なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

極楽浄土から蓮華に乗って・・・

2023-08-14 05:22:45 | 植物

仏教で最高位とされるハスの花(蓮華)は、泥から出でて泥にまみれず、清浄さの象徴の花です。
そんなハスの花がお盆の花とされるのはごく自然のことでしょう。
当然お供えの花にも使われるわけですが、すごく水揚げが難しいらしく、すぐに萎れてしまうそうです。
なので、お供えはあきらめ、ハスの花を見に行くことに・・・

前置きが長くなりましたが、先日の東福寺の蓮池に続いて見に行ったのがこちら。


地元宇治黄檗は萬福寺の放生池のハスです。
萬福寺の説明は明日からということにして、今日は蓮池のハスを全部載せてみますね。
蕾が多く、花は点々という感じでしたが、先に行った東福寺と違うところが・・・



それは花の色と種類。
見ての通り、白から薄いピンク、比較的濃いピンクなどバラエティに富んでいました。


こちらがピンクの八重のハス。


花弁の形、色ともにちょっと変化がありますね。


白もありましたが、こちらも花弁にフリルがある感じです。


ほとんどがこんな感じの蕾・・・
実は、ここは近いので東福寺の帰りに寄った後、2回も別の日に行ったんです。
満開が見られるかと思って・・
ところがいつ行っても同じような感じだったので、順番に咲くんだな~って思いました。


でもこんな感じで咲いている花も結構あったので・・・


後は並べるので自由にご覧くださいね~




開きかけが好き


ベーシックな一重のハスもあります。


でもこれは少数派で、ほとんどこのタイプ。




水に映るハス・・・


お気づきでしょうか、スイレンのように水に浮かんでいる葉があります。
そして、その近くにはこんな花が・・・


開きかけの時は、頭を持ち上げているのですが・・・


開くと重いからか水の上に顔を出すような感じになります。


このハスはいったい誰!?
前に投稿した近江妙蓮によく似ていますが・・・
あちらは葉は普通のハスのように立っていて、花も水に浸かることはありません。
でもこのように二つに分かれて咲いている花も・・・




これはもっとたくさんの花に分かれています。
もっともほかのハスの下で咲いているので、ほとんどの人が気づいていないと思います。


陰になった花、外側は普通のハスのように見えますが・・・不思議です。


もし近江妙蓮のご親戚だとしたら、花弁数は2000~5000枚ということになります。

さてキリがないので今日のハスはこの辺で・・・
最後にハスの葉と・・・


果托と花の様子を載せて・・・


おしまいにしますね。
明日は萬福寺境内の様子です!

【撮影:2023/7下旬~8上旬 京都府宇治市】

コメント (14)
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