最近サイト上で使う写真を社内で撮影する機会が多いのですが、いかんせん素人。実物と色が大きく違ったりレタッチに時間がかかったりとどうも効率が悪い。デジタル処理のフェーズで何とかならんかと思いPhotoshopのポテンシャルを引き出すべく勉強会に参加してきました。
中部電塾「Adobe Photoshop CS5による超高解像度画像処理」
以下は備忘録
[はじめに]
現在文化庁の依頼で文化財の保存に関連するプロジェクトに携わっているが写真撮影の分野がフィルムからデジタルへと移り変わっていく時代の中でPhostoshopなどデジタル画像処理に関する情報が何も無い中手探りで挑み続けたから今の仕事に繋がっている。
①継続は力なり
②教えることは教わることである
③情報は発信するところに集まる(これにはちょっと感銘)
を旨にスキルや知識を自分だけに留めることなく業界全体の向上のため還元していくことが重要である。
[超高解像度画像の撮影ノウハウ]
文化財など国の資料としてアーカイブする写真撮影に関しては文化財の詳細をどこまで高精細に撮影できるかがテーマなのでワンショット(一枚の写真)ではなく全体を分割して撮影しPhotoshop上でそれらを超精密に結合することで通常のワンショットでは実現できない高解像度(事例では3億画素の画像データ)のデジタルフォトデータを作成することが出来る。
[Photoshop CS5による超高解像度画像処理]
・CS5からは複数ファイルのレイヤーの自動整列機能のアルゴリズムが進化した。これによりある程度オートで面付け処理が可能。
・パス切りなどの際も境目のエッジをぼかして繋いでいたがCS5ではレイヤーの自動合成機能で高度なハードエッジマスクが自動的に生成されトーンも自動的に揃ったレイヤーが生成される。さらにパペットワープ機能を使用してレンズのゆがみも補正できる。
・また利用率が低いが高解像度(重い)ファイルをweb上で公開するための機能であるZoomifyは非常に便利なので使いましょう。(知らなかったけどコレかなり使えますよ!Scene7みたいなコンテンツ作れちゃう)
↓
mediaboxとzoomifyで簡単に楽して画像をリッチに見せる
[まとめ(自戒の念も含めて)]
どうしても知っている範囲の機能、慣習化してしまっている作業手順にハマってしまいメジャーバージョンがアップグレードされてもCS2ぐらいから自分がPhotoshopでやってることって変わらなかったりするなと反省。CS5にはまだまだ底知れぬポテンシャルがありそうだ。とはいえ実務で使わねば身につかないので積極的に実践。
会の後少しだけ懇親会にも参加して話しして、カメラマン業界でもフィルムの仕事ってのはほぼ消滅らしく、ただ写真を撮影するという職能だけではもはや無用の長物になりかねないようです。Photoshopを使用した処理などデジタル領域にも対応できないと仕事にならないらしい。
これはwebも同じで今のやり方、ノウハウなどすぐに陳腐化するのを前提として生きていかないと喰いっぱぐれるだろうし、むしろいかにコモディティ化せずに自身を変化させれるかがキーですな。運営者の方々も営利目的でも営業目的でもなく本当に善意と業界の底上げのために開催していて頭が下がりますね。僕もがんばろう。
おまけ:全然関係ないけどカメラマン業界に関して興味深いポストを紹介
↓
ライターとカメラマン
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 12551
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以下は備忘録
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現在文化庁の依頼で文化財の保存に関連するプロジェクトに携わっているが写真撮影の分野がフィルムからデジタルへと移り変わっていく時代の中でPhostoshopなどデジタル画像処理に関する情報が何も無い中手探りで挑み続けたから今の仕事に繋がっている。
①継続は力なり
②教えることは教わることである
③情報は発信するところに集まる(これにはちょっと感銘)
を旨にスキルや知識を自分だけに留めることなく業界全体の向上のため還元していくことが重要である。
[超高解像度画像の撮影ノウハウ]
文化財など国の資料としてアーカイブする写真撮影に関しては文化財の詳細をどこまで高精細に撮影できるかがテーマなのでワンショット(一枚の写真)ではなく全体を分割して撮影しPhotoshop上でそれらを超精密に結合することで通常のワンショットでは実現できない高解像度(事例では3億画素の画像データ)のデジタルフォトデータを作成することが出来る。
[Photoshop CS5による超高解像度画像処理]
・CS5からは複数ファイルのレイヤーの自動整列機能のアルゴリズムが進化した。これによりある程度オートで面付け処理が可能。
・パス切りなどの際も境目のエッジをぼかして繋いでいたがCS5ではレイヤーの自動合成機能で高度なハードエッジマスクが自動的に生成されトーンも自動的に揃ったレイヤーが生成される。さらにパペットワープ機能を使用してレンズのゆがみも補正できる。
・また利用率が低いが高解像度(重い)ファイルをweb上で公開するための機能であるZoomifyは非常に便利なので使いましょう。(知らなかったけどコレかなり使えますよ!Scene7みたいなコンテンツ作れちゃう)
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どうしても知っている範囲の機能、慣習化してしまっている作業手順にハマってしまいメジャーバージョンがアップグレードされてもCS2ぐらいから自分がPhotoshopでやってることって変わらなかったりするなと反省。CS5にはまだまだ底知れぬポテンシャルがありそうだ。とはいえ実務で使わねば身につかないので積極的に実践。
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