西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

少子化社会

2010-07-31 20:29:12 | Weblog
高齢化社会の到来と共に、今は現役世代3人に高齢者1人が支える「騎馬戦」状態。55年には1人が1人を支える「肩車」状態になると予測されております。
この社会で子育てを支える「少子化対策」は待ったなしの状況、国の存亡にかかわる問題であります。
限りある財源の中、地域もどう云った優先順位で実行していくか、問われます。
3才と1才の子どもを育児放棄により殺してしまった悲しいニュース。
より怖いのは、これに気付きながら救うことの出来なかった社会。

若者に「少子化社会で、世も末」、こう結論を下されないよう、我々大人は頑張るしかないのであります。



ADHD(注意欠陥多動性障害)

2010-07-29 20:32:29 | Weblog
脳損傷から生じる障害として「発達障害」という言葉が広く知られるようになり、このことが原因で非行や犯罪に陥るのは「病気である」と云う認識でかたずけられようとしています。また、非行と云う問題行動が起きると「親のしつけ不足」として家族の責任が否定的に意味づけされ、親が問われるのも事実。

要は、「問題を抱える家族」をどうするか、即ち、「家族と共に問題を解決する」ことであります。私も今まではその家族のせいにしがちだったのでありますが。

リストカット

2010-07-28 20:02:54 | Weblog
彼女は本当に死のうとして、手首を切って傷つけている訳ではない。
家庭の内外でいじめを受け、この苦しみを受け止め理解してもらえるところもなく、解決する術もなく、希望を無くし自暴自棄になる。結果、何もかも嫌になり手首に傷つけ、血を眺め痛みを感じ「生きている」と云う存在を確認する。
この身近な社会で、多くの少年少女は助けを求め、その術も知らず、一緒に悩み考えてあげられる大人が余りにも少なく、そのこと自体が軽視されることに危機を感ずる一人です。

かと言って、彼女のやってきたこと・やっていることを肯定し、全てを信ずるには、膨大な労力・負担が伴い、限界を感じるのも事実であります。
無責任の親に向かって、「リストカット」。


熱中症

2010-07-27 21:40:11 | Weblog
「暑い、暑い、とにかく暑い」、いたるところ全てこの返事。
電気代の節約で、1日中近所のスーパーに入り浸り、顔見知りと情報交換。
こんな光景を見かけるようになりました。
特に熱中症の8割は高齢者。体調管理は直射日光を避け、水分補給をこまめに。
そして1番怖いのは、「けだるい」・「暑さ」を理由に運動不足、ダラダラ1日を過ごす
「なまけ・倦怠感」。気が抜けると事故を起こす原因となります。

皆さんも「暑さ」を吹き飛ばすくらいの元気で、この夏を乗り切りましょう。
カラ元気、大いに結構です!

歴史は繰り返す

2010-07-26 23:39:58 | Weblog
毎年、この時期「津島天王川まつり」で我が家も子ども・孫が一同に会し、賑やかな宴が開かれます。父母の健在な時も盆暮れ時は元気な家族の顔を見せるのが楽しみでありました。やがてこれも「世代交代」を迎え、主役が代わり、我々も消えていく運命にある訳であります。

人間社会もこの環境に適応して、紆余曲折しながら順送りに歴史を刻んでいく訳であります。決して時間は止まらず、この流れに竿をさすことは不可能であり、人間の欲とおごりは自分たちの社会を自ら「崩壊」へと突き進むのではないか?
華やかな祭りを楽しんでいる家族がいる半面、たったひとり、助けてほしくて路頭に迷う少女がおる、こんな悲しい社会の現実があるのです。

