狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

銘菓「一口香」と「PURE JELLY」

2006-11-20 01:04:51 | 暮らし


カミサンが旅から帰ってきた、珍しい菓子とともに。

その一つが、写真の「PURE JELLY」夕張メロンで作られた菓子で
甘さ控えめで実に美味い。冷やして食べるのが一番だが、九州では
買えないので、嬉しい土産。色は鮮やかな、メロンオレンジ。
見た目も綺麗であるが、1個では物足りない。1個の大きさをもう少し
量を多くしてくれると嬉しい。


もう一つは、長崎の菓子で「一口香」(いっこっこう)と読むのだ
そうな。直径が4~5cm、高さが3cmくらいの饅頭型で、外見はただの
饅頭だが、食べると堅い。そして驚いたのは外殻だけで中身がない。
「何だ・・これは」と思いながらも、噛みしめると実に良い味である。
黒砂糖のようだが、実際の事は判らない。


長崎の友人に頂いたとのことで、長崎では知名度は高い・・のだそうな。
堅すぎてカミサンは食べられないと、ぼやいていた。
この「一口香」包装が地味で小さく、スキャナで画像は取らなかった。


長崎の菓子といえば、我が家では「雲仙の湯煎餅」が定番で、近くに
出かけた時には必ず買ってくる。今回は残念ながら「湯煎餅」は
無かったが、お陰で珍しい菓子を二つも食べることができた。

福岡市長選挙

2006-11-20 00:07:28 | ひとりごと


たりの一日。気温は比較的高く過ごしやすかった。
今日は市長選挙。天気を心配していたが、比較的暖かだったのが幸い
したのか、前回より10%も高かった。それでも五割に満たない投票率は
有権者が、直接生活に関わる選挙である市長選に対する意識の低さを感じる。

不在者投票も以前より簡素化されて、投票しやすくなっている。私も初めて
その経験をした。投票日、カミサンは旅行の予定が入っており行かれない。
二人して、1週間ほど前に「不在者投票」をしてきた。夕方6時ころ区役所
へ出向いた。すでに役所の業務は終了している為か、駐車場も空いていたし
歩いて行くしかない小学校の投票より楽だった。


不在者投票はそういう利点も有るので、是非もっと投票へ行って貰いたい。
それが政治を変えていく唯一の権利なのだから。


市長選に関する「読売新聞」の記事を抜粋して載せておきます。
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福岡市長選は19日、投開票され、新人の元西日本新聞編集委員
吉田宏氏(50)(無=民主推薦、社民支持)が、3選を目指した現職
山崎広太郎氏(65)(無=自民推薦)ら5人を破り、初当選を果たした。

投票率は42.57%で、過去2番目に低かった前回(32.64%)を10.11ポイント
上回った。吉田氏は、若さをアピールしつつ「草の根」選挙を展開。
推薦した民主党も終盤に、小沢代表ら党幹部が次々と現地入りし、てこ入れ
を図り、支持を広げた。

一方、山崎氏は、多額の費用をかけた上、失敗に終わった五輪招致活動に
対する有権者の反発は根強く、幼児3人が犠牲になった8月の市職員(懲戒免職)
による飲酒追突事故でのイメージダウンも響き、得票を伸ばせなかった。

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改革は「西から」の例えが有るように、福岡は、知事も含めて与党以外
の首長がでる県であり市である。新しい市長が直ぐに良い政治をしてくれる
とは思わないが、兎に角「現職には任せたくない」とういう意志は届いたと
思います。


オンブズマンに頼らなくても、市民が理解できる開かれた政治を
希望します。一朝一夕に替わるとは思わないが、努力して欲しい。




木立ダリア

2006-11-19 01:07:03 | 花造り

予報通り天気は、午前中には崩れて雨になった。
先日アマリリスの球根を堀だした残土を天日干しにしていたのを
早々に片付ける。こういう時に先に完成した温室は便利で、土嚢
4袋に詰めて温室の中へ。


仕舞い終えてふと見上げた木立ダリアの天辺に薄紫の花が咲いていた。
大きさは、約10cmくらいで、完全に開花したようではない。
花びらはもっと薄い紫になるはずだ。大きさも15cm以上だと聞いている。
それにしても、9月の中頃に台風で茎が折れた後の開花だから、非常に
嬉しかった。高さは、もう3m近くにまで育っている。


