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ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

■V・A / "Afro Temple Percussive" mixed by LAVA

2010年01月03日 | CLUB MUSIC
Afro Temple Percussive

V・A / "Afro Temple Percussive" mixed by LAVA
(HOUSE/CROSS OVER)
評価:★★★☆☆

年末のレコフェスネタからの1枚。随分前に12"で購入したラテンハウス名曲"Todo Dia"がめっちゃストライクだった日本人クリエーターLAVAのMIX CDというよりはRemix集。

あんまりクレジットじっくり見ずにレコフェスの勢いで買ってしまったのだが、もう少し旧譜よりにFaroutあたりを交ぜてくるようなちょいダウンテンポなラテンハウスなんかを期待していたら結構クロスオーバー系というかオサレなCLUB JAZZ寄りで少し拍子抜け。

本来的にバリバリのDJじゃないのかMIX CDというほどミックスのダイナミズムや構成の妙を楽しむほど作りこまれていないのでホント単なるRemix集だった。

決して悪くはないのだけど、すごく聴き込む感じやたれ流しに大活躍って感じでもなくまあ可も無く不可も無くって感じかな。

とはいえ自分の知らないキラーチューンに出会えるのがコンピやミックスものの良さでもあり、M-8のSaigenji"Choro"のRemixがメチャクチャ良かった!Saigenjiなんてガチなブラジル系のSSWだし(日本人だけどね)、ショーロってタイトル通りガット一本系のガチなショーロなんだろうが、これを踊れるこみ上げ系の切ないブレイクビーツに仕上げていて、これ4つじゃなくて8ビートにしたら哀愁ギターループ系HIP HOPトラックじゃんって感じ。思わず原曲も掘っちゃいました。

M001 : Aqui tomoca & Oshibuchi Teisuke
(LAVA’s Back To Our Roots Remix)
M002 : Fascinio Gladston Galliza
(LAVA’s Deeply In Love With Brazil Remix)
M003 : 50 Ways To Leave Your Lover Platinum Pied Pipers
M004 : My Oh My Brigette
M005 : Itshintsh’ Ikhona Amampondo
M006 : Just Give Me Time Carola & Heikki Sarmanto Trio
M007 : Defect2 : Curiosidade Tom Ze
(John Mcentire Remix)
M008 : Choro Saigenji
(LAVA's Jazz Samba Session)
M009 : Bewitched Wanda Sa
(LAVA's Secret Backyard Remix)
M010 : Gosto Do Que E Bom Gerardo Frisina
M011 : Mas Que Nada Gregor Salto
(Gregor's Respect To The Master Mix)
M012 : Terra & Agua Electro Coco
(Buschemi's Smooth Bossamix)
M013 : Diciembre LAVA feat. Gema
(Source Of Love Version)


Afro Temple Percussive

■DE DE MOUSE / "TIDE OF STARS"

2008年05月11日 | CLUB MUSIC
TIDE OF STARS  SPECIAL EDITION

DE DE MOUSE / "TIDE OF STARS" SPECIAL EDITION
(CLUB MUSIC/BREAK BEATS)
評価:★★★★☆

昨年のアンダーグランドシーンからの異例のヒット作となったエポックメイキングな名曲"baby's star jam"収録のロマンチックエレクトロミュージックの傑作アルバムにして伝説的イベント「RAWLIFE」の象徴的アーチストでもあるDE DE MOUSEの1st。

確実に90年代のテクノ~デトロイト周辺を通過したであろうサウンドは僕ら30代に突入した元ヘッズ達の耳にも優しく響く。エイフェックスツインをさらにロマンチックに黄昏系にしたような感じか?

とはいえ密閉されたクラブでしか機能しないミュージックではなくリスニングに耐えうる秀作が並ぶアルバムっすわ。

全曲すげー好きというわけでは無いですが、やはり白眉はM-1の"baby's star jam"!この曲最高ですね。なんか病みつきになるんです。何語かよくわからない言語で歌うボコーダの女性ボーカルとジャケからも感じられる独特のギャラクティックでアジアンチックな世界観と浮遊感のあるシンセと後半にかけて狂っていくビートが気持ちよいドリルンベース。

胸キュンなメロとどこかレトロでクリスタルでキラキラした上モノと相反するようなブレイクコア的な疾走するビーツはまるですごく良かった頃のスクウェアプッシャーのよう

TIDE OF STARS SPECIAL EDITION


オフィシャルHP

■PEECHBOY / "IT ADDRESSES SOMEBODY(MIX CD)"

2008年02月27日 | CLUB MUSIC
PEECHBOY / "IT ADDRESSES SOMEBODY(MIX CD)"
(CROSS OVER/MIX CD)
評価:★★★★☆

購入自体はけっこう前にしていたのですが、よーやくレビュー。最近はめっきりクラブ事情にも疎いワタクシ、人に薦められて中古で安く見つけたので購入したMIX CD2枚組み。

トラックリストを見てもわかるようにジャンル横断型のMIXモノなれど単なる雑食系ではなくビシッと筋の通った選曲と構成。ジムオルークからマーヴィンって奇をてらっているように思えどこのDJ耳がいいのか何の違和感も無く同居させてます。

一言で言えば己が良いと思うグッドソウルミュージックをダンス/ディスコという大きなくくりでパッケージングしたMIX CDです。エフェクトの賭け具合からするとルーツはハウスやガラージ系の人なのかな?なんて思いますが、どうなんでしょうね。

