今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ノラが家猫になるとき・partⅡ ~リン一家保護までの軌跡~

2019年11月15日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
事実は小説より奇なりと言いますが、どんな人間でもその一生はドラマです。ノラだって同じ。彼らの1匹1匹の生き様に触れれば、そこには感動的なドラマがある。その一生が短いだけにドラマは濃厚で、多くのことを教えてくれる。この夏以降テン、みう、ルイと身近なニャンコを立て続けに看取って、感傷的になりつつ自身の至らなさも教えられた。トシを取ると気持ちの切り替えなんて容易じゃない。ここはひとつ、思い切り思い出に浸ってみようかと。

「ノラが家猫になるとき」という記事を書いたのは1年半前のことでした。わが家に迎えた後のリン一家が変わる様を書いたつもりですが、実はリンたちは何も変わってなくて、変わったのは自分の観点だった。この一家には本当にいろいろなことがあったけど彼らにとってそれは普通のことで、運命に翻弄されるノラの一生に初めて触れた自分の驚きに過ぎなかったのです。


久々に揃って食事する現在のリン一家

リン一家は、数いるノラたちの中でも本当に何回も幸運に恵まれたのだと思います。それこそ宝くじに何回も当たったような幸運に。世の中は猫ブーム。テレビやネットには幸せそうなかわいい猫が溢れている。そんな猫たちに気持ちがほっこりするのもいいもんです。でも同時に、草葉の陰で不幸のどん底に喘いでいるノラたちにも思いを馳せてあげられたらと思うのです。特に先月の大洪水のような災害時には。

今回はリン一家がわが家の家族になるまでの軌跡を辿ってみました。主人公はリン(当時はイエミケ)、キー(黄チビ)、クウ(白黒チビ)の3匹。バイプレーヤーはソトチビと、私ことオジンです。

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☆リンとの出会い
2年前の10月。勝手口でソトチビのご飯を食べていたリンと遭遇。ソトチビはリンを怒るどころかむしろ見守っていた。みうをオジンに奪われたソトチビの、2度目の恋の始まりでした。

 
(左)はじめて出会ったリン (右)リンにご飯を譲るソトチビ

☆チビたちとの出会い
11月になってリンがまだよちよち歩きの子供、キーとクウを連れて来た。一家はソトチビの寝床で暮らし始めたので寝床をアパート形式に"増築"したところ、ソトチビとの共同生活が始まった。彼らはとても親密で寝床の区別もなくなった。ソトチビは相変わらず通いで夜になると寝に来る。毎日のご飯にホッカイロ交換、それにトイレや寝床の掃除と家猫並みのお世話を続けました。

(左)アパート仕様の寝床 (右)一家とソトチビの食事風景

☆キーのご難・その1
キーが近所の貯水池に落ちた。朝になってご近所の奥様方が騒いでいた。2m以上深い貯水池は水がなく底が沼のようになっていた。脚立を持って金網の隙間から入り、周囲に町内の奥様方が見守る中、貯水池の底でキーと必死の追いかけっこをして何とか救出した。無残な姿で檻の中に残った自分。それが、わがノラ保護活動の町内デビューとなりました。

(左)深い貯水池の底にキーが (中)逃げ回るキー (右)救出後家裏でリンと合流

☆キーのご難・その2
年が明けた真冬の深夜、リンの尋常でない様子に裏のお宅を覗くとキーがグリーンカーテンに逆さ吊りになっていた。雁字搦めで簡単には外れず、結局深夜に電話してネットも切らせてもらうことに。作業中キーが暴れだし、勘違いしたリンとクウが攻撃してきた。リンの猫パンチにクウの体当たり。ようやくネットが外れると3匹揃って闇の中へと消えていった。しばらくすると、いつもの寝床に戻っていた。


宙吊り事件の翌日に一家揃って

☆クウのご難
そろそろ親離れを迎える頃のある日、庭を見るとクウが家族を探していた。夢中で探すクウが心配になって後をつけると、どんどん町内の奥の方へと進んで行く。明らかに方向を失って不安そうなクウに、まだ懐かれてない自分にはどうすることもできず途方に暮れていると、生垣の下からソトチビが顔を出してクルルルとひと声鳴いた。すぐに道端に沿ってさっさと歩き出すと、クウが慌ててついていく。家裏に戻ると、家族と一緒にクウがいた。

