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ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

[Archive] 2013.09.01.Sun 冨田勲×初音ミク 無限大の旅路~イーハトーヴ交響曲~

2013年09月25日 | LIVE/EVENT
8月末から9月頭にかけてはオーケストラAICHIのリハなどもあり、やたら芸文周辺に行ってたんだけど、巨匠冨田勲が初音ミクをオーケストレイションに組み込んだ「イーハトーヴ交響曲」コンサートの再演が名古屋であるということでチケット高いし迷ったんだけど、以前ETVの特集で観た時のことが忘れられず、多分もう見る機会は無いだろうと思い大枚叩いて観てきました。

本格的なクラシックのコンサートは初の体験で、ふかふかの椅子に、最高の音響設備でホールに響くとにかく濁りの無い美しすぎる演奏があまりにも心地よすぎて意識を刈り取られそうになった第一部を経て、休憩を挟み第2部では、いよいよ40分長に渡る宮沢賢治を題材にした「イーハトーヴ交響曲」。

ミクの歌にオケがあわせるのでは無く、オケの一部としてリアルタイムでミクも歌うというこのプロジェクト。素人にはその凄さがわかりませんが、壮大で幻想的、そこには間違いなく銀河鉄道の夜が音像となっていた瞬間が合った気がする。

勝手な解釈ですが宮沢賢治のあbの幻想的な世界を表現するには肉体という物理的な要素の無い初音ミクというボーカロイドが必要だったんじゃないかな。演奏後の最後の鳴り止まない拍手が全てを物語っていたと思います。

冨田勲×初音ミク無限大の旅路~イーハトーヴ交響曲

冨田勲×初音ミク  「イーハトーヴ交響曲」 銀河鉄道の夜


イーハトーヴ交響曲
イーハトーヴ交響曲
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2013.09.07.sat-09.08.Sun フェスティバルFUKUSHIMA in AICHI!&オーケストラAICHI

2013年09月10日 | LIVE/EVENT






あいちトリエンナーレ2013のプログラムのひとつでもあるイベント「フェスティバルFUKUSHIMA in AICHI!」の中の市民参加型オーケストラに2日間、親子で参加してきました。あまちゃんの音楽を担当して大ブレイクの大友さんが総合ディレクションってことで、これは次の機会は二度とないだろうと思い、公募していたので応募。

ワークショップ含めたリハから当日までの約2週間、ほんっっっっとうに楽しかった!大げさじゃなく一生この体験は忘れられないと思う。幼稚園児か初老の方まで、楽器ド素人から熟練のプレイヤーまで、200人近くの人間が音楽を通じて、時間を共有し、その時間を楽しんだこと。こんなフィジカルな体験は初めてで感動した。

なんと言っても視聴に耐えうるレベルのパフォーマンスに昇華した大友良英という偉大な音楽家には尊敬の念しかないですが、温かい人柄含め「プロジェクトFUKUSHIMA」にこめた思いや背景をご本人の口から聞けたのは本当に貴重な時間だった。すっかりファンです。

日本の学校教育の音楽って画一的に点数付けされ、本当は楽しいはずの音楽が嫌いな科目としてしか見れなくなって、楽器を奏でたり、歌を歌ったりする芽を摘んでしまう要素もあるのかもしれないなあと。大人になってもこんなに楽しいんだから、勿体無いよね。

個人的に「あまちゃん」にドハマリしてるというのもあるんだけど、あまちゃんから始まってあれだけ多くの人を結びつけ、何より演者が皆幸せそうだったので、やっぱアートや音楽には人を繋ぐ力があるのだと感じた2日間だった。

大友さん、あまちゃんビッグバンド、オーケストラAICHIの皆さん、あいちトリエンナーレのスタッフの方、ありがとうございました!BIG LOVE!

プロジェクトFUKUSHIMA

フェスティバルfukushima in AICHI公式FBフォト

フェスティバルFUKUSHIMA! in AICHI! あいちトリエンナーレ2013  2013.9.7 [Network2010]


あいちトリエンナーレ2013 フェスティバルFUKUSHIMA in AICHI! 13.09.08