ネコ型note

本当は怖い日本政府・アベノミクス
 ★脱・軍事・権力メディア★
気になる事は、利権なしの【しんぶん赤旗】で検索! 

ブラック企業ワタミ 自殺社員の労災認定 /すき家の団交拒否 断罪 東京地裁 「青年ユニオンは労組」

2012-02-24 | 哀 / 労働問題 
 ブラック企業ワタミ 自殺社員の労災認定


 ワタミ 時間外 月100時間超す


 居酒屋「ワタミ」を展開するワタミフードサービス(東京)の社員だった森美菜さん=当時(26)が2008年に自殺したのは、長時間労働によるストレスが原因だったとして、神奈川労働者災害補償保険審議官が労災適用を認める決定をしていたことが22日、分かりました。決定は14日付。
 遺族が同年8月、横須賀労働基準監督署に労災認定を申請しましたが認められず、同審議官に審査請求をしていました。
 代理人弁護士によると、森さんは同年4月に入社、神奈川県横須賀市内の和民に配属されました。5~7日間連続の深夜勤務など長時間労働で、時間外労働は月100時間を越えました。入社約2ヵ月後の同年6月、自宅近くのマンションから飛び降り自殺しました。
 審査官は決定書で「業務による心理的負荷が主因となって精神障害が発症した」と認定しました。

 ワタミ広報グループは「内容を把握していないため、コメントは差し控えさせていただきます」としています。

男女雇用機会均等法 総則
第一条 (目的)

 この法律は、法の下の平等を保障する日本国憲法の理念にのつとり雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保を図るとともに、女性労働者の就業に関して妊娠中及び出産後の健康の確保を図る等の措置を推進することを目的とする。
第二条 (基本的理念)
 この法律においては、労働者が性別により差別されることなく、また、女性労働者にあつては母性を尊重されつつ、充実した職業生活を営むことができるようにすることをその基本的理念をする。
2 事業主並びに国及び地方公共団体は、前項に規定する基本的理念に従つて、労働者の職業生活の充実が図られるように務めなければならない。


 建前と思っても、たしかに労働者の権利は憲法で保障されています。
 ではなぜ建前だと思うのか、建前になってしまっている現状の原因は何なのか、そういった基本的なことから考えてみませんか?。

全国労働組合総連合(全労連)
http://www.zenroren.gr.jp/jp/shokai/chihousoshiki.html

地域労組おおさか
http://seinenunion.blog33.fc2.com/

首都圏青年ユニオン
http://www.seinen-u.org/




すき家の団交拒否 断罪

東京地裁 「青年ユニオンは労組」
赤旗日刊紙2012・2・17・18


牛丼チェーン「すき家」を営業する外食産業トップ企業のゼンショーが、アルバイト店員らが加入する首都圏青年ユニオン(東京公務公共一般労働組合青年一般支部)との団体交渉を拒否していた問題で16日、東京地裁(古久保正人裁判長)は、団交拒否は不当労働行為に当たると改めて断罪する判決を出しました。

 首都圏青年ユニオンは2007年1月、未払い残業代の支払いやシフト差別の是正などを求めゼンショーに団体交渉を申し入れました。ゼンショーは、同ユニオンが憲法や労働組合法で認められた労働組合の資格がないと主張し、団交を拒否しました。

 07年2月、青年ユニオンは東京都労働委員会に不当労働行為救済を申し立て、09年10月に団交拒否が不当労働行為だと認定されました。10年7月には中央労働委員会でも、ゼンショーは団交に応じるよう命令されましたが、不服として東京地裁に提訴していました。

 判決は、中労委命令を支持し、青年ユニオンが労組法上の労働組合だと認定。ゼンショーの主張を全面的に棄却しました。

 首都圏青年ユニオンは、団交拒否を続けるゼンショーに対し、組合員への賃金差別などの損害賠償裁判を起こしています。また仙台市のすき家アルバイトの組合員3人が未払い賃金を支払うようゼンショーを訴え、10年8月に組合側主張を会社が全面的に認める「認諾」を勝ち取っています。

「職場前宣伝は正当」
 青年ユニオンすき家判決 東京地裁が指摘


 労働組合が職場の前で宣伝するのは正当な活動である―。牛丼チェーン「すき家」を営業するゼンショーが、首都圏青年ユニオンとの団体交渉拒否を断罪された16日の東京地裁判決のなかで注目される指摘がありました。
 ゼンショーは青年ユニオンとの団体交渉を拒否する理由の一つとして、すき家前での宣伝行動をあげていました。
 青年ユニオンは2007年、「牛丼『すき家』は残業代を法律どおり払え」と書いた3メートルの横断幕を掲げ、東京・渋谷センター街店など数店舗の前で宣伝しました。アルバイト店員に対し、「牛丼『すき家』で働く皆さんへ」「知らなきゃ損するはたらく権利」と題したビラを手渡しました。ゼンショーは、この宣伝を「営業妨害」であり、労働組合活動を逸脱していると主張しました。