まだ沢山の花芽がついているので、一斉に花開いたら見事かもしれない。
二つ目も開き初めているので、これからが楽しみだ。



一輪だけの写真では寂しいので、幾つか咲いたら写真に撮って
UPすることにします。


今朝方撮りました(11月21日)二個目が咲き始めています。
綺麗な薄紫の花です。初めて見ました。

(続)今日は・・・の誕生日

2006-11-18 00:28:21 | ひとりごと



もう、その人と会わなくなって10年以上になる。
今、何処で、何をしているのかは知らない。仕事をよく替える人で
同じところで長く働いたという記憶がない。付き合っていた7年の
間に7,8回転職した。会わないようになる原因になったのは、ハロー
ワークのパソコン教室に行くようになって、年下の彼氏ができたこと。


当時パソコンと言えば高嶺の花で、個人ではとても買えなかった。
それでも、どうしてもPCが欲しいからと、中古のPCを買ってあげた
記憶がある。今だったら、新品の、それも何十倍も性能が良いPCが
2,3台は買えるだろう。


事細かく書けば、きりがないが、彼氏ができたと判ったのは「バレンタイ
ンデー」の時で、僕の方にチョコは届かなかった。その後多少のドタバタは
有ったが、3月には分かれて仕舞った。


出会ったのは、前に勤めていた会社の部下の結婚式で、その花嫁の
友人だった。奥さんになる人も、その友人も、女子高校時代から面識が
あった。式の主役の二人は女子高生の時代から付き合っていてのゴール
インで、8年という長い付き合いだった。二人で連れ立って、会社の
行事の山登りや、観月会やキャンプに参加していたからで、僕は彼女達が
高校を卒業する前に退社していたので、セーラー服以外の彼女を見るのは
初めてだった。最初は判らなかった。誰だろう?そう思っていた。


その娘が誰なのか、判ったのは、式の後の二次会であった。
その後、勤めていた会社の仲間とキャンプや花見などを催すようになって
いつの間にかそうなった。それから7年、結構長い付き合いだった、


寝てる間に何されたのも彼女が初めてで、寝ていても元気になることを
知らされた。下の白髪を見つけては抜いていて「今日は何本」有ったと、
ちり紙に並べていた事も有った。夜中に彼女の家に行き、窓から連れ出し
て、近くの駐車場でのカー○○○も、彼女との経験だった。


僕がそうだから、そういう人間になるのか、天性のものなのか、今と
なっては知るよしもない。17歳の年の差だったが、楽しい思い出と
なっている。会わなくなって12年、もう時効でしょう。書いても
誰も傷つかない。11/17はそういう彼女の誕生日だ。


楽しい思い出を有り難う







ボージョレ・ヌーヴォー

2006-11-17 01:33:27 | 暮らし



一年は早いものでまたしてもボージョレ・ヌーヴォーの解禁の日を迎えた。

毎年一箱(12本入り)予約して楽しんでいたが、カミサンと二人暮らしに
なってからは、6本だけ頼むようにした。1本は友人に、1本は近くに住む
子供に、1本はクリスマスに、2本は正月用に残し、1本を解禁当日カミサンと
二人で飲む事にしている。


今年のメニューは「ビーフシチュー・白身魚の香草蒸し・スパゲティ」
である。胃を悪くする前は一人で1本は空けていたが、今はそんなに
飲まない。二人で頑張ってもボトル半分である。(実際は飲めるのだが、
やはり胃の方を気遣う)残りの半分は、カミサンが少しずつ飲んで仕舞う。
(僕は2,3日空けてからしか飲まないので)


僕はワインに詳しい訳ではない、ただ好きなだけで、何処の銘柄でも良い
のだが、ここ7,8年は「MOMMESSIN」である。何故かこのワインが合う。
今年のワインのできは、僕は「良い」と思う。渋みも少なく美味だった。


後はクリスマスとお正月のお楽しみです。
干し柿、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁・・と楽しい日が続きました。
美味しいワインは明日のエネルギーになります。

