ハナレグミ / "オアシス"
(J-POP)
評価:★★★★★
まあこの人の作品は無条件に好きなのですが、久しぶりに発売前から予約して尼で購入。前作「あいのわ」があまりにも良すぎたからどうかなという心配も完全に杞憂。原田郁子、おおはた雄一、Pすけなどサポートメンンバーも相変わらず極上。
オアシスっていうタイトルが示すように光に満ちたぬくもり溢れるハナレグミの世界。タイトル曲はじめアッパーチューンはSBD時代の様な少しファンキーなアレンジの曲が多いのだけど、やはり真骨頂はアコースティックな弾き語り風メロウサイド。
M-4「Spark」M-5「きみはぼくのともだち 」を聴くと本当に心が溶かされていくような染み渡るような。歌の持つ力、音楽の持つ力を改めて想う。
終盤のM-10「天国さん」は先立つ家族のことを歌ったその詩がねもう、静かな曲なんだけどこれまでのハナレグミには意外とあまり無かったタイプの曲かも。そこからの最後の曲「ちきしょー」がまた素晴らしい。これぞハナレグミな歌声がどんどん伸びていく野外向けの曲で名曲「光と影」にも通ずるこみ上げっぱなしの名曲。
作品ごとに愛の対象がより広くなっているようにも感じるし、齢を重ねてなお良くなっている気がするなタカシくん。
オアシス
ハナレグミ(hanaregumi)/きみはぼくのともだち.wmv