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ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

スマートフォン巧者のマーケティング術

2012年07月06日 | BOOK/MAGAZINE
スマートフォン巧者のマーケティング術
日経BP社 売り上げランキング: 17616


スマホを使った生活者やユーザーとのコミュニケーション事例を集めています。アプリ中心ですが、各企業がどのような狙いや目的で、またどのような指標で、スマートデバイスを通じたデジタルマーケティングに取り組んでいるのか参考にはなります。
以下はポイントと感じた点。

・とりあえずスマートフォンを使おうというアプローチは正しくない。
・自社が培ってきた強みや特性を活かしてそれを伸ばすためのマーケティング戦略の一環としてスマートフォンを活用している。
・アプリで儲けようというのではなく顧客との新しいコミュニケーションの形を模索しているところが多い。

備考:
この手のアプローチの場合、KPIの設定や実行後のROIを計測するのが、非常に難しいなーと感じます。おそらくメディア出稿したと仮定した場合の認知効果とかになるんだろうけど、本当はエンゲージを数値化して金額換算できるといいのだろうなとか考えたり。

スマートフォン巧者のマーケティング術

次世代コミュニケーションプランニング / 高広 伯彦(著)

2012年06月02日 | BOOK/MAGAZINE
次世代コミュニケーションプランニング
高広 伯彦 ソフトバンククリエイティブ 売り上げランキング: 3323

高広伯彦氏著の「次世代コミュニケーションプランニング」を読んだので備忘録兼ねてポイントとなりそうな点を幾つかまとめてみた。

・商品をサービス化する=「商品」だけでは足りない購入者にとって「期待される価値」を補う発想。
例:花王ヘルシアは購入者が日々健康管理できるサービスをwebで提供。
・「マスからトライブ」へ。
一人の人間が複数のグループに所属しているから情報は他のグループへ飛び火。

・マーケターのセグメンテーションからユーザーのコネクションへ。既存のマスターゲティングではサイズが合わなくなってきている。

・クライアントからの要望。オーダーとオファー。明確に要求(目的)が決まっているオーダーと、クライアント自身ももやもやとハッキリしない顕在化していない目的をオファー。(というのはオリエンする側もされる側も認識できているといいね。)

・「クチコミ」を起こすには、
「①商品サービス自体がクチコミされる要素がある」
「②他人を巻き込むと利便性が増す」
→人に伝えたくなる確立×人に伝えやすい仕掛け。

・ContextにおけるTargetに与えられるValueを考える視点。
例:ブルボンのプチシリーズ→電車や授業の(C)待ち時間や隙間(T)で食べられる、持ち運べる(V)

個人的にまめピカも既存の先行する競合商品に上記の視点で新しいバリューを付加してヒット商品なのかなと。
・例:豆ピカ→トイレ(C)で掃除をする(T)紙がボロボロニにならない(V)

プロモーションするにしてもPRするにしても、どのメディアに掲出するかではなく、ターゲットとなる顧客をデモグラフィック的観点ではなく、トライブ敵視点でどのようにセグメントし、どのようなコンテクストでコミュニケーション取るのかをプランニングしてはじめて掲出メディアを考えたり商品やサービスを考えようということかな。
間違ってたらすいません。

次世代コミュニケーションプランニング

高城剛と未来を創る10人 対話から見えた、その先の世界

2012年04月12日 | BOOK/MAGAZINE
高城剛と未来を創る10人 対話から見えた、その先の世界 (アスキー新書)
高城剛
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 12149


サンプルをいただいたのでレビュー。
本のタイトルが誇張しすぎというか、内容はアスキーで連載していた対談集をまとめて、後から高城氏本人が追記したような構成なのでそこまで大げさな内容ではない。最後の吉田豪氏との対談は面白かったが単に吉田氏の特異性が面白いだけか。

結局高城氏の本業が何なのか不明だし、近年クリエーターとして何をアウトプットしているのかよくわからない胡散臭さがぬぐえず、ポジショントークで耳障りの良い言葉を発している気も。

人気の高かった対談をまとめたというくらいなので、それなりに読んでて面白い点もあるし、サクッと合間合間で読めるんだけど、特に深い考察や分析があるわけでもないので未来を創るというほど深い内容ではなく非常に薄く浅いライトな読み物かなと。 最後のあとがきはなんかちょっとキモイ方向に行ってたしね。