アマリリスの堀上げ

2006-11-17 00:27:14 | 花造り

今夜は、この秋一番の冷え込みだ、寒い。

アマリリスは、ここに越してきた時に植え替えたもので丸3年になる。
一昨年幾つかの鉢から堀あげて鉢数を増やしたのだが、余りにも育ち
過ぎて、鉢が、まるで獲物を飲み込んだ蛇の腹のように、90cmの長さの
鉢の真ん中あたりが大きく膨らんでいた。


このままで花を咲かせると球根が増えすぎて鉢が壊れかねないし、
綺麗に咲くとは限らないので、全部の鉢から球根を掘りあげることにした。
幅30cmx90cmの鉢が3っ、60cmのが1っ、20cmx60cmの鉢が1っと
25cmの丸い鉢が3っ。堀出してみると有るは有るは、大小併せると100コ
は超えている。鉢の中は「根」ばかりで、土は根の間に残るばかりだった。


今年堀あげたのは正しい選択だったかもしれない。大きい球根だけ選んで
水洗いをし、長い根は短く切った。
そういう作業をしているときに、通りがかりの人が「球根が欲しい」と
いうので10個ばかり袋に入れてあげた。どうせ捨てる事になる事を思えば、
貰ってくれるというのは有り難い。花もまた来年咲くことができる。


それでも残った球根は40個近くあり、取り敢えず、陰干しにして保存する
ことにした。捨てるのは何時でも捨てられる。短い葉や、小さな球根が、
45Lのゴミ袋一杯になった。広い土地でも有れば、捨てなくともまた植え
替える事もできるだろうが、仕方がない。小さな球根達に「ごめん」を
言って廃棄する事にした。


残った球根で、来年は見事な花を咲かせよう。捨てられた小さな球根達の
ためにもね。写真は綺麗に咲いた「アマリリス」です。




干し柿

2006-11-16 04:27:54 | 暮らし



毎年この時期になると干し柿を作る。
僕は、明日からの天気が心配で、来週辺りの心づもりでいたが、カミサンは
急に「渋柿を買いに行こう」と言い出した。「明日から2,3日寒くなるから」
というのが「理由」だった。


お互いの「理由」は、どちらも正しくて、気象庁の予報にもそう書いてある。
我を通しても良いことはないので、買い出しに行く。昨年に比べて少し安い
気がする。とりあえず50個買ってきた。


カミサンは、家に戻ると直ぐに皮をむき始めた。僕は干し場を整えて
紐を準備する。皮をむいた渋柿を紐の両端にくくりつけ、干していく。
共同作業は上手く運んで、30分ですべてが終わった。50個の渋柿は
秋の陽射しにうたれて、金色に輝いている。


今干し柿を作っても、正月までは保たない。傷むからではなく、お腹に
入ってしまうのである。多分、もう二回ほど同じ作業をすることになる。
かみさんは、今度は三ツ瀬に買い出しに行こうと、もう次の事まで言い出す。


干し柿作りは、我が家の晩秋の行事になっている。


牡蠣の季節

2006-11-15 00:07:02 | 暮らし


牡蠣は大好きな食材の一つである。
牡蠣で思い出すのは、まだ子供の頃、僕の寝汗がひどいからと、母親に
生の牡蠣を食べさせられた。食べさせられた・・と言ったら、嫌いな
ものを、無理矢理にと思いがちだが、僕は生牡蠣は嫌いではなかった。


醤油に橙酢だったと思うが、喉越しが良くて出されるがままに食べた。
俗に言う「すがき」の食べ方だと、今にしてそう思う。今は、生で食べる
事は無いが、産地で、取れ立てを食べてみたいと思う。


とある会社の説明文に、以下のように書かれていた。

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牡蠣は、欧米では海のミルク、海のフルーツと呼び、日本でも海の玄米と
いわれるほど、その栄養価の高いことで知られている。そのため、古くから
体力増強、滋養に役立つ貴重な栄養食品として利用されていた。
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「海のミルク」という例えは知っていたが「海のフルーツ」は聞き覚えがない。
いずれにしても、牡蠣の季節になってきた。山形県庄内の「岩牡蠣」は
夏の牡蠣で有名だが、そこを除いては、これからが「旬」だろう。
福岡では、豊前に「一粒牡蠣」がある。この牡蠣も旨かった。


