありますが、これほど短時間に大量の雨が降りますと、処理能力の限界を超え、追いつかない状況であります。

学習効果を生かすためにも、多額の費用と時間がかかることも承知いたしておりますが、なお一層の排水対策はじめ社会資本の充実が待たれるところであり、将来にわたって、広域で処理されるなかにあっても、最優先で取り組んでいただくために、どのような方向性を探ればいいのか、検討してください。
地域の長年の悲願を叶えてこそ、「安心・安全のまちづくり」を標ぼうされて見える市長の公約でもあり、我々の使命でもあります。

2、災害時の救助、支援体制について
「災害に強い都市づくり」を目指すには、先ず行政任せでなく、個人でできる備え、しかも「災害は起こるもの」という前提で備えておく、というのが基本にあります。
今回の集中豪雨による被害の大きかった岡崎市では、気象庁の警報発令頼みの判断で初動が遅れた、と報じられておりました。予想の難しいこういった「ゲリラ豪雨」は近年急増しており、地域のローカルな気象情報をいかに早く得ることができるか、であります。
地震や風水害等の危険地域を確認された場合、いつ、どのような手段・方法で、どこへ避難誘導をすべきか、各防災組織が独自で判断することが非常に難しいと思われます。
特に災害弱者には地域の助け合いと共に、行政の指導・協力も必要になります。
自主防災組織と云っても校区・町内によってかなりの格差もあります。
災害時に地域を巡回してみても、どうしたらいいものか、できることは「元気」を与えるぐらいでほとんど無力に近い状態であります。
こういった時に、自主防災組織が有効に機能するかどうか、が問題であります。
この辺のことを行政はどのように把握して見えるのか、救助・支援体制について、行政としてできる対応についてお答えください。

今後は、防災組織なり、更にきめの細かい指導・指揮系統を行政は確立すべきであると申し上げます。


1問1答式
(1)、今回の集中豪雨に対し、情報収集能力、逆に情報過多による混乱等、現場の指揮系統や初動態勢はどのようになっておるのか、お聞きいたします。
迅速に、しかも効率の良い防災態勢を整えることができるのか、少なくとも市の職員を無駄に待機させることのないよう災害対策本部のあり方も含め、適切に人員を配置していただきたい。

(2)、災害時に、市民から数々の指摘を受けました。「市役所に何べん連絡してもつながらない」とか、「寝ていて気がついて玄関を見に行ったら、家族の靴やスリッパがぷかぷか浮いていた」とか、「夜中の12時近くに老夫婦が避難したいから助けてほしい」とかいうパニックに近い声がほとんどであります。或いは「日光川が危険水位に達した、という報道があるがどうだ」という問い合わせに、状況がつかめません。教えてください。

(3)、災害が発生した時に自主防災組織の活動について、今後、市がどのように関わっていくのか、教えていただきたい。







「町並み再生」のシンポジウムより

2011-03-24 09:22:56 | Weblog
「津島の歴史的町並み」(本町筋)についての講演。
地形的な事、低地にある小高い処(自然堤防上の町)と人口的・政略的(鍵型屈折)な狭い道路。
地蔵(結界=入口)とお社(市神社=守護神)の存在。点在する寺院の「間口は狭いが奥行きの深さ」を物語る。
茶室ロード(抹茶文化)の存在は当時のお茶を通じてのふれあいの場があり、街道筋が繁栄した事を物語る。
かように、歴史的に見て「津島の文化は隆盛を極めた」と云うこと。
当時は「出来上がるべくして、出来上がった、最善なまちづくり、才能あふれる設計士が多くいた」と云う事。
津島人はこれを誇りに思うべし。今後も大切に保存すべきと教えてくれました。
当たり前のように「津島町並み」の配列が近代的な観点のみから考え、利便性の追求に走っている自分を恥じる次第、「目からうろこ」の興味ある話。


未来ある子どもたちの為に

2011-03-23 10:36:45 | Weblog
精一杯の元気、子どもの「けな気な行い」。被災地を勇気づける、まさに「宝」。
この未来ある子どもの為に、我々も出来る事から始めなければならない。
昨日、仕分けた「救援物資」、御厚意に甘えて届けてきました。
救援物資は22日より、愛知県民センター(海部事務所内)、2階で受け付けております。
津島市では「防災安全課」を窓口に、25日(金)より31日まで、(春休み期間)各小学校区で受け付けておりますが、
救援物資の品目が限られておりますので、要注意です。詳しくは津島市まで。

遠く「ふるさと」を想い、涙する

2011-03-22 21:09:43 | Weblog
遠く被災地を想い、「テレビ報道で知る悲しい現実」と「何もしてやれないもどかしさ」に胸を痛め、寝る事も出来ない。
両親はじめ親戚が住む「福島原発」の隣町。安全は確認したものの避難先へ届ける事もままならない現状。
この話をしていただいたのが、津島に暮らし、「肺がん」で闘病して見える御婦人。
自身の病気の事を放っておいて心配される先は、「地震・原発被災地」の事ばかり。気丈にも見えましたが、目に浮かべる涙は、何故かウツロ。「こんな遠くにいても心配している多くの人がいます、国民皆で今の困難を分かち合い、助け合いましょう。」こう訴えているようでした。
それが私たちの責任であり、誇りでもあります。
津島にいて、改めて、こんなことを教わりました。