一人の非行少女を救うために

2010-07-25 13:32:59 | Weblog
親子の喧嘩から始まり、家庭不和の実情・崩壊のむごさは、正に社会現象・縮図と化しました。今、彼女が何を求め、どうしてほしいのか、周りの大人は理解しようとしていないのではないか。
「自分の娘もうまく育てる事が出来ない親に、なんでよそ様の子どもを導くことが出来ようか」、いつも反省ばかりが引っ掛かり、この事件をきっかけに、お陰で穏便に娘と会話が出来るまで勉強させてもらいました。
一人の非行少女を救うためにも、おおそれた、説教はやめて、自然体で接することが一番であると知らされ、そこには何の飾りもてらいもなく、素直に聞ける自分とどれだけの忍耐が必要であるか、十分に思い知らされました。
「なんとか立ち直らせたい」、こんな願いもただむなしく、一人の非行少女は安易であるがため、悪い方向へ突き進むのであります。

処遇指針

2010-07-23 20:52:18 | Weblog
「放っといて」、「大きなお世話」。こう云われたらもう解決する糸口も見つからない。
私たちは生活環境調整と遵守事項に沿った行動を促すために、処遇指針を示す役割があります。
この度は(1)、家族関係を改善することと(2)、社会適応能力の向上を掲げ、本人はじめ家族にも理解を求めたのではありますが、口で云うほどそんなに甘いものではありません。
「今、一人の少女が何に悩み、問題を抱えているのか、何を求めているのか、」家族の理解がこの子の未来・将来を決めるのです。
公の機関に救いを求めても何も解決してくれません。もちろん私の力だけでは到底救い出すことができません。そこに「無力な自分がいる事」に愕然とします。

悩み事相談

2010-07-20 18:23:36 | Weblog
県や市の出先機関、「悩みごと相談」=愚痴を聞いてくれる窓口、そのために多くの職員を配置して本当の悩みをどれだけ解決してくれるのですか?
良き相談相手、とんでもない!
人は皆、口ではかっこいいことを並べますが、実際は親身になってやろうとすればするほど、深みにハマります。
一人の非行少女を救うのに、どれだけの労力と時間を費やすことか。
「保護司」としての責任は、極めて重いことが分かりました。
そして何とも救いようのない「無力感」に、こちらが相談に乗ってもらいたい心境です。

ゲリラ豪雨がやって来る

2010-07-16 20:32:37 | Weblog
地元の町内は、低地にありながら治水状況も悪く、排水整備もままならず、毎年この時期に「ゲリラ豪雨」に泣かされ、ご多分にもれず、私も連絡を受け、土砂降りの中、見回りに参加するわけであります。
自然災害に抵抗してみても無力ではありますが、せっかく自主防災会も立ち上げたのでありますから、なんとか被害を最小限にする工夫を皆で考えてみたいと思います。先ず、大雨時の浸水被害を食い止める工夫・知恵がありましたら教えてください。
本日の新聞・テレビニュースの1面はその被害状況を伝えるものでありました。
毎年、災害被害におののく方は決まっている訳ですので、なんとか不安を取り除いてこそ、行政の仕事であり、公の使命であります。
「毎回、何のため、被害状況を調べて回るのですか。」町内では同じ質問がなされます。
少なくても分かっていても対処できない、対処しない「行政の怠慢」を指摘し、それが「人災」と云われないよう気を配るべきであります。
これを解決することが私の悲願であり、恩返しであります。



中学生の逮捕

2010-07-15 21:17:32 | Weblog
6月25日、7月2日両日、別々の事例でありますが、「中学3年生の生徒が男性教諭に対して暴力行為による傷害容疑で逮捕された。」と云う事で議会も委員会を設け(総務文教委員会)、教育委員会の真意を質すことになりました。
当然、暴力行為は許されるものではありませんが、そこに至るまでの加害生徒の親・保護者たるものの責任・対応の在り方が問われなければ解決しません。未熟なるが故の犯行であるにしても、どこかで押さえつけられ来たストレスをため、発散暴発する環境であったことは事実であります。学校や教育委員会は在学期間までの対応と責任で事はたりますが、本当はそこからの人生を生き抜く本人を「どうやって責任を持って指導していくのか」を考え、解決しなければ、いつまでたっても更生する道はありません。
「教育の限界」を口にする社会風潮ではウミを出し切ることは不可能です。
この生徒たちの「居場所」を無くす方向へ持っていくのが、教育ですか?