君たちはつい最近まで店の周辺を思うままに闊歩し
店で(他でも?)ご飯を食べて、自由気ままな暮らしを謳歌していた
それがある日突然人家の一室、しかも檻(ケージ)の中に
自分に何が起こったのかすらわからなかっただろう
人間なら嘆き悲しみ、将来を憂いて絶望に苛まれてしまうかもしれない
でも君たちはすごいな、こんなときでも前しか向かない
身の不幸を嘆くよりもこの境遇をどう切り開くか
まずは鳴き喚いて保護者にすがってみる
かつて知ったる保護者だからね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/00/5de9fd64a24648d0b0a7b781583ba361.jpg)
モドキ:ケージの中にいてもボス猫の迫力は変わらない
モドキはもうすぐ3ヶ月、ヒョウとダイフクは2ヶ月、レオとココは1ヶ月
君たちのケージ暮らしはこれまでになく長くなった
ただ、今では交互にケージを開けて部屋の中で過ごせるように
ヒョウとダイフクが出てこないのは、保護者との信頼関係がまだ薄いからかな
モドキはもう保護部屋にもすっかり慣れて
2度ほど家の中に出て来たことがあったね(敷居の閉め忘れ)
最初は無難に探検して先住猫たちと遠目に挨拶
でも2回目はリンと軽く勃発してしまった
慌てて保護部屋に逃げ込んだのは君の方だった
今では保護者付だけど、少しづつ先住猫たちとも慣れていかないとね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f9/b0a50dab559f52b2c008792ab3595c7f.jpg)
保護者が近くで作業してても動じません
保護部屋のケージ暮らしにも少しづつ慣れて来たレオとココ
ココは相変わらずレオを拠り所にして、何とか落ち着きを取り戻した
そして店でおやつをねだりに行くときの、あの感覚を思い出したのかな
シャーもあるけど、あのときの表情で見つめてきたり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/1f/3b26551d454b167fb2b7c13a57fd7493.jpg)
店に来た時のように、レオの後追いになったココ(奥)
レオは立ち直るのが早かったね
翌日には保護者の足にスリスリ目鼻の先でゴロンゴロン
人間大好きの君は、保護者がいれば場所を選ばないようだ
看板猫時代から人見知りをしないし、君を欲しいというお客さんも多かった
でもココのために、もう少しいてもらうことにしたんだよ
君の課題は先住猫たちとの親和性、モドキ同様に少しづつ慣れていかないとね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d6/2d9433ee98b287b1348e7817346ccc98.jpg)
食べ物さへあればいい? ダイフクはまったく落ち着いてます
初めから悠然としていたダイフク
やっと安全な場所を見つけたと思ったのか、落ち着きすら感じた
かつての強者は、5年ぶり再来するまでに何があったのか
周囲を気にして逃げ回る弱気な猫になっていた
でも家の中なら大丈夫、シロキを見習えばいいんだよ
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まだまだ怖くて近づけないヒョウが、時折見せる柔和な表情
ダイフク同様ケージを開けても出ようとしないヒョウ
出ないのは人間に対する警戒心と他猫への警戒心のせいか
一方ケージ暮らしなのに、大食漢ぶりが衰えないのは驚くばかりだ
何かというと口開けてサイレントシャーッ、人の手が近づけばバンッと攻撃
身を護るための本能だから仕方ないけど、保護者に要求することも早く覚えないとね
保護者への攻撃性がなくなってほしいモドキ、ココにヒョウ
他猫との相性テストを受けなければならないレオとダイフク
それぞれ段階は違うけど、それが君たちの家猫修行だ
君たちはもう、新たな猫生への第一歩を踏みだしているんだからね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/2c/59b5a00fbbcc96615445836b7581763d.jpg)
外のニャーを見つめるレオ(左)とココ
ニャーのレベルが2匹の、いやすべての家猫の最終目標だ
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