+ NDD DISC REVIEW +

ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

9月22日(金) Beto Caletti@カフェ・ドゥフィ

2006年09月26日 | LIVE/EVENT
9月22日(金) Beto Caletti@カフェ・ドゥフィ

アルゼンチーナ出身のブラジリアンシンガーソンガー、貴公子べトさんのJAPANツアーに行ってきました。場所は普段からちょいちょい行くカフェ・ドゥフィ。

普段はカフェなんでライブ仕様にしてのイベント。なかなか名古屋で本格的なボッサを聴けるライブが少ないので本当に待ってました!ライブハウスじゃないので音響はパーフェクトというわけではないですが証明を落としめにしての間接照明がいい感じ。

思いのほかイケメン(死後?)なべトさん。1部はまだ完全にエンジンかかってないのか、わりとまったりしてたんだけどジョビンの「ジエット機のサンバ」は圧巻のプレイ。

少しブレイク挟んでからの2部が超良かった。爽やかなんだけど知性的で少し色気のある歌声とボッサ独特のリズムとコード進行。和訳不可なサブダージという感覚を体験。空に鳥が飛翔するかのような躍動感と青空の開ける感じとでもいうのでしょうか。なぜブラジル音楽に惹かれるかというと自分が(日本人が)先天的に持ってない天然のポジティブな感じをそこに見ているのかも。

「なんかリクエストは?」と言うのですが誰もリクエストしないのでDjabanの「SAMURAI」をリクエストしたら歌ってくれました。自然とハンドクラップも始まりすげーいい感じのヴァイブが溢れた空間に。

ライブ後思わずライブ盤のCDにサインもらっちゃいました。すごくフレンドリー。全然関係ないけどフランス代表でバルサ所属のジュリに顔が似てました。

Beto Caletti / "En Vivo En Japon(LIVE)"

■Stevie Wonder / Innervisions

2006年09月22日 | SOUL / FUNK
Innervisions

Stevie Wonder / "Innervisions"
(SOUL)
評価:★★★★★

言わずもがなのニューソウル大名盤。レコードで持ってはいるものの格安3ケタで見つけたので先日購入。
んで聴きなおしてみるとやはり天才スティーヴィーの才能が爆発している奇跡的な傑作だと痛感。

オープニングの「Too High」からなんとも言えない緊張感、代表作「Don't You Worry 'Bout a Thing」はパワフルで躍動感にあふれ、「Golden Lady」では究極に気持ち良いグルーヴ感とどこか切ないメロディーがオールドシンセの音と絡んで泣かせる。

俗に言う3部作の中でも突出した出来だなと改めて感動。当時の時世とかも多分に影響しているのでしょうがこういうエヴァーグリーンな名作が生まれにくい現在、消費されつくしてもなお輝く作品があることを肝に銘じておかないと。

いわゆるニューソウル三部作です。

Innervisions

Talking Book

Songs in the Key of Life

■ベト・カレッティ /"エスキーナス"

2006年09月09日 | BRAZIL/LATIN/BOSSA
ベト・カレッティ /"エスキーナス"
(BOSSA NOVA/MPB)
評価:★★★★☆

アルゼンティ-ナながらポルトガル語を自在にあやつる貴公子ベトカレッティの傑作アルバム。まったくノーマークでしたがムチャクチャ良いですこのアルバム!今年買ったCDで一番良いかもってぐらい上品で洗練されたブラジリアンミュージック。限りなく★5つに近いです。

一曲目からスティールパンが気持ち良すぎ、爽やかで涼しげ幸福感に溢れていて一気にこのアルバムに引き込まれました。全編ほぼオリジナル曲で構成されていてコンポーザーとしての才能の高さも証明しているのですが、やはりギタリスト/歌い手として見てもとても好きなタイプだわー。

唯一のカヴァーはカエターノ~ジョビンにつなぐメドレーなんだけどギターインスト部分のアレンジなんかめちゃサヴタージですわ。上手いしセンスが良い!

しばらくヘビロテ確実です。

ベト・カレッティ /"エスキーナス"

■名古屋にも来ます!
http://www.inpartmaint.com/ripcurl/beto2006.html

9/6 おおはた雄一@TOKUZO

2006年09月07日 | LIVE/EVENT
今日は仕事を早めに切り上げて今池TOKUZOに足を運ぶ。
メインはビューティフルハミングバードのレコ発ツアーなんですがゲストで出演のおおはた雄一がお目当て。奥さんが先に行っていい席を確保してくれてたのでナイスな席をゲット。

フロントアクトの小鳥美術館もCOCCOみたいなヴォーカルととてもきれいなギターを弾くデュオで印象的。そんな中バッタリと外道スライム氏に遭遇し一緒にライブ鑑賞。

2組み目がお目当てのおおはた雄一氏だったのですが期待どうりというか期待以上に良かった。どこかブルージーなライクーダーのカヴァーをサラッと弾き始めて一気に空気を変えるあたりさすがのキャリアですわ。ってかギターむちゃ上手いね。

2曲目からヴァイオリニストの女性が参加したんだけどこの人も抜群のコンビネーションでギターと歌に彩を添えてなんというか華のある音像に。ストリングス系って生で聴くとすごくまろやかでいいね。

脇だったので曲数は少なかったけど大好きな曲「おだやかな暮らし」は本当にグッときましたよ。染みるわ。トリのビューティフルハミングバードも悪くは無かったのですが完全におおはた氏が喰ってましたね。すごく良かった!

全然関係ないけど外道氏の持ってるアイテムがなんかやたらと小洒落てました。チョイ悪路線?やたら禁煙の極意を伝授されたのですが僕は止めるにはなんかすげー大きなきっかけが無いと無理かもなーと。

ラグ・タイム
ラグ・タイム

■OTONOTANI 2006」開催

2006年09月06日 | LIVE/EVENT
昨年から引き続き今年も「OTONOTANI」のサイトを管理することになりました。と言ってもマイナーチェンジするぐらいなんだけどね。

昨年は晴れててとっても気持ちよかったんで今年もぜひ行こうかなと思っております。本当にゆるくてヤンチャ系じゃない人向きの秋フェス。

朝霧はひるむな~なんて人には丁度いいかもです。名古屋からも比較的近いんでオススメですよ。

■OTONOTANI 2006
10/28(SAT)、29(SUN)
揖斐高原貝月スキーリゾート
OTONOTANI公式サイト