ジョアン・ジルベルト スタン・ゲッツ / "ゲッツ/ジルベルト#2+5"
(BOSSA NOVA/JAZZ)
評価:★★★★☆
最近引越し後CDを整理中になんとなく聴いてみたらとんでもなく良かったという作品がコレ。ジョアンがスタンゲッツとの競演を快く思ってなかったという逸話が記憶にあったせいか今まで黙殺してたんですが。いやいや聴かず嫌いはいかんです、反省。
64年10月、ニューヨークはカーネギー・ホールでのライヴ盤に日本盤のCD化の際に5曲追加収録されたこれの聴きどころは前半のゲッツの甘ったるいJAZZから一転ジョアンワールドへ突入していくM-4以降。明らかに会場の空気が変わるのがわかります。
さすがボッサの発明者!ルートでリズムを作るのが天才というか変態的に凄い。なかでも3分弱のM-7「ボンファに捧ぐ 」はジョアン独特のミニマルな世界観が凝縮された究極のボッサギターインスト。カフェミュージックではないボッサを感じ取れます。
ゲッツ/ジルベルト#2+5