家族と合流したクウ(奥)

☆ソトチビの発情とリンのNR(Tはなし)
2月になると子離れを迎えたリンの妊娠準備ができたのだろう、物静かなソトチビが発情した。2匹が恋を成就するまさにそのとき、意地悪なオジンがリンを取り上げて家の中に保護した。慌ててリンを探すソトチビと子供たち。ソトチビはリンのいない間、子供たちの面倒を見続けた。リンは翌日手術を受け、復帰を目指して家の中で養生した。

子供たちとリンは1日に2,3回勝手口の隙間から対面させた。10日間の養生の後半は、リンにリードを付けて家裏に慣れさせた。子供たちとは徐々に家族に戻ったが、リンの変化に気落ちしたソトチビは姿を消し、そのまま行方不明となった。リンはバレンタインの日にリードを外し、正式にRした。

(左)ソトチビと過ごす子供たち (中)ドアの隙間から親子のご対面 (右)リードを付けたまま寝床に入ったリン

☆お迎えという形の保護
リンは家裏での生活を続けたが、家族3匹が揃う時間は随分少なくなっていた。親離れで姿を消す前に、まだ懐かないキーとクウをどうやって保護するか途方に暮れた。そこで一計を案じたのは、勝手口の隙間からリンと対面させるとたまに子供たちが家の中に入って来たことだった。その機会はリンのRから2週間後、春の嵐になる前日にやって来た。

その朝、ニャーとみうはたまたま2階の部屋にいた。勝手口の隙間からリンが入って来た。リンは保護して以来家の中を気にしない。すると続いてキー、やがて臆病なクウも入って来た。かねてから妻との打合せ通り、妻が様子を見ている間に自分が玄関から出て勝手口に回り、妻に確認しながら外からそっと勝手口の扉を閉めた。子供たちはリンに続いて保護部屋に移動。こうして騒動もなくキーとクウの保護が完了したのです。リンのRを後悔したこともあって、リンも一緒に保護しました。

(左)ドアの内側に入った子供たち (右)保護部屋に入った一家
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無事に保護されたリン一家はわが家で現在に至るわけですが、実は当初は里親さん探しを行う予定でした。しかし子供たちがなかなか保護者に懐かず、今でも家庭内ノラをやってる始末。里親さん探しが棚上げになってしまったのです。でも保護者には馴れなくても、一家にとってはすっかり楽しいわが家になったようです。

キーとクウは幼少の頃から見守ってきたが、物心ついて多少遠征に出るようになった頃、よく"戦利品"を持ち帰ってきた。それがアイスクリームの芯棒だったりお菓子の袋だったり、そんなもの食べられないよ、果たしてこの子たちはこのまま放っておいたら生きていけるのだろうかと思ったら涙が出た。そんな思いで書いたのが「この一家に光を。」 一家の保護を決意したときでした。

昔と違って、今では街中で暮らすノラが自分の力だけで生きていくのは不可能に近い。家には入れないしゴミ箱は漁れない。都会ではネズミや小動物だってそんなにいるわけじゃない。虫は冬になればいなくなる。結局ノラたちは、特に子ノラにとっては人間の施し物を頼りにするしかない。しかし飢えばかりじゃない、病気や事故や寒さなどで殆どの子ノラが1才を迎えずに果てていく。彼らが幸せを手に入れるには、リン一家のようにいくつもの幸運にめぐり合わなければならないのです。

幼少期を家裏で過ごしたキーとクウ

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子ニャンの天下だチキンが通る

2019年11月11日 | チキン,キリン,ポニー
先日、ある記事でチキンのことを破壊神と書いてしまいました。破壊神と言えば忘れもしない、今は里親さん宅で恙なく暮らしているハリーです。(過去記事「破壊神降臨」参照下さい。) チキンはそんなにひどいことはなくて、まあ「オイタな子ニャン」と言ったところでしょうか。

