狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

女神の悪戯?

2008-11-30 17:39:28 | スポーツ



15番ホールで全 美貞がいいパーパットを決め、それより大部短い
パーパットを不動が外した時には勝利の女神は全 美貞に微笑んだ
・・かに、見えた。


その間古閑美保は17,18番でバーディを奪い「-6」でホールアウト
していた。続く16番は両者パーその差は不動とは3打差、古閑とは2打差
だった。17番、勝利の女神は全 美貞に悪さをした。


第一打は左の林へ、出すだけ、3オンしたがパーパットは外れた。
不動は難なくバーディパットを決めて「-6」として最終18番へ
先に打った不動のボールはピン左横約1M。全のセカンドは捕まりが悪く
右のバンカー。全のバンカーからの3打目は、俗に言う「ホームラン」
グリーン左奥のラフからの4打目はダフリ気味で、約5Mショート
続けてプレーする全の5打目のパットは入らない。


此処で全は優勝から脱落。不動より短かったダブルボギーパットを先に
全が打った。不動は全が4プレーする間待たされた。勝利の女神がまた
もや悪さをした。散々待たされた挙げ句に不動がバーディパットを打った
ボールはカップの下を抜けた。


「あっ、時間を掛けて」・・と思う間もなく打った不動のパーパットは
無情にもカップの下を抜けていった。勝利の女神は先にあがっていた古閑
に微笑んだ。それだけではない、全か不動の優勝なら、今年の賞金女王は
李 知姫のものだったのに、勝利の女神は李 知姫をも見放してしまった。


古閑は昨年といい今年と言い「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」
を逆転で連覇し、合わせて2008年の賞金女王にも輝いてしまった。
勝利の女神は、最初からそのつもりでいたのに、全や不動に悪さをした・・
とも、思える、劇的なLPGA最終戦の幕切れだった。


出場資格が有りながらUS LPGAのテストの為欠場した大山志保が出て
いたら、もしかしたら、また、展開は変わっていたのかも知れない
全のダブルボギーパットの前に、不動がバーディパットを打っていたら
入っていたかも知れないが「タラレバ」の話である。


兎にも角にも古閑美保の、初の賞金女王が確定した。
来年はどんなスリリングな試合を見せてくれるのか楽しみなことである。