今日は先ほど、ある会合から帰ってきてひと段落ついたところである。
最近、その会合の組織の非公式HPを作ったのだが、その件について少し発表というか、やっていますよというところを表明しておいた。反応は、やわらかなものだったが、そのまま続けてよいということなので、(まあ、言えば個人的な非公式のサイトなので、実は了解は必要ないと言えばないのだが。まあ、半分、公式っぽいので、会の了解を取りながらやってみようかな、ということで進めている。)
となれば、少しずつ、そのホームページの更新などをしていきたいと思うのだが、その前に、別の用事もある。明日、また別の会でやることのまとめをしておかなければならない。
プラス、この記事だ。
わたしたちには時間がないのよ! …(涙)というわけで、この記事のテーマを考えるのが面倒くさいというか、余裕がないので、たいへん申し訳なく思いながらも、例によって、私の本棚の本の紹介でもってすませるわけである。
だが、今日は少しだけ、いつもとは趣向を変えて、目を閉じずに本を選んで見ようと思う。つまり、偶然のルーレットではない。自分が書きやすい、あるいは書きたいと思うものを選ぶわけだ。
よし、それでは選定はじめ!
…。
…(字数をかせいでいる)。
…。
よーし、今日はこれだ! じゃーん!
『あやしい探検隊北へ』椎名誠著、情報センター出版局だ。
ご存じ椎名誠である。え? 知らないって? じゃ、そういう人は、これを機会に読んでみてほしい。
知る人ぞ知る、アウトドアエッセイ(?)の大御所、椎名誠である。キャンプ気ちがい、たき火マニアの作家である。
雑誌『本の雑誌』の編集長でもある。
私が椎名誠の本に出会ったのは、今をさかのぼること、うん十年前、学生のころだ。ちょうど、彼のデビュー作(だと思うが)、『わしらはあやしい探検隊』が出た頃で、同級生の下宿の彼の本棚でこの本を見つけた。だが、そのころは私は、SFやミステリーや、他の文学に夢中であったので、この椎名誠のような「軽い」エッセイなど読む気がしなかった。
学生時代を通して、椎名誠は読まなかった。はやっていたのは知っていたが、断固として、買いもしなければ、読みもしなかった。
私が、椎名誠を手に取ったのは、それからずいぶん後の社会人になってからである。
読み始めると、その軽妙な文体でかかれた、脱力系の世界が好きになった。だいたいが、山岳部に入っていたぐらいなので、アウトドアは好きなのである。おまけに、文章を書くことや、雑誌をつくったりすることに興味をおぼえていたので、それも椎名誠(彼は元編集者であり、現在も作家兼編集長である)、性向とぴったりと合致する。
ついでながら、椎名誠は私が最近傾倒している茂木健一郎となぜか、そっくりな顔をしている。慣れない人は、どっちがどっちだかわからないぐらいだろう。
そうして、椎名ワールドにはまり、彼のたくさんのエッセイや、小説を読んだ。『あやしい探検隊北へ』は、タイトルでおわかりのように、そんな中のひとつであり、デビュー作の「あやしい探検隊」の流れを直系でうけついだ作品、エッセイ集である。
彼のこの「探検隊」系エッセイは単純だ。どこかに旅をし(島が多い)、テントを張ってキャンプし、たき火をして、飲み食らう、それだけである。
なんのことはない、アホな集団のアホな話なのだが、それが実に面白いのだ。特にビールなどを飲みながらリラックスして読むのにちょうどいい。
いやあ、はっきり言うと、読んだことのないひとは、一度読んでみるがいい。その面白さはすぐにわかるよ。
それと、同時に気をつけなければいけないのは、彼のエッセイを読むと旅に出たくなるという点だ。
読んだら面白いが、その後ふらっと旅に出てしまって、会社や学校も無断欠勤でやめることになっても、当局はいっさい関知しないので、そのつもりで。
最近、その会合の組織の非公式HPを作ったのだが、その件について少し発表というか、やっていますよというところを表明しておいた。反応は、やわらかなものだったが、そのまま続けてよいということなので、(まあ、言えば個人的な非公式のサイトなので、実は了解は必要ないと言えばないのだが。まあ、半分、公式っぽいので、会の了解を取りながらやってみようかな、ということで進めている。)
となれば、少しずつ、そのホームページの更新などをしていきたいと思うのだが、その前に、別の用事もある。明日、また別の会でやることのまとめをしておかなければならない。
プラス、この記事だ。
わたしたちには時間がないのよ! …(涙)というわけで、この記事のテーマを考えるのが面倒くさいというか、余裕がないので、たいへん申し訳なく思いながらも、例によって、私の本棚の本の紹介でもってすませるわけである。
だが、今日は少しだけ、いつもとは趣向を変えて、目を閉じずに本を選んで見ようと思う。つまり、偶然のルーレットではない。自分が書きやすい、あるいは書きたいと思うものを選ぶわけだ。
よし、それでは選定はじめ!
…。
…(字数をかせいでいる)。
…。
よーし、今日はこれだ! じゃーん!
『あやしい探検隊北へ』椎名誠著、情報センター出版局だ。
ご存じ椎名誠である。え? 知らないって? じゃ、そういう人は、これを機会に読んでみてほしい。
知る人ぞ知る、アウトドアエッセイ(?)の大御所、椎名誠である。キャンプ気ちがい、たき火マニアの作家である。
雑誌『本の雑誌』の編集長でもある。
私が椎名誠の本に出会ったのは、今をさかのぼること、うん十年前、学生のころだ。ちょうど、彼のデビュー作(だと思うが)、『わしらはあやしい探検隊』が出た頃で、同級生の下宿の彼の本棚でこの本を見つけた。だが、そのころは私は、SFやミステリーや、他の文学に夢中であったので、この椎名誠のような「軽い」エッセイなど読む気がしなかった。
学生時代を通して、椎名誠は読まなかった。はやっていたのは知っていたが、断固として、買いもしなければ、読みもしなかった。
私が、椎名誠を手に取ったのは、それからずいぶん後の社会人になってからである。
読み始めると、その軽妙な文体でかかれた、脱力系の世界が好きになった。だいたいが、山岳部に入っていたぐらいなので、アウトドアは好きなのである。おまけに、文章を書くことや、雑誌をつくったりすることに興味をおぼえていたので、それも椎名誠(彼は元編集者であり、現在も作家兼編集長である)、性向とぴったりと合致する。
ついでながら、椎名誠は私が最近傾倒している茂木健一郎となぜか、そっくりな顔をしている。慣れない人は、どっちがどっちだかわからないぐらいだろう。
そうして、椎名ワールドにはまり、彼のたくさんのエッセイや、小説を読んだ。『あやしい探検隊北へ』は、タイトルでおわかりのように、そんな中のひとつであり、デビュー作の「あやしい探検隊」の流れを直系でうけついだ作品、エッセイ集である。
彼のこの「探検隊」系エッセイは単純だ。どこかに旅をし(島が多い)、テントを張ってキャンプし、たき火をして、飲み食らう、それだけである。
なんのことはない、アホな集団のアホな話なのだが、それが実に面白いのだ。特にビールなどを飲みながらリラックスして読むのにちょうどいい。
いやあ、はっきり言うと、読んだことのないひとは、一度読んでみるがいい。その面白さはすぐにわかるよ。
それと、同時に気をつけなければいけないのは、彼のエッセイを読むと旅に出たくなるという点だ。
読んだら面白いが、その後ふらっと旅に出てしまって、会社や学校も無断欠勤でやめることになっても、当局はいっさい関知しないので、そのつもりで。