ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

南日本海人、篤姫を語る

2008年03月15日 | お気に入りの本・映画・アート
 テレビはほとんど見ない。が、例外がある。ニュースと『笑点』とNHK大河ドラマである。といっても、大河ドラマはすべて見るというわけではない。内容による。いつかあった『新撰組』は、キャストでアウトであった。最近ちゃんと見たのは『利家とまつ』ぐらいである。『毛利元就』も一生懸命見た。『徳川家康』も面白かった。
 さて、今やっている『篤姫』である。当初、主役の宮崎あおいさんは、少しイメージと合わなくて、ミスキャストかなあ、とか考えていたが、見ればすんなり感情移入できた。清潔なイメージがあって、どんな役でもいけるのかもしれない。少し線が細くてか弱いが、さわやかで、お茶目な雰囲気も出せるし、頭の良さそうな演技も出来そうだ。あとは童顔なので、歳をとっていく面の表現が難しいところかもしれない。
 傍らの島津斉彬を演じる高橋秀樹、やはりこの人はすごい。ただものではない。この人が画面に出ただけで大河ドラマというオーラがにじみ出る。画面がものすごく引き締まるのだ。それから、最近、姫の指南役幾島として出てきた松坂慶子もやはり同じく時代劇に出ると莫大な存在感を見せる女優である。どんな台詞を言っても、深みがあり、非常に説得力がある。どうかしたら、この二人だけでも大河ドラマが出来るかもしれないと思わせるぐらいだ。
 さて、ストーリーの方だが、端的にいうとやや悲しいストーリーと言えるのではないか。一回の藩士の娘から、大名の娘、そして将軍の妻である御台所に上りつめるというと、女性版出世物語のようだが、実際は男性社会、武士社会に翻弄される弱い女性の立場を表す悲劇である。ただ、その押し流される境遇において、彼女が制約の中でどれだけ自分というものを自己実現したか、ということが、このストーリーのテーマであり、見所であるだろう。
 ちょうど時代は幕末であり、日本の国自体も翻弄されていた頃であるから、その辺の国家と個人を対比をさせてドラマを描いていくのかもしれない。原作は読んだことがないが、脚本は我が南日本海地方が誇る、脚本家田渕久美子さんであるから期待しよう。
 それにしても、篤姫が嫁入ることになるあの将軍が、気になる。おそらく史実に基づいているのであろうが、あれには嫁にやりたくない。絶対にわしはやらんぞ(もう父親の心境である)。あれじゃあ、かわいそうだ。
 どうなるんだろう。どう料理するの? 田渕さん。

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