ネコ型note

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CLASSY CAFE~近藤嘉宏~

2010-02-08 | ピアノ
昨日お知らせした通り、昨夜、宮本笑里さんのクラッシーカフェという番組(J-WAVE)に「憧れ」というテーマで近藤さんがゲスト出演されました。
近藤さんの根幹的な特徴が素人にも分かりやすく表わされたお話だったと思いますので、データ的ですがレポートします。


まずは留学中のお話。近藤さん、留学先のドイツで92年にオーケストラと共演などのコンサートデビュー。
留学先の選択肢としてはフランスとドイツがあった。
フランス音楽は感覚的なものだが、ドイツ音楽はベートーベンに象徴されるセオリーというか筋書きの組み立てなどを体得したいということと、一度行ってみて牧歌調で急からしくなく、落ち着く所で性に合っていたということがあり、ドイツのミュンヘンになった。

ミュンヘンはこじんまりして、狭いエリアに全てのものが揃っている感じでコンパクトな都市。そして歴史的なもの、例えば市庁舎のまえの広場やオペラハウスなどもあり、昔ながらの町並みがそのまま残されている。

特にオペラが好きだったので、毎日のように、アーベント・カッセという学生向けの当日券を目掛けて2~3時間並んだり。
学生証を提示すれば2、3万するような席でも、500~600円で観られる。

憧れの演奏家はルービンシュタイン。
音を聴くとルービンシュタインとすぐ分かる。
非常に表現がナチュラルで、普通に聴くと「ふつうじゃん」て感じだが、ニュアンスの作り方などを聴くと、ここもルービンシュタインだな、ここもだな、と分かる。エレガント。

憧れの作曲家はベートーベンとショパンになるのかな、やっぱり。
ベトベンソナタはピアニストにとって巨大にそびえ立つような感じ。
一曲一曲キャラが強く、例えばモーツァルトやハイドンに比べて非常に広い範囲の側面、色んな風情が一見して見えるが、そこを突き詰めるとやっぱりベートーベンだなという感じ。

ショパンはナチュラルに普通に弾いても泣ける作曲家。その魅力を出すようにと思って弾いている。
なぜか一般的には弾き手が酔った表現が許されるが、自分が酔うとお客さんが酔わない、魅力を半減させると思うので、そういうことを考えながら弾いている。



こんなところです。
いつもですが、とても和んだ声で、楽しそうにお話されてました。
あと、歴史的なニューヨーク・カーネギーホールに出演したことも。 なんだか縄文杉じゃないけど、スピリチュアルみたいな空気を感じると。

やはりネコ型としても、根幹的な好みが近藤さんと共通するので、いつもながら共感するお話でした。特にルービンさんやベートーベンの話などは。
近藤さんは近藤さん独自の熱いElegance進化形を、これからも追求していっていただきたく存じます。

ただいまアトピーが酷くてそれに多くの時間を取られるのと、なんだか書きたいことが溜まって多いせいか、返って溢れる想い(笑)を文字にする気がしないので、気が向いた時に一昨日のコンサートの事なども書きたいと思います。
なので、後日また・・またのお越しをお待ちしておりますわん。