今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

分離不安という名のストレス? ~ちび太の場合~

2023年02月26日 | ちび太
ちび太の前記事(1/11)でいろいろ反省し、以後はちび太との関係回復に努めた。
感情一直線の猫のこと、信頼関係を壊さずに怒るなんて易しいことではない。
意識を他に向けさせることができればいいのだけど、それが何ともままならない。
一方関係回復と言っても、自分に対する行動が何か変わったわけではない。
寝場所をオバンベットに変えたり、かつてのべったりがなくなっただけだ。
ただ、気になることがあったのです。

サクラの部屋にお邪魔中のちび太

下腹部の毛がまるまるなくなって、皮膚がもろ出しになっていた。
昨年暮れあたりからのこと。
ちび太がケンを追い回し自分が怒る、そんなことが2カ月ほど続いた頃からだ。
ちび太のハゲはやがて両後足の内側まで広がり、背中の両側にも部分ハゲが数か所できた。
ストレスなのか菌の類か原因がわからず、2月の初めに通院しました。

診断の結果は予想に反して「ノミアレルギー」。
そういえば通院する前にハゲの部分にいたノミを2匹ほど退治した。
実はわが家では昨年夏から秋にかけてノミ大騒動があったのです。
その後一応は鎮静化したものの、根絶するはずがなかった。
フロントラインも効かずさらに2匹退治したけど、この話は別の機会に。
その時の先生の処方はステロイドと抗生物質。
サクラとは違う女医さんの病院だったけど、まったく同じ薬だった。

下腹部と後足の裏側は毛のない状態

ところが、ちび太は結構神経質でこの薬をどうしても飲まない。
食べ物に混ぜてもダメ。直接口に入れるにも最初は騙せたが、しまいにはものすごい抵抗で(保護者の)流血騒ぎにもなった。
ようやく飲み込んでも、胃液や食べ物と一緒に無理やり吐き出す始末。
かえってストレスを与えてしまう投薬は、結局途中で諦めた。
一方ちび太のハゲは胸の近くまでと尻尾の裏側まで広がり、背中のハゲも増えた。
先生の言う通り、ハゲの原因はちび太自身の執拗なグルーミングだった。

そのころはもう、ハゲの原因はストレスだと確信していました。
でもこんなに過激なストレスなんて初めて見るし、どのように対処すればいいのか。
普通の獣医さんでいいのかあるいは動物メンタルクリニック?
で、わからなくなってもう一度先生のところに行ったのです。

背中のハゲは数が増えて大きくなってきた

ハゲのところにあるアザはよほど強く舐めた跡らしい。
ブツブツと湿疹のように膨れ上がった部分もあった。
「すごいね、これ。」 とりあえずロングライフ抗生物質を注射。
さらに犬用の精神安定剤(のような薬)を出してもらった。
だが言うまでもなく、ストレスの原因を除くことが第一だ。
自分のこれまでの状況説明(告白)を聞いて先生は言ったのです。
「怒られたことなんて(ちび太は)もう忘れてんじゃない? (猫は)そんなことで気持が変わったりしないから。」
と、先生はまず保護者を慰めた。そしてある推測を話してくれた。

ハゲの中には点々とアザが

分離不安症
人間の幼児にはよくある、母親が見えなくなると癇癪起こして泣きわめく子。
その点猫のおかあさんはうまく親離れさせる。
しかし販売目的や何らかの理由で早々に人間の手に渡り、保護者の寵愛を受けすぎると、
やはり保護者が見えなくなると問題行動を起こすようになったりする。
落ち着きがなく鳴き喚いたり、典型的なストレス症状(グルーミングや転嫁行動)だったり。
通常は子猫の時期に起こるのだけど、ちび太のような甘えん坊は大人になってもあるという。

先生は断定せずに判断を保護者(自分)に任せた。
ケンとの関係はもう少し様子を見た方がいいと。
それで、今はもらった薬を試しながら、シャイなちび太の様子を見ながらかまってます。
落ち着きなく鳴き喚く行動は影を潜めたように見えるのですが・・。

生活ぶりは以前と変わらないのですが・・


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