西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

行政視察、渋川市(一部抜粋)

2008-01-31 20:46:42 | Weblog
 群馬県渋川市への行政視察(尚、詳細は視察報告書にて提出)
 平成18年2月、1市1町4村が合併し、新「渋川市」が誕生し、現在、新市への移行に向けて、構成市町村間で事務事業や例規等の調整を進めている。
 東京から120Kmの距離にあり、利根川と吾妻側の合流地点、東に赤城山、西に榛名山に囲まれ、南には関東平野が広がる地点、まさに「からっ風」が吹き荒れ、冷たく、乾いた季節風の真っ只中におりました。
ちょうど、「津島市」が海部地域と一体になった、「濃尾平野」が木曽・長良・揖斐川の恩恵を受け、北に関が原・伊吹山系、西に鈴鹿山系に囲まれた地形に類似しております。
 歴史的にも、江戸時代に宿場町・市場町として発展、わが町の湊町・門前町として発展してきた経緯と重なる部分もあります。
現在は、合併により、人口規模はわが市と変わらぬものの、面積は10倍の広さがあります。上越新幹線の開通に伴い、東京からの距離を縮め、日帰りもできることから、一時落ち込んでいた「伊香保温泉」への湯治客が急激に回復し、今後合併効果が出るものと期待している。
この地域には美術館やアミューズメント施設が数多くあり、「アルテナード」(芸術の散歩道)の愛称をつけ、日帰り温泉施設と共に多くの観光客を呼び込んでいる。
産業構造は都市化の進展に伴って、第一次産業の減少が進み、車社会の発達に伴う商業機能の分散化傾向に拍車がかかり、商圏は郊外に移りつつある。
広大な土地と豊富な電力や水資源を利用しての化学、鉄鋼(日本化学、大同特殊鋼、関東電化)など、重化学工業、その後、金属、機械、飲料、食料品などの企業が進出している。
ちなみに、渋川総合病院は150床の広域行政連合で経営しており、やはり医師の確保に苦心して見えると言うことです。―――以上概略

<調査事項>
「地域の文化財を生かしたまちづくり」の件
1、その取り組みについて
地域の文化財、国指定・登録:11件、 県指定:37件、 市指定:122件
合計170件(19年10月末現在)
地域の文化伝承団体、(神楽・獅子舞・屋台囃子等15団体)、その中でも「上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会、150人」が19年11月24、25日に行った全国地芝居サミットは盛況を極め、委員会の意識高揚に繋がる価値のあるイベントであったと言うことです。(尚、研修後、上三原田の歌舞伎舞台へ案内いただいた市の教育委員会・文化財保護課の長谷川福次様に感謝します。)
 JR上越線、渋川駅より市役所まで徒歩20分、その中心市街地商店街の求心力は低下、駅前も閑散としておりました。(お昼時の時間帯でありました。)
このため現在、土地区画整理事業と並行し、道路拡充や駐車場整備等の商業環境整備に努めてみえます。
 市街地と伊香保温泉を結ぶ県道沿いに美術館・アミューズメント施設が多く、イタリアの都市と姉妹都市であることから、イタリア語で芸術の散歩道と言う意味の「アルテナード」と名づけ、野外彫刻も点在し(20数箇所)どこでも「美」と出会える空間を作り、観光客を呼び込む努力をしている。
2、今後の取り組みについて
 合併したことのメリットを享受するため、統合した文化財をいかに活用するか、また、文化財に興味を持つ個人のボランティア、各地域ガイド団体の活動に対する支援、同好会の意欲高揚等、課題がある。
 北橘・赤城両資料館、美術館、徳富蘆花記念文学館等のPR、活用
市内全域を芸術の森とする構想の拠点施設として配置している彫刻の活用
自然を生かした、公園・競技場・キャンプ場・広場等と温泉客・観光客の呼び込みに結びつける資源の活用
以上これらの環境整備と他にりんご農園やこんにゃく産地としての観光農業や農産物直売所の充実、魅力的な経営環境の形成に取り組んでいく。
 合併したことのメリットである、まちづくりの効果はまだ未知数であり、課題は多く残されておりますが、一層の地域開発と産業経済・文化の展望には可能性を含んだ雄大な構想に、我々も大変勉強いたしました。

