今回京都府立植物園に行った目的の一つがレンゲショウマを見ること。
数年前わが家にも生協からレンゲショウマの苗がやってきました。
花が咲くのを楽しみにしていましたが、何が悪いのか茎が4本くらい出たところで成長ストップ。
夏になると葉がチリチリになって落ちてしまいました。
土、水、置き場所、肥料など色々試しましたが何年たっても同じように枯れてしまいます。
(今年も1週間ほど前に最後の葉が落ちました)
大好きな花ですが、家で見るのはあきらめ、毎年咲いている場所を探して見に行きます。
今年は(も)京都府立植物園!
さてさて、咲いているでしょうか~
お~、今年もたった一輪でしたが、咲いていました。
お目当てのレンゲショウマ(キンポウゲ科)です。
すりガラスのランプのような花には魅力たっぷり!
それと今回気づきましたが、丸い蕾が可愛いですね~
花が少ない時期なので、カメラマンたちはみなこの花の周りに集結。
近づけなくて望遠のみ。
え、これだけ?
はい、メインを最初に出してしまいましたので、ここからは見つけた順に7月下旬の様子をご覧ください。
折角なので、写真、名前の順にしますね~
いつもと違う入り口から入ったので、まずこんにちはしたのはこちらの花。
ヒロハコンロンカ(アカネ科コンロンカ属)です。
牧野さんが高知で発見、命名した花のひとつです。今は野性下では絶滅危惧種だそうですが・・・
まるで温室の花のような感じに驚きました。
お次はご存じ・・・
もうカリガネソウ(シソ科カリガネソウ属)が咲いていました。
こちらでは早めに咲くのですが、それにしても7月から咲いているとは・・・
別名のホカケソウのように、帆をかけたような変わった姿です。
木の根元の洞のようなところにいたのは何でしょう。
ブンブン飛び回るニホンミツバチです。
驚かさなかったら、なにも悪さはしません。
こちらはよくご存じですよね。
カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)、別名ヤマトナデシコでした~
切れ込みが深いタイプで綺麗です。
昔は普通に川の中州などでも見られたんですけどね・・・
こちらの鮮やかなオレンジは・・・
フシグロセンノウ(ナデシコ科センノウ属)の花が一輪咲いていました。
光が当たるとラメ入りのような光沢をもつ花です。
こちらは立った一輪残っていました。
すっきりした花、ノカンゾウ(ツルボラン科ワスレグサ属)でしょうか。
本当にノカンゾウかどうかは神のみぞ知る。
もとい、植物園の方のみぞ知る。
こちらもカンゾウですが、ちゃんと花名板がありました。
まるでダブル咲き、トリプル咲きのようなこちらはヤブカンゾウという名札が。
でも地元で見る花より、すくすく育って綺麗です。
オレンジと言えば、こちらもたった一輪残っていました。
思えば、今回はこんなのばかりでした。
暑すぎるせい?
祇園祭ゆかりのヒオウギ(アヤメ科アヤメ属)です。
ヒオウギという名前が付く花はほかにもヒオウギアヤメ、ヒオウギスイセン、ヒメヒオウギスイセンなど。
結構人気なんですね。
近くに咲き始めていたのはおなじみ・・・
キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)です。
私は意外とあのくっつき虫っぽい実も好きです。
近くで咲いていたこちらの花。
去年は地元の宇治川高水敷でも咲いていたのに、今年は工事中(泣)
イヌゴマ(シソ科イヌゴマ属)です。
例によって名前の由来は「胡麻に似るが食べられない=役に立たない胡麻=イヌゴマ」だとか。
役に立たないことをイヌに例えるのはやめてほしいですよね~
見方によっては人より役立つ犬も沢山いるような・・・
以上3種類は湿地ゾーンから浜辺の植物のところに咲いていましたが、ここには木本も・・・
微妙にピンボケですが、ハマゴウ(シソ科ハマゴウ属)です。
そういえば、ニンジンボクもハマゴウ属で、よく似た花でしたね(サイズは小さいけれど)
もう一つの木本。いくら頑張ってもアリのいない花がありませんでした・・・
もう木の一部ということで。
まさに☆型の花!
こちらはハマナツメ(クロウメモドキ科ハマナツメ属)
あ~あの有名だけど誰も知らない、クロウメモドキ科の花だったのですね。
それにしても、アリとの大きさでも分かるように結構小さい花でした・・・
おあとは白い☆のようなキキョウの花と
池の傍のエゾミソハギも満開。日差しで光ってますね。
今回の生態園のトリは・・・
もう見られないかと思っていたら、なんとか見られました!
相変わらず白い妖精が踊っているような姿。
そう、あのフウラン(ラン科フウラン属)です。
いかにも軽々と育てておられた師匠、いまどうしておられるのでしょうか~
ちょっと長いかなと思いましたが、2回に分けるほどでもないので生態園の花、全部だしました。
お疲れ様でした~
【撮影:2023/7/22 京都府立植物園】