タイトルを見て、あああれか、と思われた方も多いのでは・・・
その通り。今日は、京都府立植物園で見つけたおめでたい赤い実を大公開します。
狙ったのではなく、うかつにも、帰ってから「あれ、全部揃ってるやん」となりました。
なので、写真は超テキトー。
なつみかんらしいと笑ってくださいませ。
まずは一両から。
アリドオシ(アカネ科アリドオシ属)
二個一で咲いた花が、そのまま実になるので、実も二個一。
その点、ツルアリドオシとは違いますね(二個一で花はさくけれど、実は一個)
千両、万両と一緒に植えて、「千両万両有り通し」ということで、お正月の縁起物にするそうです。
それにしても鋭いトゲ。とはいえ、アリをも突き刺すというのはちょっと言い過ぎでは・・・
マイアルバムから、5月の花と(左)、9月の青い実(右)
十両はこちらです。
ヤブコウジ(サクラソウ科ヤブコウジ属)
こちらは、山裾などに結構普通に見られ、冬枯れの野に赤い実がよく目立ちます。
名前の由来は、藪に生え、実が柑子(みかん)のようみ見えることから。
私にはミカンというより、むしろリンゴに見えますが・・・
百両。これまで百両が京都府立植物園にあるとは知りませんでした。
カラタチバナ(サクラソウ科ヤブコウジ属)
こちらも、唐(から)から来た橘(ミカンの一種)に似ていることから名づけられたと言われているそうです。
ミカンに拘りすぎ!
千両は、そのままでセンリョウ(センリョウ科センリョウ属)。
縁起物としてお正月の生け花などにも使うので、一番馴染みのある実です。
植物園ではそこここに見られます。
万両は、そのままでマンリョウ(サクラソウ科ヤブコウジ属)
こちらも、結構有名です。
赤い実は今の時期よく目立ちますが、ひと月もしないうちに、実は落ちてしまいます。
何度か投稿しているなつみかんの観察木です。今年もちゃんと沢山実をつけてくれました。
7月に撮った花(左)と、10月に撮った青い実です(右)。
ということで、今回は縁起物の一両から万両までをご紹介。
今年の目標は、十両、百両、千両の花を見ることです。
(つづく)
【撮影:2030/1/6 京都府立植物園】
咲くやこの花館の華やかな花や、鶴見緑地の冬の光景、いかがでしたか?
また、おうちのシャコバサボテン、あまりに嬉しくて途中で挟んでしまいました。
今日からは、先週駆け足で訪れた京都府立植物園の様子をご紹介します。
行った日は晴れの予報だったのですが、京都の冬にありがちな「晴れたと思ったら急な時雨」のお天気。
おまけに寒い・・・
ということで、超手抜き写真連続ですが、雰囲気だけでも感じてくださいませ~
初日の今日は・・・
冬の花といえば何を思い出すでしょう。
ロウバイ? それともツバキでしょうか。
私はやっぱりスイセンかな~
京都府立植物園でも少しだけですが、スイセンを見ることができました。
球根ガーデンに咲いていたニホンズイセン。
やはりこれでしょう!
ヒガンバナ科で、野生では海岸沿いに分布します。
(原産地は地中海地方なんだそうですが・・・)
これまで見た有名どころでは、淡路島や越前海岸あたりでしょうか。
調べてみたら、分布は関東以西なんですね。
白と黄色の取り合わせから、いつも「ゆで卵の輪切り色」に例えてしまいますが、実際のスイセンは全草毒草です。
球根ガーデンには黄色いスイセンも咲いていました。
6枚の花弁の真ん中にある盃状の部分は「副冠」というらしいです。
独特の花の形が魅力的ですよね。
ところで、ワイルドガーデンに咲いていたこの花。
実はこれもスイセンだそうで・・・
形が全然ちゃうやん!と思いますが、よく見たら、外側に6枚の細い花弁、中央に丸い杯状の部分があります。
これは地中海原産の原種系スイセン、ナルキッスス・カンタブリクスです。
今の時期に沢山咲いているので、結構目立ちます。
実は原種系のスイセンにはもう一つ、黄色いのもあります。
ナルキッスス・バルボコディウムです。
こちらは、春に花を咲かせ、別名ペチコートスイセンともいいます。
副冠の形と質感をペチコートに例えるとは、なかなかのセンスですね。
春に、四季彩の丘に咲くので、今年は忘れず見に行きたいと思います。
(お粗末写真しかありませんでしたが、ご参考まで)
これから春にかけて、様々なスイセンが咲いてきますが、私はやはりニホンズイセンが一番好きですね~
(つづく)
【撮影:2020年1月6日 京都府立植物園】
ついに咲きました!!
