+ NDD DISC REVIEW +

ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

■2008.6/22.Sun Naomi & Goro LIVE

2008年06月23日 | LIVE/EVENT

娘ちゃんを実家に預けて久々に奥さんと和製ボッサデュオnaomi&GoroのLIVEに行ってきました。しかもなぜか家から車で20分ほどの日進市の米野木という地元民でも未開の超サバービアな地で会場が整形外科で午後15:00からというのもありがたいですね。

たどり着いたらまるでカフェかというようなえっらく小洒落た病院で、なんか天然生活とか超充実してて会場でスウィーツ販売してたりと、なんか納得なところでした。リハビリルームをホールにも使えるように設計してあるらしくそこでライブ。お客さんもモロ雑貨屋でバイトしてます!みたいな人が多かったよ。

二部構成のライブで「デサフィナード」「ワンノートサンバ」「イパネマ」などなどジョアンのというかジョビン作曲の超クラシックのカヴァー中心の内容。偉そうに聞こえるとなんですが初心者向けの選曲なのかな?もう少し突っ込んだ感じの曲をチョイスしてくれても良かったかなーなんて。

しかし伊藤ゴローさんはやはりキャリアが長いだけあってムチャキレイな音出すな~。超ノーブルなのねアルペジオが。本人達もMCで言ってたけどnaomiさんとの微妙な息のズレ具合(音じゃなくてね)が味ですね。ラストに大好きな"HOME SWEET HOME"が聴けたのが嬉しかったすね。サインまでもらっちったわ。

公式ブログ

http://blog.livedoor.jp/naogoro/archives/51225700.html


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■おおはた雄一 / "SMALL TOWN TALK アコースティック・ライフ”カバーズ

2008年06月17日 | J-POP
SMALL TOWN TALK ~“アコースティック・ライフ”カバーズ~
おおはた雄一
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おおはた雄一 / "SMALL TOWN TALK アコースティック・ライフ”カバーズ"

私が愛して止まないSSWおおはた雄一さんの新作は全曲カヴァーで構成されたカヴァーアルバム。ライブは名古屋に来たらかなりの確立で行っているんのですが毎回1~2曲はカヴァー曲を演奏しててそれがまたすげー良くて新作も珍しく発売日に購入しちゃいました。

ライブでも彼のポテンシャルが最も引き出されるのはギターと歌だけのシンプルな構成だと勝手に決め付けてるんですが、今作も必要最小限の編成で味わい深いおおはた節全開の珠玉のアコースティックアルバム。マジ染みます。

ライナー読んで年齢は自分より少し上なだけなんだなと知りました。その割には(失礼)渋~い曲ばっか選んでるんなーなんて。ライナーで1曲づつ本人が解説してるんだけど本当にこの人いい音楽に触れているなーと。耳障りが良いだけの薄いポップスではなく、さらに誰もが知る名曲なんかじゃなくても本当の意味で長く聴かれていく音楽を知っているんだね多分。M-4の陽水のカヴァー大好きです。


01. SMALL TOWN TALK (BOBBY CHARLES)
02. I MUST BE IN A GOOD PLACE NOW (BOBBY CHARLES)
03. DON'T THINK TWICE IT'S ALL RIGHT (BOB DYLAN)
04. 海へ来なさい (井上陽水)
05. Raindrops Keep Fallin' On My Head (B.J.THOMAS)
06. If You're Lonely (Eric Justin Kaz)
07. PINK MOON (NICK DRAKE)
08. MARTHA (THOMAS WAITS)
09. ゴロワーズを吸ったことがあるかい (かまやつひろし)
10. コーヒー・ブルース (高田渡)
11. Don't Let Be Me Lonely Tonight (James Taylor)
12. ONLY YOU (THE PLATTERS)
13. 水門 (友部正人)
14. Good Night Irene (LEAD BERRY他)
15. ALL APOLOGIES (NIRVANA)※ボーナス・トラック

■CSS Nite in Nagoya, Vol.4(Movable Type特集)

2008年06月13日 | Web/Design/Art
音楽とは全然関係ないのですが、MT3からメジャーバージョンが上がってBLOGツールから完全にCMSに様変わりしてしまった感のあるMovableType。

