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家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

猫愛 ~ほんわか、でもやっぱりせつない猫たちの物語・第5話~

2023年07月02日 | 猫愛 ~特選・猫たちの物語~
第4話のマリの話、如何でしたか?
ほんわかと暖かくて、どこか物悲しいノラ猫マリの生涯です。マリが幸せだったことは言うまでもありません。それでも感傷的になるのは、運命に従順なれど懸命に生きるマリの生き様に心動かされるからだと思います。まあ、今回は佐竹さんの脚本の妙もあるかな。事実を淡々と連ねるだけで読み手をこれだけ感動させるのだから流石。擬人的な扱いも、佐竹さんの見立てが確かなものだからすんなりと受け入れられるのだと思います。


佐竹さんの取材を受けたけど、療養のため続けられなかったテンちゃん

さて今回は、話というよりはある出来事の紹介です。
先日の「坂上どうぶつ王国」で紹介されたのは、庭で何度かご飯をあげていた猫ちゃんがある日、目に障害のある子どもを連れて来て「この子をお願い」と。その家の人は母子猫ともに保護し、子猫の目を治してさらにはそれがきっかけで仕事を辞め、保護猫同伴専用のアパートを建築してしまったという豪快な話でした。SNSやブログでも、子供を託しに来た母猫の話を時折目にします。

5年前、リンは家裏に息子たちを連れてきた (左はソトチビ)

ノラにとって人間は怖い存在。でも頼らざるを得ない存在。とりわけ♀猫ちゃん、特に母猫にとってはそうなんですね。投稿されるのは大抵母子ともに保護したとか、子猫を保護して母猫はTNRしたとか、それがきっかけで幸せになった猫ちゃんたちの話です。子猫だけ保護したなんて投稿には、母猫はどうしたと不満やら非難っぽいコメントが続いたり・・。読み手の気持ちもわかるけど、猫育て未経験の人が母猫の願いに応えて子猫を保護するというのも立派なこと。実際には、母猫がいくらお願いしても見向いてすらもらえないことが大半だと思うので。

今回リンクしたお話(出来事)は、ワンニャンプロジェクトさんのSNS投稿をネットニュースの「ねとらば」が紹介したものです。あるお宅でご飯をもらっていたガリガリに痩せた猫ちゃんがある日、1匹ずつ咥えて5匹の子猫を連れて来て、5匹目を運んだ直後に倒れて急逝してしまった。その子猫たちの保護を依頼されたのが投稿者さんでした。命をかけて子供たちを託しに来た母猫、心が痛みます。

ハルは、Mさんに保護された直後に6匹の子を産んだ

今は水害のシーズン。被害に遭った人たちも本当に大変だけど、水没した町の片隅で子育てをしていたノラの母猫は、子猫を守りつつ人知れず命を落とすのだと。そんなことのない平和な世の中が来るよう願うばかりです。尚、前述「ねとらば」の記事の他に、参考として同様の話をGoogleで検索した結果、また以前に読んで印象的だったbear-sparkさんのブログ記事もリンクしておきます。(元はねこかますさんのYouTube「かーちゃん猫、子猫を託す」で姉妹編もあり、「ねこのきもち」などにも取り上げられて大反響となりました。)


  (いずれもクリックしてポップアップ)


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