覚えておられないと思いますが、12月にわたしのお庭の紹介をしたとき、最後にちょこっと載せていたこの蕾・・・
あれから、苦節1か月半(大げさ・・・笑)
昨年末から少しずつ蕾が膨らんでいることに気づいていました。
前にぽろぽろと蕾が落ちてしまったので、心配していたのですが、先週くらいからメキメキと蕾が大きくなり・・・
(左から、1/8、1/11、1/12)
1月13日の朝、晴れて開花に至りました~\(^o^)/
お花のうなじ・・・
全体像。まだまだ蕾があります。
ちなみに、手に入れたのは一昨年2018年の大みそか。
HCで衝動買いした子です。
当時は淡いサーモンピンクでしたが、一年たってすっかりオレンジがかった赤色になりました。
これが普通の色なのかもしれませんね。
1年前の写真はこちら →
(クリックすると大きくなります)
このシャコバサボテン、最初は玄関に置いていたのですが、北向きで日当たりが悪いので2階の南向きの出窓に移しました。
それ以来、ずっとここで暮らしています。
他の仲間もご紹介・・・
会社の後輩に分けてもらったサボテンと多肉。1年以上このままの状態・・・
みん花でみて一目ぼれ、ネットで購入したマミラリア 銀河。
育って鉢が手狭になったので、今年の春に植え替えようと思います。
出窓ではありませんが、昨年末半額セールで仲間入り(笑)
エリカです。
少しずつですが、家の植物も増えてきています。
しばらく楽しめそうです。
大池で遊んだ後、少しだけ冬の鶴見緑地を散策しました。
お正月休み最終の日曜日だったからでしょうか、広大な敷地には凧揚げをする人、カラオケに興じるおじ(い)さんたち、
散歩を楽しむ人、サイクリングをする人、陸上部の少年たちの練習などなど、大勢の人の姿が見られました。
木々があるものの、冬ということもあって見通しはよく、どこまでもあっけらかんと明るい光景です。
先入観があるからなのか、いかにも大阪の公園という感じがしました。
そうそう、そういえば、あまりの寒さに売店で豚まんを買った時のこと、
「はい、2個で400万円!」と言われ、ちょっと感動。
この言い回し、健在だったんですね。
ユキヤナギにはポツリポツリと迷い咲き。
かつて花博で各国のパビリオンがあった場所には今でも少し建物が残っています。
EUエリアの前に咲いていたバラたち。
池を横目で見ながら、ぐるっと中央通りに向かいます。
ここのお目当てはそう、メタセコイアとラクウショウの混成並木。
枝が少し垂れ下がって荒ぶっているのがラクウショウ、端正にすっと伸びているのがメタセコイアです。
右も左もこの2種類が2列となり、合計4列の豪勢な並木道です。
花の道を通って大芝生方面へ。
花の道にはアジサイなどが咲くようですが、今はジュウガツザクラがただ一本花を咲かせていただけです・・・
ケヤキ並木のある園路を通ります。
芝生広場の向こうに、花博のシンボルタワー、いのちの塔が見えます。
かつては展望塔として活躍していましたが、10年ほど前から中には入れなくなっているそうです。
背の高いポプラ並木です。
でも、なんだか前に見たときより小さくなった?
