+ NDD DISC REVIEW +

ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

■MAROON 5 / "Songs About Jane"

2006年08月30日 | ROCK/POPS
Songs About Jane
MAROON 5 / "Songs About Jane"
(ROCK/POPS)
評価:★★★☆☆

けっこー前に購入してたCDです。正直『Sunday Moraning』が聴きたくて買ったんだけど本当にいい曲ですね~。現代版ホワイトソウルという感じですか。グルーヴィーで泣きメロで甘美な名曲。ipodで今でもよく聴きます。んでドラムがすげータイトでカッコ良いんですよね。

全体的にはロック的要素のほうが強いんで曲によっては嗜好に合わないのもあんだけど音楽的には非常にレベルが高いなと。演奏も上手いし。

黒さはないんですがR&B的だと言われてるのもなんかわかる気がします。

MAROON 5/"Songs About Jane"

■Marco Pereira / "Valsas Brasilieras"

2006年08月29日 | BRAZIL/LATIN/BOSSA
Marco Pereira / "Valsas Brasilieras"
(BRAZIL/GUITER INST)
評価:★★★★☆

最近はますますブラジルものをよく買うし聴くのだけれどこれは最近購入したものの中でもよく聴いてます。名ギタリストでありコンポーザーでもあるMarco Pereiraがブラジルのいろいろな作曲家のワルツを12曲演奏した作品。

本来はテクニカルな早弾き系もやっちゃう人らしいですがこの作品はその部分はぐっと抑えてしっとりと丁寧に優しくガットを弾いた素朴で美しい作品。ワルツの3拍子ってだけでなぜかお洒落感が増しますね。ふむ。

一聴するととても地味かもしれませんが場所・時間を選ばず聴けます。とてもとても穏やかな珠玉のギターインスト。

Valsas Brasilieras

■Paulo Moura / "Negro del Blanco"

2006年08月19日 | BRAZIL/LATIN/BOSSA
Negro del Blanco

Paulo Moura / "Negro del Blanco"
(LATIN/INST)
評価:★★★☆☆

ブラジルインストゥルメンタル界の巨匠でクラリネット奏者パウロ・モウラと、新進気鋭の7弦(!)ギタリスト ヤマンドゥー・コスタのデュオによる作品。

なんともお気楽なというか牧歌的な作品。イカしたジャケも良いですがインストながら二人で楽器で会話してるかのような演奏が目に浮かぶ作品。

日本人が思い浮かべるブラジリアンなテイストというよりは南米独特の少し土臭さもあるのでボッサ好きな人にはイマイチ受けが悪いかもしれませんね。バーデンやピアソラのカヴァーなんかもやってます。M-9の名曲のいいフレーズを繋いでいくメドレー曲が最高でした。

Negro del Blanco

■Jay Dee / "Welcome 2 Detroit"

2006年08月02日 | HIP-HOP/BREAK BEATS
Welcome 2 Detroit

Jay Dee / "Welcome 2 Detroit"
(HIP-HOP/INST)
評価:★★★★☆

早すぎた死が残念な天才児が残したとにかくド渋な作品!

ただひたすらビートにのみ重点が置かれたブレイクビーツの数々。音数の少なさもさることながらサンプリングネタ感も皆無ながらそこにはざらついて黒いブラックソウルを感じさせるのだからまた凄い。

中でもEW&Fのご機嫌グルーヴィーソウル名曲を原曲を跡形も無くバラして再構築した「Brazilian Groove」は白眉。原曲のメロウマッドネスな質感だけが際立つ珠玉のブレイクス。ドナルドバードの同名曲「THINK TWICE」も上述のように再構築。

小さめの音で聴いてちゃわかんねーよコレ。

Welcome 2 Detroit