+ NDD DISC REVIEW +

ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

■ブルー・ミンク /"オンリー・フェン・アイ・ラフ・・・"

2012年05月14日 | SOUL / FUNK
ブルー・ミンク /"オンリー・フェン・アイ・ラフ・・・"
(SOUL/RARE GROOVE)
評価:★★★☆☆

キングオブディギンことMURO氏のミックステープに収録されていたスティービーワンダーの"ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ "をカヴァーした8曲目がとにかく奇跡的に良すぎて、ぶっちゃけそれだけのために買いました。(アナログは一時期ムチャクチャ高かった)

このカヴァーとにかくアレンジが素晴らしいと言うか白人ロックグループがレゲエ調でやってみるかと言う感じでやっていていわゆるうレゲエのカヴァーではなんですが、独特のゆるさとグルーヴィー感が他には無く最初から最後まで完璧すぎる。最後のハモリ具合の気持ちよさはもう昇天。

それ以外の曲は全然路線が違うのであくまでもレアグルーヴ的視点からのレビューです。 この1曲だけなら「いただきました!星5つです!!」とまちゃあきもシャウトするでしょう(謎)

オンリー・フェン・アイ・ラフ・・・(紙ジャケット仕様)
ブルー・ミンク ストレンジ・デイズ・レコード (2006-09-20)売り上げランキング: 448569



Blue Mink - You Are The Sunshine Of My Life

【備忘録】2012.04.27.Fri アクセス解析イニシアチブ in 名古屋

2012年05月12日 | Web/Design/Art
こうして文章化していないと絶対内容が薄れるので、風化しないうちにアウトプットしておこう。最近課題抽出と対策立案、さらに施策の効果検証とPDCAサイクルの中で「アクセス解析」が切っても切り離せないほど重要になってきているのでお勉強兼ねて「アクセス解析イニシアチブ in 名古屋」参加してきた。
※写真は公式サイトより拝借しました

【第1部】組織を巻き込むWebマーケティングの位置づけと取り組み方 / カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 村上氏

●要点
・自社の事業の中でwebマーケティングの位置づけを考える際、戦略や目標と整合し、組織の中に機能しバリューチェーンの中に
位置づけられていることが重要。
・その際にKPIの策定が重要。組織の中でその活動が認知されてこそ実績として認識される。
・設定したKPIに対して「どのようなことを行い、どう効果が出ているのか」を組織に対しどのようにレポートするのかも重要。

●所感
MBA取得の勉強中とのこともあり、専門用語が多かったのと経営学的な話が主体だったのが気にはなるが、上層部へ自身の成果を伝える際のレポーティングの重要性のくだりは、確かにPDCAサイクルまわすだけでなく、どう成果を実績として認識してもらう、今やってる仕事が特に周りには見えにくい事が多いので、組織の中で「あの人何やってんの?」とならないようにするのと経営貢献できる事をアウトプットするという意識は重要だなと。

【第2部】ベネッセの取り組み 分析から改善のアクションへ / 株式会社ベネッセコーポレーション 川崎氏

●要点
・ベネッセにおける「分析」から「改善」に繋げる取り組みとポイントを紹介。
・最終目的を決めて、それを因数分解するのがポイント。見るべき指標を明確に。
・一見良い数字も深掘りすると課題を抱えているケースもある、仮説を元に見る、大きく特徴のある部分を見る、他との比較で捉える。
・アクセス解析だけに依存しない。ユーザー調査など定性的データで見つかる事も。組み合わせが重要。


【第3部】明日から実践! 成果を出す「Webサイト最適化」のあれこれ / 株式会社アクアリング 松井氏

●要点
・どこから見るのか?→サイトに貢献する箇所(サイトのゴール)。
・目的を明確化し要因を分解できるだけ分解し、出来ること、出来ない事を整理→モデル化。
・サイトのゴールに近いところから取り組むことで、成果の平均単価が上がる。数字はとにかくグラフ化して見るのがポイント。
・ゴールまでのステップごとに数字を分析し、課題と施策を立案し、実施後の検証のサイクルを回すこと。

●所感
すごくわかりやすく内容も整理されていた。基本的には当たり前の話ではあったけど、ウェブ解析において基本、ここで言ってる考え方を忘れずに実践していけばいいのではといういいセッションだった。

【第4部】新機能と事例で解説 Googleアナリティクスの進化 / グーグル株式会社 大内氏

●要点
・Googleアナリティクスの新機能や事例紹介。
・アドバンスセグメントを徹底利用することでユーザーインサイトの徹底分析が可能。
・Eコマース機能のCV数値も注文キャンセルなども後からデータ削除可能(マイナス処理可能)。
・マルチチャネル機能:最初に設定が必要だが、ラストクリック(購入直前のクリック)だけでなく、アシスト効果の計測や、CVに
繋がった検索KWなども追うことで多様なチャネルを分析可能に。
・ビジュアルフロー:ゴールから遡ってフロー(ユーザー行動)を視覚的に確認し効果を見ることが出来る機能。
・モバイルレポートの改善:スマートフォンを含めモバイルユーザーの取得項目を追加。

●所感
GAやばいですね。全然そのポテンシャルを引き出せていないということがわかりました。主業務として一日中解析してることは無いのだが、アドエビスとか有料のASPで効果測定していた領域も設定極めればアトリビューション分析的なことも含めGAでまかなえそうじゃん。

ただスマホやタブレットなどのスマートデバイス系だとテストデータなどもIPで排他指定できないから、上手いことゴミデータを排除できないか聞いたんですが、ちと複雑な仕込が必要そう(泣)

●おまけ
最後に質問させてもらったんですが、GAはUI含めマイナーチェンジが多いので、現行で良い書籍無いか聞いてみたんですが、答えは「無い!」そうです。ただ電子書籍を準備中とのことなので、それを待ちたいなと。

【活動報告】アクセス解析イニシアチブ in 名古屋

■ヤン富田 / "ミュージック・フォー・アストロ・エイジ "

2012年05月02日 | OTHERS
ミュージック・フォー・アストロ・エイジ
ヤン富田 ソニーレコード (1992-11-01)売り上げランキング: 49171

ヤン富田 / "ミュージック・フォー・アストロ・エイジ "
(INST/EXPERIMENTAL)
評価:★★★★☆

御大ヤン富田大先生の2枚組み大作にして日本のエクスペリメンタルコズミックリゾートポップミュージック名盤。スティールパン奏者としても知られるヤン先生ですが、どうもやってることが先鋭的過ぎていまいち理解されにくいポジションなのかなと。

この作品もジョンケージのあの「4分33秒」やサン・ラをカヴァーしてるあたりで既にとっつきやすい作品では無いのは明白ですが、スティールパンの生まれたトリニダードドバゴでの録音体験での偶発的要素を取り入れていたり、アナログテープレコーダーへの偏執っぷりなど、その辺りの詳細をライナーで読むだけでも楽しめる。

スティールパンが重要な位置を占める作品ではありますが、いわゆるリトルテンポ的なゆるくて気持ちよい感じとはまた違う独特のミニマリズムやコラージュ、幻想的でコズミックな世界観に満ちた電子音楽作品。個人的にはこれは1枚目のM-7"ビヨンド・ザ・ブルー・スター・ゾーン・パート2"の気持ち良さったら筆舌に尽くしがたいけどね。

ミュージック・フォー・アストロ・エイジ


Yann Tomita / Beyond The Blue Star Zone Part 1