まあお金出してまで買う感じでは正直無いかな・・・。

■次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの / 湯川 鶴章

2012年02月04日 | BOOK/MAGAZINE
次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
湯川 鶴章
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 33760

数年前に出版された本なのだが、今改めて読んでも気付かされる部分や、散らかっていた思考を再整理させてもらえる要素も多かった。

内容は決して紋切り型の「マス」対「ウェブ」的な二項対立論ではなく、広告活動やプロモーションのプランニングにおいてメディアバイイングやクリエイティブ表現を最前面に押し出した世界からwebテクノロジーとデータを基軸としたOnetoOneマーケティングの方向へ大きく変わっていきますよという内容。

2008年当時なのでTwitterやFBなどSNSの影響力がまだここまで大きくなっていない時代に書いた内容としては慧眼。著書の中でも触れているが、既存の広告会社がこれまでメディアの枠を持っていてそれを売ることによるマージン収入をベースにしたビジネスモデルが大きく変わってきているのは明白で、極論アドマーケットプレイス(広告主とメディアが直接取り引きする広告市場)が本当に浸透したら飯の食上げになるところも多い。

自分は広告会社ではないですが、クリエイティブ(表現という意味で)の果たす役割が小さくなるとは思わない・・・が、大金積んでタレント使って有名コピーライターでみたいな部分への投資はかなり厳選されてくるとは思う。

広告主側としても単なる御用聞きなどいらないので、どのようにクライアントのマーケティングの目的を達成するかをウェブテクノロジーとクリエイティブで解決してくれるナレッジみたいな部分にお金を払うようになると思う。その際マスの使い方を知る尽くした総合広告代理店なんかはうまく進化できれば面白いのかなとか。

この本を読んで、個人的には広告会社で体力のあるところは自社でメディアを持つこともかなり重要になってくるのではないだとうか。CAのアメーバではないけど、顧客情報と行動履歴から様々なセグメンテーションを可能にし、無駄のない最適なプロモーションプランを提供すると言う意味でも、メディアバイイングより自社がメディアでもあるとか、企業側をメディア化するための運用ノウハウなどはパッケージングできるし。

とりとめも無い感想ですが、デジタルマーケティング領域において「ウェブテクノロジー」「クリエイティブ」「ユーザー情報」を駆使して継続的かつPDCAサイクルを廻す提案が出来るかが重要になるのだろうな、なんて。

次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの


■雑誌乱読月間

2011年12月13日 | BOOK/MAGAZINE
最近改めて雑誌っというか紙モノ良いなと感じてます。webだとどうしてもピンポイントで散文的に読むことが多く、すぐに知りたい情報にたどり着きやすいのですが、大げさに言うと体系的に深堀りしていくことはなくて。

また電子書籍も確実に普及するとは思うんだけど手にとれないから、残りのページ数とか感覚的にはわからないし、後半の方にあるあの記事といった様にはメモリーできないので触れるということはやっぱり魅力。

またwebとの差別化こそ生命線なのでしっかりと読ませる特集や記事が以前より多くなった気がします。という訳で雑誌代がエライことに(泣)サブカルこじらすと痛いですね。

■BRUTUS (ブルータス) 2011年 11/15号


■Pen (ペン) 2011年 11/15号
Pen (ペン) 2011年 11/15号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ (2011-11-01)


■Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2011年 12月号



■SWITCH Vol.29 No.12(2011年12月号) 特集:坂本龍一
SWITCH Vol.29 No.12(2011年12月号) 特集:坂本龍一
新井敏記 スイッチパブリッシング 売り上げランキング: 1992


■サイゾー 2011年 12月号



■EYESCREAM (アイスクリーム) 2012年 01月号


■ユリイカ2011年11月臨時増刊号 総特集=魔法少女まどか☆マギカ
ユリイカ2011年11月臨時増刊号 総特集=魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女に花束を
悠木 碧 斎藤 千和 虚淵 玄 田中 ロミオ 青土社 (2011-10-20)売り上げランキング: 1655


■WIRED (ワイアード) VOL.2
WIRED (ワイアード) VOL.2 (GQ JAPAN2011年12月号増刊)

コンデナスト・ジャパン (2011-11-10)