ただ難点はトラックごとに曲を切って無くて2枚とも1トラックで60分くらいなので途中の好きな所から聴いたりできなんだよね(;´Д`)

TRACK LIST -DISK01-
Artist / Title
1.Jim O'rourke / Prelude To 110 Or 220 - Women Of The World(peechboy Re-Edit)
2.Marvin Gaye / A Funky Reincarnation(Instrumental)
3.Hot Chocolate / Confetti Day
4.Quiet Storm / Only You
5.Alif Tree / Forgotten Places
6.Alif Tree / Forgotten Places(Moodymann Remix)
7.Level 42 / Micro-Kid
8.Peechboy / peechboy20060108
9.Kid Sublime / -(Basement Works Volume 4 A side)
10.Amp Fiddler / Right Where You Are
11. - / Welcome Home
12.Dedos / Electricity
13.Robert Babicz / Rock
14.Sinnamon / I Need You Now
15.Satoshi Tomiie / Glow(Spirit Catcher Remix)
16.Rama / Don't Want You To Be
17.Ying Yang Twins / Shake
18.Klatch! / God Save The Dub

TRACK LIST -DISK02-
Artist / Title
1.Thom Yorke / Eraser
2.Vincent Montana Orchestra / Paul's Happy
3.ULA / To Be A Human(Remixed By Major)
4.Justus Kohncke / Advance
5.Osunlade / Pride(Dominique Torti Remix)
6.Mary Wells / Gigolo
7.Romain D. / Disco Eternity
8.Venus Dodson / Where Are We Headed
9.Hot Toddy / Slave To You
10.Suzi Lane / Ooh, La, La
11.Loleatta Holloway / Love Sensation(peechboy Re-Edit)
12.Bobina / Trance For Cowboys(Ozgur Can Dubina)
13.Alan Blaxe / Virtigo(Crystal Re-Edit)
14.Plaza / (Got My) Dancing Shoes
15.Eddy Airbow / Dancefloor Loops(Live Mix)
16.Yannick Labbe / Gallieni(peechboy Re-Edit)
17.Lenny Williams / Choosing You

■Manuel Gttsching / "E2-E4"

2007年08月14日 | CLUB MUSIC
E2-E4

Manuel Gttsching / "E2-E4"
(PROGRESSIVE ROCK/HOUSE CLASICS)
評価:★★★★★

言わずと知れたプログレの雄が残した世紀の名盤にしてハウス~テクノアンセムとしても知られるアルバムが全一曲で構成されている超長尺な曲。近年ではTHA BLUE HERBのBOSSがE2E4への偏愛を言及してジャンレスに音楽を聴くリスナーからも支持されるのがコレ。あらゆる意味で伝説と化している84年作。

シンプルかつリズミックなシーケンス、なんとも官能的で恍惚感のあるギター。とろけるような、まどろむような少しづつ狂っていくような感覚。ミニマルミュージックの原型にしてハウスDJから愛されるのも納得の幸福感。

何度も反復される音像の中気が付いたら遠くに飛ばされていたというのは後にも先にもE2E4という魔法の曲の最大の魅力。メタモに出た時はメタモでしかE2E4を演奏しないとかいう契約を結んだとかどうとかって話題になってましたね。

なんで今さらレビューでこの曲を書くのかというとアナログでは曲の途中で裏返すのが面倒だったんだけど、最近CDをゲットしたのでその煩わしさから開放されたというお話です。

■紙ジャケ盤↓
E2-E4(紙ジャケット仕様)
マニュエル・ゲッチング ディウレコード (2006/08/25)売り上げランキング: 63926


■Kenji Hasegawa / "colors of time"

2007年07月29日 | CLUB MUSIC
”colors of time”non-stop mixed by Kenji Hasegawa in memories of OASIS
(HOUSE/CROSS OVER/MIX CD)
評価:★★★★☆

数年前にリリースされたベテランハウスDJのサマーフレーバーなミックスCD。たしか内容良かった気がするぞ、と思い毎度のことながら中古屋で見つけ格安でディグ。

最近ほとんどと言ってもいいほどハウスとかCROSS OVERものとか聴かないんだけどこれは丁度一番クラブミュージック買ってた時に良く聴いた12"などが収録されていて少しなつかしさも感じましたね。

タイトルやジャケからもわかるようにダンスさせることよりは家とか車でまったり聴くことにプライオリティを置いている作品で一曲目からリトテンの名曲"SKY STEPPER"だったりします。FPMの"WHISTLE SONG"~アナンダプロジェクトの奇跡の名曲"CASCADES OF COLOUR"など流麗で上品な選曲。メジャーだと音楽会社の関係上限られた曲しか使えないわりには良い意味でものすごく良くまとまっているなと。これはスキルだね、良い耳してる。

「私ハウス好きですよ~いいのあったら教えてください」なんて言う全然ハウス好きでもなくて表層的に音楽聴いてるくせに、一般的なOLをバカにしてるような販売系オシャレさんとかは好きなんでしょうねこの手の。どうも悪く言ってるようですが、このMIC-CD自体はとても良いです、本当に。

”colors of time”non-stop mixed by Kenji Hasegawa~in memories of OASIS
Kenji Hasegawa LITTLE TEMPO ARTO LINDSAY JEROME SYDENHAM KERRI CHANDLER MICROWORLD FANTASTIC PLASTIC MACHINE LOUIE VEGA インディペンデントレーベル (2004/06/30)売り上げランキング: 84484