魚屋さんや、スーパーに並んでいるのは大半が「広島産」で、希に殻つき
の牡蠣がある。新鮮なものは高い。一粒で100円くらいはする。
このシーズンになって、牡蠣フライは食べたが殻つきの牡蠣はまだ食べて
いない。焼いて食べるのが好きで、10個くらいはすぐに食べてしまう。


今シーズンの内に三陸の牡蠣を是非食べてみたい。外食には滅多に
出かけないので「取り寄せは」唯一の贅沢かもしれない。

冬の風物詩・・兼六園「唐崎松」の雪吊り

2006-11-14 04:30:39 | ひとりごと



金沢兼六園の雪吊りは、園内の樹木を雪害から守るために
毎年この時期に始まります。唐崎松に始まり、取り外し作業は来年3月
中頃から、唐崎松から始めるとのこと。

詳しいことは下記URLを参照下さい。
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/new/ivent/yukituri.htm


「雪」で思い出されるのは、箱根強羅温泉での「雪見酒」
今年2月に行った、岡山の「奥津温泉」です。これ以外にも雪山登山
スキースケートと、幾つかありますが、先に述べた二つの印象が強く
雪をみると思い出します。


生まれも育ちも九州福岡ですから「豪雪」には縁がない。それでも
何回か、可成りな積雪は有りましたが、そのために何かの養生をする
なんて事は有りません。


世界遺産「白川郷の合掌造り」のような急勾配の屋根などは見たことがない。
写真やTVで見て知るだけです。兼六園の雪吊りも、何度かTVのニュースで
見て知っているだけで、北陸には未だ行ったことがない。


会社勤めの頃に、取引先の工場が富山県に有り、同僚が何人か製品検査を
兼ねて、出かけていましたが、僕が担当した工事の中には富山まで検査に
出かけるような役所関係の工事は無かったですね。僕は専ら静岡や神奈川の
方には何度か出かけました。


製品検査という名目で、お得意様の接待的要素が強かったですね。
検査は数時間で済みますから、後は名所を案内してもらい、夜は宴会
が、通例です。箱根・熱海・日本平などは、そういう関係で出かけた
所です。


大相撲九州場所が12日より、福岡国際センターにおいて始まりました。
福岡は、この九州場所が終わると、大体において、冬を迎えます。
「九州場所」→「冬」を連想します。


相撲は専らTV観戦ですが、驚きました、観客の余りにも少ないのを・・
コレまではどんなに少なくともTVで写される範囲には人がいました。
昨夜見た時には、TVに写るのは空席が目立つ枡席で、上の椅子席ですら
パラパラと居るだけでした。大相撲の不人気さが際だった気がいたします。




木彫りの人形

2006-11-13 00:44:53 | ひとりごと


夜空がとっても綺麗な夜です。


もう30年以上も机の上に飾っている人形が有ります。
色は褪せてはいないけれど、近くで見ると、たしょう埃りっぽく
なっています。高さは30cmほどで、木彫りです。


30年以上も前に、ある人と旅をしたときに、同じ人形を2体買って
それぞれに持っている約束をしました。その人形です。


僕の机の上から、長年僕がしてきたことを見つめています。日頃
思い出す事も無くなってきつつ有りますが、時に思い出しては埃を
はらい綺麗に布拭きしてから、同じ場所に戻してやります。


もう一つの人形がどうなっているのかは判りません。一度何かの折に
人形を写真に撮り葉書にして送りましたが、人形の事に関しての返事は
帰ってきませんでした。どうしたのかと、詮索するつもりは有りません。


終わった「想い出」であって、すでに30年以上も経っています。
僕自身も、埃にまみれさせているくらいですからね。優柔不断で
捨てきれないでいる・・・のが本当のところでしょう。


過去の恋に関して、男は女々しく、女は、はっきりしています。そう
思います。男と女としかいない人間社会で、男にとって「女」は謎で
気持ちを読み切れない、不可思議な生き物です。
それでいながら、寂しがり屋の男はすぐに女を求め、擦りより触れたく
なってしまいます。何故でしょうか?


懐かしくも、嬉しくも、寂しくもある「木彫りの人形」です。