毎日悪戯に余念のないチキン

わが家に来て5ヶ月。その間本当にいろいろなことがあったけど、チキンの強みはとにかくマイペース。でも子ニャンにマイペースを許す周りの猫たちもいい家族なんだなと思います。保護者として困るのは壁で爪を研ぐこと。爪とぎをいくつ用意しても使わず、キャットタワーの爪とぎはあっという間にボロボロだ。それにゴミ箱漁りも悩みの種。キッチンやゴミ袋から何か持ち出しては遊んでいます。何と言うか、もうそれが楽しみで癖になっちゃてる。コラッ、と怒ればますますハッスルしてやりだすので手が付けられない。

自慢気に"戦利品"をくわえて

他の猫たちが困るのは何と言っても安眠妨害。とにかく遊び相手が欲しくて誰彼なく絡んでいく。逃げようものならしめたとばかりに追いかける。でも結局相手をするのは人(猫)の良いシロキとちび太。もっともシロキはおデブで直ぐに疲れるので、もっぱらちび太が相手となりました。ところがチキンはエンドレス。ちび太が熟睡しているときでもかまわずに「遊んで~」と絡みつく。傍で見ていてもちび太のイラつきがわかります。

チキンはちび太兄ちゃんが大好き

人だろうが猫だろうが、どんなに怒っても避けてもくっついてくる。とにかく誰かと一緒にいれば安心なチキン。この人懐こさ猫懐こさが真骨頂のチキンは、結局何をしても許されちゃうのです。でも子ニャンってみんなそうなんだよね。親離れしてるのに、子ニャンの特権をフルに使って立派に世渡りしている。昔は人間の子にもそんなのが結構いたけど、今じゃ殆ど見ませんね。

シロキおじさんの傍なら安心だ

そんなチキンにも生死の分かれ道があった。5ヶ月前にあの小学生の姉妹が衰弱したチキンを保護して店に連れて来なかったら、果たして小さな命が繋がったかどうか。しかしその後は4人の里親さん候補が現れたのにみんな流れ。当方の審査が厳しいのかもしれないが、里親さんが決まることと本人(猫)が幸せになることは同じじゃない。猫がのびのびと暮らせないなら何のために保護したのかわからないわけで、ニャン保護活動を行うのなら、猫に寛大な本当の猫好きを見抜く目を持たなければならないと思うのです。

柔軟体操? いえいえ単なる寝相です

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屋根下の住猫、ポニー

2019年11月09日 | チキン,キリン,ポニー
その後のポニーの話です。すっかり店の子になりました。
事務所前のラック上にダンボールで寝床を作ってあげたところ、大変気に入ってもらえたようで昼間はずっとそこにいます。遊ぶのもご飯もラック上。夜になってレオがレジ室で寝静まった頃、ラックから下りて店の中を飛び跳ねる。昼間下りるのは喉が渇いたりトイレが我慢できないときだけ。


ラック上(屋根下)の住猫、ポニーです(事務所の窓より)

事務所はスタッフの往来が多いのでその度にポニーがご挨拶。今ではすっかり人気者です。レオはポニーに興味があるようでしきりに気にする。これがただの興味なのかそれとも敵対なのかは今のところ不明。しかし当初は怖がっていたポニーの方が少しづつ慣れてきた。最近はレオもラックに上って、箱の中のポニーと(ちょっと緊張感の伴った)お見合いも。


屋根の梁が昼間のポニーの遊び場

さて、ポニーのすぐ後に現れた新参の子猫(新新ニャン)ですが、その後見ていません。その子は当店に来る数日前に、店のスタッフがSCの反対側で目撃していた。何でも親の後を追っているような感じだったとか。どこかでお世話されていればいいのだけど。


ポニーに続いて顔を出した新新子ニャン
(影の関係で写りが悪いです)

と思っていたところ、今度はその子猫の親のような猫が現れたらしい。新新新ニャンです。その猫は気が強そうで、ミセミケ用の置き餌をあっという間に食べて今度はポニーの分を狙ってきた。ポニー危うしだったが、危機一髪スタッフが顔を出してその猫は退散した。しかしそれから1週間くらいしてまたやって来た。今度はレオが相手をし、スタッフ2人をバックにつけたレオが俄然頑張って追い払った。

