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ホルン・トリオ(2)

2007-12-01 | 器楽・オーケストラ (ピアノソロ以外)
 ひきつづき、ホルン・トリオのCDです♪

 大空へ羽ばたくような、ツェルニー、
 夢の中の天空世界のように温かいシューマン、
 
 そして私にとって、とても大事な存在であるブラームスの
  
 ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40 も入っているのです。

 かなり充実です。
 この1枚でかなりホルンの魅力、室内楽の魅力が堪能できるでしょう。


 やはりブラームスは無視できません。
 彼の曲の多くに共通していると思いますが、
 内面の葛藤が移ろいゆく様、心の叫び。
 明るい光が降りてきたことを思わせるように時折見られる、美しすぎる和声。
 
 深く重く、どの曲も足を踏み入れがたいような印象がありそうですが、
 実際は、聴いてみるとすごく共感を覚えやすい曲が多いんじゃないかなと、思えてきます。
 その実、歌謡曲のような親しみやすい要素が多分に含まれているのではないでしょうか。
 
 
 この曲も例に洩れずですが、4つの楽章の中に優しい歌、哀しさ、迷い、激しさ、スケルツォ、敬虔な趣のフレーズ、過去への憧れのようなもの・・とこれまたブラームス色の濃いあらゆる魅力がちりばめられ、とても聴き応えのある曲になっております。

 ブラームスにとって、思い入れが強い曲でもありそうなことも解説に書いてありました。
 少年時代にホルンをたしなんでいたブラームスは、母の心を慰めるためによく吹いて聴かせたのだそうです。 
 そして、この曲を作曲中に母親が亡くなったらしいのです。
 この曲にはそんな母への想いが多く詰っているのでしょう。

 
 ブラームスはホルンに慣れ親しんでいたのですね!
 ホルンの曲も多いのかしら?
 これでますますホルンにハマリがいがあるというもんです。

 ~~この曲で彼は、時代からするとアナクロニズム的に映るE♭管の無弁ホルン(いわゆるナチュラルホルン。ブラームスも用いた独語表記ではヴァルト・ホルン)を指定した。
 自然倍音列を基本としながら、ベルの中に差し入れた手の位置によって音程を変えるハンド・ストップのテクニックを用いて演奏する無弁ホルンは、ブラームス当人も慣れ親しんだ楽器だ。
 ハンドストップによる音質変化も効果的と思えるパッセージが随所に見受けられるし、ブラームスが友人にあてた書簡の中には(おそらくレガートの楽句に関して)、「ハンド・ストップを用いると必然的に音量が控えめになり、ヴァイオリンやピアノとのバランスがうまく保てる」という意味の言辞が残されていたりする~~
               
                   ~~解説より~~ 
 
 ↑引用長すぎたかな。 まぁホルン・マニアへの第一歩かな。(マニア?)

 フルートマニアにもオーボエマニアにもならなきゃいけないし(←?)、弦楽器も好きだし・・
 本業のピアノやってる暇なんかないわ!(←勘違い)