狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

干し柿

2006-11-16 04:27:54 | 暮らし



毎年この時期になると干し柿を作る。
僕は、明日からの天気が心配で、来週辺りの心づもりでいたが、カミサンは
急に「渋柿を買いに行こう」と言い出した。「明日から2,3日寒くなるから」
というのが「理由」だった。


お互いの「理由」は、どちらも正しくて、気象庁の予報にもそう書いてある。
我を通しても良いことはないので、買い出しに行く。昨年に比べて少し安い
気がする。とりあえず50個買ってきた。


カミサンは、家に戻ると直ぐに皮をむき始めた。僕は干し場を整えて
紐を準備する。皮をむいた渋柿を紐の両端にくくりつけ、干していく。
共同作業は上手く運んで、30分ですべてが終わった。50個の渋柿は
秋の陽射しにうたれて、金色に輝いている。


今干し柿を作っても、正月までは保たない。傷むからではなく、お腹に
入ってしまうのである。多分、もう二回ほど同じ作業をすることになる。
かみさんは、今度は三ツ瀬に買い出しに行こうと、もう次の事まで言い出す。


干し柿作りは、我が家の晩秋の行事になっている。