Rosa Passos / "Amorosa"
(BOSSA NOVA/JAZZ)
評価:★★★★☆
タイトル通りジョアン・ジルベルトの名盤 「Amoroso(イマージュの部屋)」 へのオマージュであり、リスペクトを込めて制作されたホーザ・パッソスの2004年作。
スカートをはいたジョアンとまで言われたホーザ・パッソスならではの最高にJAZZYで大人なしっとりとしたBOSSA NOVA作品。夏の開放感ではなくライブハウスでグラスを傾けつつ聴くべきアダルティなボッサ。暗めの間接照明がお似合いか?
"WAVE"、"BESAME MUCHO"等などボッサ好きなら一度は耳にしたことのある名曲郡を非常にムーディーに歌い上げています。ガット、ピアノ、オーケストレーションが奏でる高級感はオリジナルにはないこの作品の特徴。
中でも嬉しいのはフレンチボッサの巨匠アンリ・サルバトーレがゲスト参加のM-12"Chega de Saudade "。このお爺ちゃんの声ってやっぱマジックだね。
ブラジルには今もジョアンの遺伝子が脈々と流れているのだなあと改めて感じる珠玉の一枚。
"Amorosa"