最後に、渋川市議会議長・大島勝昭様はじめ議会事務局長・綿貫勝様、職員の方々には大変ご迷惑をお掛けいたしました、御礼申し上げます。 



来年度予算施策要望事項の分析Ⅲ

2008-01-31 19:52:59 | Weblog
2、病院会計の自主自立
 「努力したけどダメでした」では通らぬ話。
かなり行政当局では楽観的な見通しを述べて見えます。
医師の確保の問題、病院会計がそれですぐに良くなるような錯覚に陥っているのであります。
しかるに、仮に医師がすぐに確保できたにしても、今までのツケが余りにも重く、
容易に財政危機を脱却できる状態にはありません。
高額な医療器械のランニングコストさえ償却できず、病院退職者の退職金もままならず、ましてや患者がどんどん減っていき、未収金も手付かずのまま。
 こんな状態で「公設公営」でどこまでやっても、底なしの泥沼にはまった様相を呈していて、最後は市の一般会計をも脅かし、それこそ再建団体のレッテルが貼られる可能性が大であります。
 「市の看護学校の生徒さんでさえ、市民病院の行く末を危惧し、動揺を隠せない」と言うことも聞きました。目の前の病院の財政危機は、自分たちの学校の運営・管理も放棄し、勉学にも支障をきたすのではないか、憂慮する昨今であります。

来年度、予算施策要望事項の分析、Ⅱ

2008-01-22 20:57:01 | Weblog
 Ⅰ、市街地地域の整備(住宅環境整備と観光施策)
天王川公園中央広場整備にこれほどの費用を使って、どんな効果が得られるのか?
 
 事業概要
  事業費; 67,000千円
  工事期間;20年3月まで
 事業内容
  1、中央トイレ設置工事
       60、900千円
  2、中央広場整備工事
        6,300千円

 Ⅱ、このブログに何度も登場いたしましたが、「旧津島信金跡」の再活用問題
 津島市の財政窮状の現在、果たして当局は何を血迷っているのか?
これは近い将来、責任問題に発展すると思っております。
 結局、観光協会や民間のNPO法人まちづくりに押し付けるのがオチです。
 観光に一役買ってくれると誰が考えているのですか?
 どこまでいっても「平和ボケ」「ぬるま湯」につかった行政の感覚にカツをいれ、アクションプランを遂行していくことが、私の使命かもしれません。

 Ⅲ、未だ福祉の部門においては、健康管理システムのOA化が進まず、事業展開に支障をきたしている状況であります。
予防接種毎の対象者や未接種に対する接種勧奨業務を手作業で行っている状況であり、母子保健事業はじめ、他の国保事業、介護事業との重複補助等の把握・情報交換などができないという最悪な環境に置かれており、事務量も多く、適正な処理が出来ていないのではないか?
 平成20年度において、国保にかかる特定健診事業のための国保会計による電算化に伴い、高齢介護課、健康推進課の2課の健診等、データ関係も幅広く取り込めるよう、OA化を強く要望するものであります。
健康管理システムのOA化導入に、財政当局は何故消極的なのか、理由を聞かせてほしいものです。

 先ずOA化することにより、回数条件や他の施策における重複支援をふさぐことが可能であり、手作業で行っている事務の間違いや無駄を減らし、適正な処理をすることによって、期日・人数等大幅な経費削減効果が見込めると考えます。
まさにアクションプランの一連の流れと言えるのであります。
 現状では、市民の健康管理にも支障をきたす可能性があり、OA化することにより、結果通知等が速やかにでき、今後の市民の健康管理サービスにも繋がるのではないか、当局の答えが聞きたいものであります。

公園のトイレも観光の拠点も必要かと思いますが、ここに使われる一部の予算を
廻すべきであると強調させていただきます。

新生クラブ、来年度の予算施策要望事項の分析

2008-01-22 19:33:25 | Weblog
平成20年度、予算施策要望事項
(1)、経済活性化対策
企業誘致(用途地域見直し、優遇措置の具現化)と市街地整備(住宅環境整備と観光資源の掘り起こし)

 先日の新聞報道でもご存知かと思いますが、津島市が企業誘致競争に負けたということであります。
 先端技術企業の受け入れに関し、県の許認可を取得するまでの非常に高いハードル、時間的な問題が他の市町村と比較しても、とても太刀打ちできる内容でない、ましてや市の行政にこういった危機意識が希薄であることが原因と思われます。

