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ネコ型note

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いのちの食べ方

2009-05-18 | 生活・食卓
 だんなが、なんとなく借りてきたDVDの中の一本。

 「いのちの食べ方」

 食欲がなくなる恐れが十分なので、おなかいっぱいにしといてから見たほうがいいか、
 あるいは神経がか弱い人は、吐き気がするといけないのであまり腹に溜めずにご覧になった方がいいか・・・
 
 それくらい目を背けたくなるような映像ですが、こういうの、学校でも見せるべきものなんじゃないかな。


 この映画は、去年公開されたものらしいけど、ヨーロッパのどこかの食肉工場や大型野菜農場などの作業工程のすべてを、関係者以外で初めて(だったと思う)記録したもので、
 ほとんどの人は初めて見ることになる映像。

 当然私も初めてなので、普段あまり想像しない機械工程の凄まじさに慄いてしまった。

 
 殺め方なんかは、まぁそうだろうな、というやり方なんですが(それでもうわーっと思ってしまうけど。)、それ以上に驚きと戦慄を覚えてしまうのは、
 まるでゴミ処理所でゴミが運ばれていくように、キカイや人の手によって移動させられる鶏や豚、
 そして人工授精で生まれるやいなや、カートに投げ込まれ、肉になるために育つ場所に連れ去られる子牛、
 棚の中に重ならんばかりに押し込められた鶏、
 ただただ搾乳されるためだけに一頭分のスペースにいて、ほとんど動かずの牛、、
 たちの映像。

 こういう映像しか映ってないってことは、他に運動させたり、とかの過程はほとんどないんだろうか。


 今、世界中で売られている「格安で手に入る肉」になる動物ってのは、ほんとうに生まれてから加工されるまでのすべてが、効率的な処理工程に乗せられていて、生きてるうちから「効率重視の食材」として荒っぽく扱われているんだな。

 正直言って、大体分かってるよなんて思いながら見始めましたが、鶏舎や豚舎など、今までの私の想像の倍ぐらいの詰め込みよう、扱い方も、想像以上のものでした。

 実に淡々と、説明も何もなく、映像に集中する映画になっています。なので私たちは早く終わらせたくて一段階倍速(1.3倍速くらい?)で見ました。

 
 この状況、もうちょっと改善できないものですかね。
 食に対して、考えるきっかけが多い昨今ですが、トドメに、、皆様もよければご覧になってみてください。


 私個人としては、ただでさえ最近ほとんど肉を食べていないけど、この習慣をますます続けようと思うきっかけにも、いい映像でした。

 食物連鎖の頂点に立つ部類の「動物の肉」、しかもこんな風に育った動物の肉は、色んな害のある物質を蓄積したものでもあるんだし。



 といいながら、無神経な我が夫がその3時間後くらいにDVD返したついでに買ってきた餃子を、私もおひとつ食べてしまったけど。
 だって10個も買ってきやがったんだもん。←図太い神経育ってまふよ。




 他に、この日にだらだら見たのは、「西の魔女は死んだ」「やわらかい手」「最高の人生の作り方」

 どれも「ヒューマンドラマ」に分類されるものでしたが、これといってたいした
感想、新しい感覚はないでふ。

 でも、映画を見た後の感覚って好きですわ。
 とくに、日常的な仕草の映像、みたいなのを見た後って、自分の動作がなんとなくファインダーを通して見るみたいに角度が変わって、客観的に見えたり大げさに見えたりして心地いい。
 なんかちょっとだけ、ふわふわした感じ。
 よっぱらいの感じとは違うけど、共通点はある感じ。

 きっと、アップの多い映像で三半規管がちょーどいい感じに刺激されて、脳に絶妙な信号を送ってるんでしょうな。
 これって、三半規管が敏感な私じゃなくても起こることかしら?