トラ・イアン・グルの部屋

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さよならの夜食カフェ マカン・マランおしまい 古内一絵

2020-08-17 10:13:35 | 本 2020年
マカン・マランシリーズ最終のお話

これで終わりなんて実に寂しい

マカン・マランの詳細は省略

母親を早くに亡くし
育ててくれた祖母も亡くして
父親と二人暮らしの希実

無理をしてお嬢様学校に入学した

最初は仲良くしてくれていた同級生と
段々うまくいかなくなる

一緒にお昼を食べる相手がいない「ぼっち」
それを恐れて
無理をして友達作りをしていたけど
学校以外で
自分の居場所が見つかると
そんなこと関係なくなるんだなあ

シャールが彼女に出した料理はティラミス

ティラミスってイタリア語で
「私を元気にして」
という意味だって

二話目は
前の話にも出てきた
有名シェフ芦沢庸介の話

SNSでのやりとりが原因で
炎上してしまった

そこから経営の危機に・・・

この章で以前から疑問に思っていた
客から代金は取っているのかという点が判明した

一律700円もらっていたけれど
お釣りはいりませんと
みんな千円置いていくようになったと
安すぎ!!

庸介はカフェで自ら料理を披露する
それはキャロットケーキ

シンガポールでは大根のことを
ホワイトキャロットといい
キャロットケーキとは
大根餅のことだった

厨房でシャールといろいろ話しながら
気持ちの整理がつていく庸介は
再出発する

結婚してセレブの仲間入りをした更紗

夫は三度目の結婚で
更紗には家事はしなくていいから
綺麗でいてくれと言う

しかし夫に女の影が・・・

夫はどうしようもない男だな

妻が若いうちはいいけど
少し歳を取ると
新しい女を作る

そうやって次々に結婚離婚を繰り返している訳

シャールの作ったたまごスープを食べて
母親から疎まれていたと思っていたのに
じつは愛されていたことに気付く

最後の話はシャールのことと
今まで登場してきた人物の
その後も書かれている

弟分?妹分?のジャダとの出会いも

大晦日に出されたデザートは
ガレット・デ・ロワ

このお菓子にはフェーブと言う陶器のアイテムが入っていて
切り分けた時
それに当たった人は王として
一年間祝福を受けるという伝承がある

シャールはその中に人数分のフェーブ入れた
イルカ 靴 本 ヨットなど

銀座に小さな陶器を売っているお店がるそうな

これでマカン・マランのお話は終わりだなんて
本当に寂しい

またいつか会えますように!!





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