ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

南日本海人、中古で掘り出す

2008年05月13日 | お気に入りの本・映画・アート
 本屋兼ビデオ屋(レンタル・セル)に行くと、レンタル使用していた古いビデオが一掃セールになっていた。値段は何と一〇〇円。一〇〇円ならどんな期待はずれを買っても惜しくはなく、捨て置ける。
 めぼしいものはほとんど売れていてあまりなかったが、それでも三つほど掘り出した。
 キアヌ・リーブス主演、北野たけし出演の『JMジョー・ネモニック』、ロビン・ウィリアムス、ジーン・ハックマンの『バード・ゲージ』、それとメル・ブルックス主演の『逆転人生』の三作である。
 最初のを除いて後の二つはコメディである。日曜日午後から時間が出来たので、まず『バード・ゲージ』を見た。ゲイのコメディである。気持ち悪いけど、面白い。時々笑える。キャスティングがうまいと思う。まあまあ、楽しめた。
 続けて『JM』も見た。これは以前に三回ぐらい、それこそレンタルで借りて見ていた。名作である。あの『マトリックス』や、『ネメシス』の監督たちもこの映画を参考にしているのだろうなと思う。たくさんの斬新なアイデアが詰まった作品で、近年のSF映画の傑作の一つだ。
 ストーリーそのものはスピード感があって実に面白い。個性的なキャラクターあり、コンピューター内部でのイメージ映像あり、と盛りだくさんである。原作がサイバー・パンクの雄、ウイリアム・ギブスンの『記憶屋ジョニー』でこれも名作であるので、映画が面白いのは当然かもしれない。
 日曜の午後から夕方にかけてだらだらと見ていたわけであるが、終わりごろに同じ部屋で寝転んでゲームをしていた子供が、最後の緊迫したシーンで鼻血を出してびっくりした。よく鼻血が出る子で慣れているので大丈夫なのだが、少し映画に入り込んでいたのでなんとなく映画のイメージにつながって驚いた。
 一つ笑える好きなシーンがある。ヤクザのボス役の北野たけしが、死んだ手下の刺青をみて「ばかやろう、これが漢字かよ」とはき捨てる場面。「ガイジン」から見た漢字のイメージのものが書かれているのだが、漢字圏の人間から見ると訳のわからない模様であり、楽屋落ちのセリフだが、爆笑である。俳優ではなく、コメディアンたけしのキャラクターそのままの感覚のセリフである。役そのものはシリアスなヤクザのボスであるが、この場面だけは笑いどころである。
 しばらくそのセリフが頭について離れない。可笑しいなあ。

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