事務所から人が出て来ないと自分からお迎えに

それでポニーは事なきを得たのですが、それ以来置き餌は止めました。かわいそうなのはミセミケで、店に早く来る以外はご飯にありつけなくなった。本当はその新新新ニャンだって、寒くなるこの時期はたくさん食べて脂肪をつけたいだろう。でも共同生活ができないというか、他の子たちと折り合いをつけられないのはやはり困るわけです。ポニーはまだ子猫。夜に襲われたら誰も助けてあげられないので。

「遊んで~」の催促

チビがニャーに、ちび太やテリーがテンちゃんを慕って居着いたように、子ニャンにはやはりまだ保護者(猫)が必要なんじゃないかな。しかしポニーには誰もいない。レオはちょっと役不足だし下手をすれば敵役になりかねない。ということで、ポニーの頼りはひたすらスタッフです。スタッフからみればかわいさ満点でも、このままっていうのはまず無理そう。本来なら人に馴れてしまえばノラ卒業です。

さてさて、わが家の猫どもにご相談といきますか。

人間はまだ怖い、でも大好き猫になりました
(寝床はホカホカの布団つき)

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新しい時代、サクラとキジロ(黄白)

2019年11月06日 | サクラ(新顔)とキジロ(黄白)
ルイの壮絶な最後を看取った余韻がまだ覚めやらないこの頃ですが、家裏では残ったサクラとキジロ(黄白)が相変わらず頑張っています。サクラはルイがいなくなった昼間が中心、キジロは夜を中心にやって来る。お互いに相手がいると遠慮するので鉢合わせても騒動もなく、もともと声が小さいので騒音もなく、通いなのでご近所への気遣いも不要です。今回はこの2匹について現状の紹介です。

キジロ(黄白)くん
まず訂正から。今年2月2日の記事「黄色いノラちゃん」、1月26日の「2019冬・ノラたちの今」(ソトチビカテゴリー)、さらには5月17日の「その後の家裏のノラたちは」の記述に誤り(勘違い)がありました。今年の初めに喧嘩騒動を起こしたのは正しくは黄色と(大人っぽい方の)黄白でした。それらの記事に現在家裏に来ているキジロくんの写真を使ってしまったために、大変紛らわしくなりました。

童顔キジロくん(再掲)

騒動を起こした2匹は春が過ぎた頃から見ていません。今来ているキジロは童顔の小柄な猫で、昨年末あたりからたまに夜遅く顔を出すようになった。来た当時はノラ密度が高かったせいか殆ど姿を見せなかったが、夏を過ぎた頃からはほぼ毎晩来てます。相変わらず来るのは夜ですが時間は早くなって19時か20時頃。今は日暮れが早くなったのでもう少し早く来ます。

大人しい子でほとんど鳴きません(再掲)

キジロはサクラ同様とても警戒心の強いおとなしい猫です。声も小さい、というか殆ど鳴きません。勝手口の下でこっちが気付くまでじっと待っている。おそらくこっちが気付かないで"空振り"することも多いだろう。ご飯を出すときは甘えるような無声音で鳴いて嬉しそう。当初は「シャーッ」の挨拶だったが今はもう馴れたもので、お近付き度も順調に上昇中。キジロはソトチビと同じ、当区域に隣接する草原の方からやって来ます。

最近のキジロ(齢2才弱くらい?)

