以前「ブリッジ」という映画を観た。
ゴールデンゲートブリッジ=アメリカ西海岸のサンフランシスコ湾と
太平洋が接続するゴールデンゲート海峡に架かる吊り橋で、自殺の名所
になっている。2006年に此処をテーマに作られた映画が「ブリッジ」で
観ていて悲しくなったのを覚えている。
昨夜の電子版のニュースに「横浜ベイブリッジの自殺急増」という記事
があった。今年に入って既に6人もの人が・・・
富士山麓の青木ヶ原樹海も自殺の名所として知られている
TV各社が時に特集などを組んで放送しているのを見たことがあるが、
どちらも悲しい事件である。
特に、こんな住みにくい世の中にあっては、自殺したくなる気持ちは
判る気がする。年寄りが大事にされない国となった今、自分の人生の
終わりは自らが決める、決めたい・・・そんな気持ちにもさせられる。
65歳以上の人が5人に1人・・という割合となった、超高齢化した日本
で、高齢者が大事にされない事になっては、死に急ぐ人も増えてくる
こういう結果をもたらした、自民党による政治の責任は大きい。
今度選出された麻生新総理は、ばらまきとも選挙対策とも思える
「定額給付金」なるものを打ち出した。こんな目先の事で、果たして
日本は良くなるのだろうか?それよりもっと先に、お年寄りが安心
して入院できる医療の確立を計るとか、医師不足対策を検討する
とか、先行きの不安を取り除く事が大事な気がする。
優良な中小企業を救う対策も必要だ。中小企業有っての大企業で
あるのだから、大企業ばかりを優先して助けても意味がない。
総理は兎に角早く解散して総選挙をし、国民の信を問うのが先決だ。