近づくと切り株になった木が何本も・・・
おそらく一昨年の台風で被害になったのでしょうね。
また池のところに戻ってきました。
まだ3時半だというのに、もう夕暮れの気配が漂っています。
向こう岸に見えているのは、中国のパビリオンです。
あれ、写している自分の長い影が写っていますね(笑)
そろそろ駐車場に戻りましょう。
おや、ツピッ、ツピッと鳴く声が。シジュウカラです!
やっととらえたのがこちら。こっち向いて~
広い公園を1時間足らず散策し、堪能しました。
いい季節にまた来てみたいものです。
これで今回の咲くやこの花館&鶴見緑地特集はおしまい。
いいところなので、ぜひ大阪に来られる機会があれば、訪問候補の一つに入れてくださいね~
【撮影:2020/1/5 大阪・鶴見緑地】
咲くやこの花館を出ると、外は寒風が吹きすさんでいます。
そんな中、向かった先は大池。
120haの広大な敷地を有する鶴見緑地のほぼ中央に位置し、冬には多くの水鳥が飛来します。
今回のお楽しみのひとつが、この池で水鳥さんたちと出会うこと・・・
いるいる!
この日も大池のほとりには、多くの鳥たちが集結。
先日賛否両論のあった餌やりですが、大阪府民いこいのこの公園では、パンの耳などの餌を与える人が絶えません。
それを目当てに、集まってきています。
それでは鳥たちのラインアップ。
一番多くみられたカモがこちら。
手前にいるこげ茶色の頭に白い首、オシャレな長い羽根を持つオナガガモのオスです。
メスの方は、茶色のうろこ模様ですが、頭の茶色が柔らかそうで、表情も優しいです。
多すぎてどこを撮っていいのかもわかりません。
かく言う我々も、食パンを2枚持参。ちょびちょびちぎって撒きながらの撮影です。
陸に上がったカモは優美というよりひょうきんな感じ。よく見ると嘴が青と黒のツートンだ!
オナガガモと並んで多かったのがヒドリガモ。
しまった!最近よく見かけるので写真を撮っていませんでした。
2枚目の写真で、上1/3くらいのところの左右にいる、額が少しベージュになった茶色いカモがヒドリガモのオスです。
わがK池の主のような顔をしているキンクロハジロ、大池では劣勢です。
たった一羽で、餌を狙って奮闘していました。
そして今回一番期待していたのがこちら。そう、ユリカモメです。
足の赤いタイプと・・・
足が黄色いタイプがいます。
さて、どちらが若鳥だと思われますか?
実はくちばしと足が赤い方が成長で、黄色の方が若鳥です。
「赤ちゃん」というくらいなので、赤が若いのかと思いましたが、違っていました。
確かに、くちばしの黄色いヒヨコ、のような言い回しがあるので、黄色の方が幼いのかもしれませんね。
幼鳥には、羽にまだら模様があります。
餌を撒くと、鳥たちは大騒ぎ。
上手く撮れないのに、何枚もシャッターを押してしまいました。
おや、柵の近くにいる鳥はアオサギの幼鳥?のようですね。
餌をとるときだけ、急に攻撃力が増すようです。
近くに来たユリカモメとバトルをしているところです。
杭の上で寛ぐユリカモメ(左)はあとから来た個体に追い出されてしまいました(右)。
足が黄色いので幼鳥だと思いますが、結構強いです。
夕方に近づくにつれ、ユリカモメたちは空に舞い上がり旋回します。
ねぐらは他にあるのでしょうか。
対岸に回ると、沢山のアオサギたちが寛いでいました。
全部で15羽近くいたでしょうか。
地元でみるアオサギはいつも一羽ですが、こんなに集団でいることもあるのですね。
でもやっぱりみんなぼーっと立っているようで、餌を狙っています。
もう寒さの限界です。戻ることにしました。
明日が鶴見緑地ラスト。
公園の光景を少しだけご紹介します。
(つづく)
【撮影:2020/1/5 大阪・鶴見緑地】