サクラちゃん
はじめに、サクラ命名時の記事はルイと合同だったので(故)ルイカテゴリーに移動しました。かれこれ1年半になろうという長い付き合いのサクラ。当初は姿すら見れないほど臆病だったのが、今では勝手口を開けると覗き込んでくるほど積極的になりました。声も少し大きく出せるようになって、キッチンにいれば何とか聞こえるようになった。

サクラは左耳サクラ猫(再掲)

シロキに続いてルイのストーキングも何とか交わしてきたが、おかげで来る回数はどんどん減って、しまいには2日空けたり夜中に来たり。しかし今はサクラの天下。朝から晩まで多いときは1日に5回くらいやって来ます。サクラはハリーやルイ同様山の手の方から来るが、先日妻がそれらしいお宅をみつけたとのこと。同じような模様の子が他にも何匹かいたそうです。

出会った頃はとても臆病な子だった(再掲)

実は最近、サクラの声を聞くたびに思い出す。か細い子猫のような声。その声質といい鳴き方といい、みうにそっくりなのです。みうも殆ど鳴かない猫だったけど、たまに何かに憑かれたように鳴き叫ぶことがあった。勝手口の向こうで催促するサクラの声を聞くと、まるでみうが鳴いているのかと錯覚してしまう。ああ、自分のみうに対する思い入れはここまで強かったんだなと改めて思いながら、サクラにはみうの分まで長生きしてもらいたいと思うのです。

最近のサクラは安心して食べ放題やってます

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困ったちゃん猫、ニャーの決意

2019年11月03日 | ニャー
ニャーです。
半年以上のお久しです。
もう自分の出番はないのかと思ってました。
というのも最近、オジンとちょっと気まずいからです。
オジンに書いてもらわないと、ニャーは出れない立場だから。


ニャーは今日も元気です

実は4,5日前から寝場所を変えました。
夜はいつもオジンの枕元で寝てたのが、今はリビングで寝ています。
特に理由はないんだけど、猫って定期的に生活パターンを変えるんだよね。
まあ季節が変わったときとか、気分転換したいときとか、
そんな感じかなニャー。

オジンも特に気にしてないようだけど、
このところ疎遠にしてたから納得してるのかな。
この夏以来確かにいろいろあったからね。
しかもオジンはあの9月の停電熱中症以来ずっと体調が悪くて
今は風邪で寝込んでます。

相変わらずオジン観察に精を出してるんだニャ

オジンが悩んでるのは寝場所のことじゃなくて、
またぞろ始まっちゃったんです。
リンに飛び掛ったりクウを追い回したり。
どうしてだか自分でもよくわかんないんだけど、
シロキやキーにも時々眼付けしちゃいます。
昨日は生意気なリンにおしおきして
リンの毛をいっぱい口に含んでたら逆にオジンにおしおきされました。

このところしばらく気にならなかったんだけどな。
オジンは転嫁行動とか言ってるし、オバンはヤキモチだって。
二人が気にしているのは、
リンとクウがニャーを避けて逃げ回ってること。
2階のベッド下やどこかに隠れていつも姿が見えない。
最近はニャーが庭に出てるときも、
わからないのか1階に下りて来ないそうだ。

ニャーにとっては目障りが消えていいことなんだけどニャ。
あの2匹が不憫ってことらしい。
(本当はそうでもないんだけどね。)
仲良しツインズや、クウがリンに甘える姿もすっかり見なくなったそうだ。
でも、ニャーだってずいぶん我慢したり気を遣ってるんです。
コタツに入りたくてもリンがいれば諦めるし、
リンがオジンにくっついているときは邪魔しません。
オジンだってよく知ってることなんだけどね。


ニャー一派も健在です(上ちび太、下キー)

最近のオジンとオバンの会話。
「どうしても相容れないなら、どっちか里子に出すしかないかね」
 (えっ? どっちか?)
「そうは言っても、リンとクウとキーは離せないだろう」
「でも1匹になれば案外人に馴れるのも早いんじゃない」
「もしうまくいかなかったときを考えるとな」
「3匹一緒ってのは難しいでしょ」
「だったらニャーか。1匹だけで思い切り甘えさせてくれる人に」
「そうね。ニャーだったら如才ないから誰とでもうまくいくね」

おいおい、何言ってんだか。
ニャーがいなくなったらオジンだって困るくせに。
まあ、本気の話じゃなかったみたいだけど。

今日はちょっとした記念日なんです。
ニャーは今日でオジンとオバンと出会って4年、
この家に来てから3年になりました。
人間年齢でオジンのトシを抜くまでは、ニャーはこの家で頑張るつもりなんだからニャ。

このアホ寝がたまらなく気持ちいいんだニャ

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