+ NDD DISC REVIEW +

ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

ミニスティ-ルパンもいいけどモノホンが欲しい!

2009年09月27日 | TOPICS
夏前ぐらいに子供用と称して実は自分が欲しかっただけだったりするのですが、ミニスティ-ルパンを購入。一応トリニダードドバゴから輸入したブツです。

ミニなんだけどそれなりに、あの涼しげな音は出ます。一音階分と少しだけですが、音も振ってあるので「きらきら星」とか簡単な童謡レベルだったら弾けるかな。娘ちゃんはパンの中にスティックをブチ投げて遊んでるんだけどね。

モノホン(本物)はテナーパンで安くて15万以上もするから、けっこー買うには度胸が入りますが、お金ためてそのうちモノホンを購入してリトテンもどきみたいなことやりたいなーとか画策中。



OTONOTANI 2009 行ってきたYO!

2009年09月24日 | LIVE/EVENT
毎年恒例の行事「OTONOTANI」に今年も行ってきました!今年は奥さんの友達とその友達カップル、自分のフットサル仲間のH夫妻も現地で集合してBBQ仕様で参加。自作DIYのMIX CDも置いてもらったりww

行きに見事に連休の渋滞にはまりかけましたが、なんとか回避して下道で一路岐阜の山奥へ。天候にも恵まれて本当に心地よい気候と山に囲まれた最高のロケーションで楽しかったなー。娘ちゃんは長時間の車移動でご機嫌ななめでしたが。

前半はBBQに没頭しつつasanaあたりからライブもチェックしつつ、主催者の一人、野網氏率いる「夕食」のリハが延々続いているようなある種音響的なライブも見つつ物販のぞきつつ。子連れだとなかなかまともにライブをじっくりって訳にもいかないけど大自然の中で後半は娘の機嫌も直り少し寝てくれたので助かったわ。

あら恋の最後の曲がフィッシュマンズっぽくて(カヴァーかと思った)、なんか山の上のほうで聴いてて凄い気持ちよかった。2ndだったけど裏MVPはPasadena。ゆるめで少しリゾーティーだけど、演奏力のあるエレキギターとエフェクターの使い方とかかなりツボなインストですごく良かった。

SHING02は数年前に観た以来だったのですが、格段にラップが上達していた、良くも悪くもリリカルに切りかかる、鋭いナイフのようなライミングはある種のスタイルとしては見事というか、1日目のベストアクトであったことは間違いなし。本人なんと岐阜の血が1/4流れているそう。これもまた邂逅。

やっぱOTONOTANIはなんか田舎に帰ってきたというか、そこで毎回会う友人達とか、来ている人たちのまったりな空気感とか大好きですね。アーチストの面子とか関係無く、なんか年々リピーターも増えてるし、それでもローカルフェスの良さはちゃんとあって、実は1番好きなフェスです。朝霧みたいにでかくならないといいですね逆に。

陳腐な言葉ですが、とにかくお隣の岐阜でたった二人でこのフェスを立ち上げた山田君と野網君には本当にリスペクトだぜ!また来年もよろしく!

http://www.otonotani.com/


歪曲
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2009.09.16.wed ハナレグミ TOUR あいのわ

2009年09月18日 | LIVE/EVENT
ハナレグミワンマン!!フェスとかで何度か観てましたが、ワンマンは実に名古屋4年半振り。もうどれだけ待ちわびただろうか!会議も終了間際に早抜けし、そっこーバスに乗り込みライブ会場つるまいプラザ(勤労会館)へ!

2歳の娘も実家に預け我が嫁もハナレグミだけは一人で行かせねーよ、と現地で待ち合わせ。今回超先行で気合でチケ取ったのでなんと前から1階席の6列目、超近いっす。

2日経った今日でもまだ余韻冷めやらぬというくらい良かった!いや最高すぎましたよ正直!久々に「あ~まだライブが終わらないでくれよ」と感じたほど楽しかった。

もうあの人は「BECK」のコユキや「神童」のうたじゃないけど、音楽そのものなんだね。音楽は人を繋げることがやっぱり出来るんじゃないかというくらい、お客さんも楽しそうだった(特に1階前列はハーコーファンばっかだったし)。

新作アルバム中心に"ハンキーバンキー"や"音タイム"とか皆大好きな初期名曲もけっこー演ってくれました。曲の途中でブギーバッグの名リリックをライミングしたり、ユーミンの「やさしさに包まれて」のカヴァーから"レター"へ繋いだりとサービスしまくり。勝手にBOSEが出てくるんじゃねーのとか盛り上がっちゃいました。(来なかったけどww)

しっかし声が伸びる伸びる、ホールを突き抜けて空に溶け込むようだった。ラストはギター1本で"光と影"。おおはたさんとかでも感じるんだけどギターと歌だけであそこまで人の心に届くってすげーな。歌い手としての力量が半端ない。

アンコールでは"家族の風景"も同じく弾き語りで聴かせてくれて、もう幸福感に満ち溢れた2時間ちょいでした。別の会場でまたワンマン観たいなーって思うよホント。

http://www.laughin.co.jp/hanare/


あいのわ
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■Agustin Pereyra Lucena / "Miradas"

2009年09月12日 | BRAZIL/LATIN/BOSSA

Miradas
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Agustin Pereyra Lucena / "Miradas"
(BRAZIL/LATIN GUITER)
評価:★★★★☆

70年代から活躍を続けるアルゼンチン人ギタリスト、アグスティン・ペレイラ・ルセナによる2004年作。本人の名前と同タイトルの1st(70年作)Agustin Pereyra Lucenaではバーデンパウエルの模倣とブラジル音楽への憧れを表現したに過ぎなかったが成熟の時を経て進化させた熟成されたワインのような芳醇なブラジリアンミュージック。

エリスレジーナのバージョンが有名なM-3"Aguas de Marco"などいくつかカヴァー曲もあるが、構成比としてはオリジナルがほとんど。初期のBOSSA NOVA路線からミルトンらミナス勢へも寄り添うようなよりブラジル内部へ接触するような空気感も。M-1などはトニーニョ・オルタの影響をうかがえるソフティケイトされたブラジリアンフュージョン。

年月を経て衰えどころかますます繊細で豊かな音色を爪弾く彼のガットギターの音がとにかく染み入る。敬愛するバーデンへのオマージュであろうM-12"Sambaden"などもただの模倣ではなくアグスティンのオリジナルとしてアウトプットされている。

脇を固めるプレイヤー陣の素晴らしい演奏もこの作品を高みに導いている要因であろう。タイトル"Miradas"からもわかるように、ミナスへのリスペクトに溢れた優しくまろやかな作品です。

Miradas

Agustin Pereyra Lucena cuarteto - Rutas