直感的にノンプログラマーなデザイナー兼コーダーでもサクサクといじれるMTの良さが消え去り難解になってまったのですが、仕事で使うので書籍も購入したしお金も出してもらえるので仕事として6/9(月)にMT4関連のセミナー行ってきました。月曜だからかちょい人少なめ。

内容はこのとーりMT4に特化してました。

■CSS NITE NAGOYA
http://mt4lp5.cssnite.jp/nagoya.html

結論から言うとテンプレの概念とかもう完全に別物として再度勉強し直すつもりでマスターしたらCMSとしては拡張性も高いので中小規模サイト構築にはかなりの武器になるかも。という感想。触ってる感覚としては構造さえ理解すればなんとかなりそうかなと。ただし触り倒す時間が確保できればですが・・。
※4.2βにアップしたらCSSに異常が!?謎多し。

が、確実に一部ユーザーは覚える前にMTとはさよならしようだなという感じ。だってわざわざ本買ってセミナー行くぐらい複雑なんだよ!デザイナーとしては(X)HTML/CSSでなんとかなっちゃうのが良かったのにね。なんかZモジュール化して抜き差ししたりする感じとか馴染めないよ多分。SixAprtさんも開発者よりの仕様にしちゃったのね。



■ベストSESSIONはこの方。
黒野さんa.k.aクレマ先輩。

http://cremadesign.jp/

実際ありそうな案件を例にしていてわかりやすかった。色々と技術書にも寄稿しているようです。BLOGもRSSリーダーに登録しとこっと。
余談ですが、お姉さんがデッドのTシャツ着ててなんかいいなこの人なんて思ったり。音楽好きなのかな?フェス好きのwebデザイナーなんていいよね~(推測)
※ご本人様コメントありがとうございます!



とはいえ個人的にはMT好きなんでもう少し付き合ってみようかなと。
何回かエロいことしたら情が沸くようなもんで意外と馴染むかもしれないしね。内容の濃さからして妥当な金額のセミナーでした。ぜひCSS NITE毎年名古屋に来てほしいです。


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■L / "How we do"

2008年06月12日 | HIP-HOP/BREAK BEATS
L / "How we do"
(HIP-HOP)
評価:★★★★☆

んでこっちが“青盤”。同じく限定正規再発。いわゆる一発屋故にこちらも鬼レア。HIP-HOPも気が付けばレアグルーヴ化が進んでいると言ったところでしょうか。

アブスト臭漂う赤盤に比べ青盤はこれぞアンダーグラウンド・ジャジーヒップホップの走りともいうべきHIP-HOPからのJAZZへの返答としては秀逸極まりないサウンドプロダクション。やってることが早すぎて今聴いてもまるで古くなく逆に新鮮。

JAZZYなボサノヴァ・ギターをサンプリング(元ネタ誰か教えて!)していて抜き方とループの組み方がセンス抜群の極上ジャジー・ジョイント。C/Wの“Blue lights and blunts”も玄人好みなド渋な1曲。この12"のインストverなんかさりげにMIXしてたらそのDJ相当お洒落やね。

やはり我がHIP-HOPルーツは90年代にありと再確認。

■ L / "Check the flow"

2008年06月11日 | HIP-HOP/BREAK BEATS
L / "Check the flow"
(HIP-HOP)
評価:★★★★☆

中古市場で1万円以上の値が付く通称“赤L”ことL. / Check The Flowが全世界800枚限定で正規再発。
知るぞ知るアングラ名曲12"レア盤で昔MIX-TAPEとかにちょいちょい入ってたけどド渋すぎて若い子は知らないかもなあ。

個人的にアブストラクトJAZZの題名曲でもあるはBobby Hucherson / Montaraネタってだけでもう即死系なのですが、くぐもったビートと言い、フックでの女性ヴォーカルの上でスクラッチされるJeru The Damajaの声ネタといいスモーキーシットで文句なしのクオリティ。洗練一歩手前のロウファイな感じがムチャかっけー!

マジで90年代のミドル~ニュースクール期はHIp-HOPが成熟に向かう手前の時期で多種多様なサンプリングソースの導入とインテリジェンス志向な地下系名曲が奇跡のように連発されていたのだと改めて感慨深くなっちゃったり。

この手の再発は買い逃すと一気に値上がりするのでデータで音楽聴く時代でもリーマンの小遣いの中からでも気合で買うのですよOver30のB-BOY達よ!同士よ!

※同時再発の青盤も言うまでも無く購入したYO!