 これに対し、中央労働委員会は10年7月、「労働組合の組織、団結を擁護するという労働組合法の目的に反するところはない」と組合の行動が正当なものであるという判断をしました。
 東京地裁判決も、中労委の判断を支持。ゼンショーがそもそも組合との話し合いに誠実に応じてこなかった事実を指摘し、「正当な組合活動の範囲を逸脱したものとまではいい難い」としました。

 労働組合の宣伝活動は、憲法21条「集会、結社、言論、出版、表現の自由」、28条「団結権、団体交渉権、団体行動権」で保障されています。職場で組合未加入の労働者にビラを配布したり、組合加入を呼びかけるのも当然の活動です。
 昨年5月、大阪地裁第1民事部が、労働組合が会社周辺半径500メートルでおこなう宣伝行動を禁止する仮処分決定を出し、大問題となりました。労働者や府民から批判が広がり、会社が一転して昨年12月、申し立てを取り下げて、労働組合の権利が守られました。
 今回の東京地裁判決は、憲法で認められた労働者と労働組合の権利をあらためて確認しています。


自殺するくらいなら、頼れるモノは何でも頼れ。とにかく生きろよ。
首都圏青年ユニオン
http://www.seinen-u.org/

青年ユニオン連絡先

 Eメール・電話・FAXで、いつでもご連絡・ご相談下さい。
 交渉などの都合で、事務所が留守のこともあります。留守電にお名前と連絡先を入れてくだされば、スタッフが折り返し連絡します。

    組合名 首都圏青年ユニオン
           ~Tokyo Young Contingent Workers' Union~
    Eメール  union@seinen-u.org
    TEL    03-5395-5359 または 03-5395-5255 (公共一般内)
    FAX    03-5395-5139
    住所     〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-33-10
                     東京労働会館5F 公共一般労組内

カンパのお願い

 悩める青年労働者の権利と生活を守るために、是非ともカンパをお願いします。

 郵便振替口座
 口座番号 00170-0-12987
 口座名義 首都圏青年ユニオン

 ネットバンキングの場合
 ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
 当座 0012987 首都圏青年ユニオン


交通案内
  ● 青年ユニオンの事務所はこちら。
   ● JR山手線「大塚」駅 南口徒歩5分
   ● 都電荒川線「大塚駅前」 南口徒歩5分
   ● 地下鉄丸ノ内線「新大塚」駅 北へ徒歩8分




きょうの潮流   しんぶん赤旗2012年2月20日

 戦前のプロレタリア文学作家、日本共産党員だった小林多喜二が特高警察に捕まり虐殺されたのは1933年2月20日です。薄曇りの寒い日だったといいます

▼文学、党活動の両方で多喜二と行動を共にした手塚英孝が彼の言葉を伝えています。「書く人は沢山(たくさん)いるよ、だが、皆、手の先か、体のどこかで書いている」「誰か、体全体でぶっつかって、やる奴(やつ)はいないかなあ。死ぬ気で書く奴はいないかなあ」(「小林多喜二の思い出」)

▼北の荒海で奴隷のように働かされる労働者の悲惨さと決起を描いた多喜二の「蟹工船」は80年以上の時を超えて、非正規雇用や低賃金に苦しむ現代の若者から共感を集めています。対象に全身でぶつかったからこそ書けた作品です

▼北海道小樽市で21日から小林多喜二国際シンポジウムも開かれます。多喜二が4歳だった1907年末、一家は秋田から小樽に移住しました。当時、石川啄木もこの町で暮らしていました。新聞編集の仕事に挫折した後、社会主義に関する演説会に参加し、感動を日記にしるしています▼「こころよく/我にはたらく仕事あれ/それを仕遂げて死なむと思ふ」。小樽公園にある碑に刻まれた啄木の歌です。命がけでできる仕事を求める思いが痛いほどです

▼今年は啄木没後100年、来年は多喜二没後80年です。社会主義に未来を見いだしつつ貧苦に倒れた啄木。日本共産党員として活動中に殺された多喜二。2人の志を受け継いで歴史を前へ動かすのは21世紀に生きる私たちです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。