庭のフーシャ
皆さんご無沙汰しました。お元気ですか。
こちらはイギリスの10月にしてはめずらしく暖かい日が続いていて助かっています。
庭のフーシャの赤い小さな花が朝露にぬれて朝日に輝いているのをみながら書いています。
この半年、メール通信を書けなくなって、何をしていていたかといえば、寒い長雨の春は、いえの中に閉じこんでちじこまっていたし、夏はベルギーや、バルセロナ、オスロとでかけていましたが、気持ちは‘一人でいる寂しさ’にめげていたのだと思います。フェースブックとは怖いもので、友達の楽しそうな様子が、写真から毎日のようにつたわってきて、なんとなく人とつながっているような錯覚を起こすかもしれませんが、結局は、直接的な会話がなければ、孤独感は増すばかりなのです。
病院の休憩時間に同僚に「どうも、悲しい気持ちがいっぱいになっちゃって。更年期の症状かな」と話すと、同い年の彼女は「アーティストウェイ」という本にインスパイアされて、毎朝、自分の気持ちを思いつくままに書いている、と話してくれました。
わたしも、メール通信を書いていたときは、自分を振り返ることができたんだった、と思い、やっとまた書こうかなというきもちになれました。
なずなも大学生となり、ボーイフレンドもでき、知的障がいのある人たちのサポートワーカーとして、あっちの家、こっちの家とロンドンのカムデンあたりを、行ったりきたりしていて忙しく、わたしの家には来ることもないのですが、人生の半分をなずなにべったり頼って生きてきたわたしは、やっぱり寂しくて仕方ないのです。通勤の途中に公園などで、赤ちゃんや、幼児を見かけると、いいなーとうらやましくおもったり。
自分の人生を生きる、誰かに頼らないというのは、なかなか難しい。
まずは、今日は第一歩を踏み出し、このおてがみを書いたし、午後には、フォレストローにバスでいって、メタルカラーライトセラピーのお話を聞きに行ってきます。
ではまたお便りします。秋の日を楽しみましょうね。
間美栄子 2013年10月7日
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