農業振興地域の指定を受け、莫大な資金を投下してパイプラインを敷設いるところに企業の進出は認めないという県の基本的な方針は相当固いようであります。
 「それならどうすれば解決できるか、」市の担当者、行政の責任者は地域の将来に関して、どのように捉えて見えるか、次の定例会の一般質問で追及したいと考えております。
もちろん「企業特区」を設ける提案と、よその地域にはない特色ある優遇措置を講ずるべき提案をするつもりであります。
皆さんのお知恵を伺いたいと存じます。

 今まさに、市民との協働(人材)で、スピードをもった実行力でもって、
将来の津島市の持続可能な展望を図るべきであります。

議員自ら、身を削る思いを!

2008-01-16 21:46:42 | Weblog
 少しでも身を削る努力を!
先の12月定例会におきまして、議員定数23名から20名に削減するという議案が可決されました。
少数精鋭になれば、いいのですが?
この次の課題は「選挙公営費」の削減が最大のテーマであります。
選挙にかかる費用の削減であります。
今まではポスター費や燃料費の上限額まで容認されてきました。
1枚あたり単価は概ね3800円ほどですが、半額の「1900円以下で抑えることができないか」、また燃料代も1日当たり7350円を「5000円以下で抑えること」にしようとするものです。
 どの程度抑えるか、効果の程はどんなものか、まだ不確定な要素はありますが、
今後検証に値するものでありますし、津島市の財政状況からして、少しでも議員自ら身を削って皆さんに還元できたら幸いかと存じます。
他の市町村と比較しても、もっとスリム化できると思います。
皆様の意見をお聞かせください。

普段の備えと気配り・思いやり

2008-01-15 19:10:24 | Weblog
新年を迎え、皆さんそれぞれの立場で、これからも仕事・家庭に勤勉にいそしみ、決意を新たにこれからの波乱の時に備え、これを支え、守ることが重要なテーマであります。
時代は日々変動し、今までの不祥事はじめ豊かさに対する驕りが将来への波乱に対する備えを怠り、その咎めが一気に表面化してきたのです。

このブログにて、私の腰痛での苦しみを投稿したところ、各方面より、親切にご教示くださいました。あらためて御礼申し上げますと共に、こんな時・世相だからこそ、人の親切、ご好意が身に染み付きます。

新春、仕事初めに

2008-01-10 20:10:03 | Weblog
 休み明け、年末に遣り残した後片付け、年甲斐もなく力んで、腰をギックリ。
後はお決まりの、寝たきりコース。
腰痛とは10年来のお付き合い。椎間板ヘルニアで手術までいって、度々油断するとこの有様。完治するために、あちこちの治療院・接骨院で試みたものの、いまだその方策が見当たりません。教えていただけませんか。
 本年もまた、内に迷い、外に迷いが生じるスタートであります。

これで育つか、「観光力」

2008-01-06 09:31:27 | Weblog
 新年早々に、津島神社へお参りの出かけ、「今年こそは」の気持ちで祈願をしてきたわけですが、道中休憩するにも何もなければ、皆さんもただ黙々と帰途に着くわけで、活気が今ひとつないのであります。
市の産業振興課、観光協会とが一体となって、こういった参拝客に対する受け入れや今ある「観光センター」等の施設の活用、改良を進めていただき、名鉄、津島駅を結ぶ開発を視野に入れながら、全体として「観光」を考えていただきたい。
それには、今「津島信金」の跡でなく、名鉄、津島駅前の周辺の整備から進めることが急務であると思っております。
「道の駅」ならぬ「駅の駅」であります。
地元の農産物、「もろこ・なまず」等の昔ながらのこの地方の産物、あかだ・くつわ等のみやげ物、山車・からくりを展示できるスペースを設け、コンビニも併設し、市の玄関口としての駅周辺の賑わいを取り戻さないことには、市の観光力もついてこないと危惧しております。
 宮崎県知事ではないけど、それこそ津島市長が「何とかせな、あかん」といった気持ち・危機感があるのでしょうか?

初春

2008-01-04 20:37:06 | Weblog
 明けましておめでとうございます。
「光陰矢のごとし」、1年はなんと短いことか、正月を迎えるたびに反省しております。「学、なり難し」。本年も問題を抱えつつも、前進あるのみ、
ご支援、ご協力をお願いいたします。