仏教で最高位とされるハスの花(蓮華)は、泥から出でて泥にまみれず、清浄さの象徴の花です。
そんなハスの花がお盆の花とされるのはごく自然のことでしょう。
当然お供えの花にも使われるわけですが、すごく水揚げが難しいらしく、すぐに萎れてしまうそうです。
なので、お供えはあきらめ、ハスの花を見に行くことに・・・
前置きが長くなりましたが、先日の東福寺の蓮池に続いて見に行ったのがこちら。
地元宇治黄檗は萬福寺の放生池のハスです。
萬福寺の説明は明日からということにして、今日は蓮池のハスを全部載せてみますね。
蕾が多く、花は点々という感じでしたが、先に行った東福寺と違うところが・・・
それは花の色と種類。
見ての通り、白から薄いピンク、比較的濃いピンクなどバラエティに富んでいました。
こちらがピンクの八重のハス。
花弁の形、色ともにちょっと変化がありますね。
白もありましたが、こちらも花弁にフリルがある感じです。
ほとんどがこんな感じの蕾・・・
実は、ここは近いので東福寺の帰りに寄った後、2回も別の日に行ったんです。
満開が見られるかと思って・・
ところがいつ行っても同じような感じだったので、順番に咲くんだな~って思いました。
でもこんな感じで咲いている花も結構あったので・・・
後は並べるので自由にご覧くださいね~
開きかけが好き
ベーシックな一重のハスもあります。
でもこれは少数派で、ほとんどこのタイプ。
水に映るハス・・・
お気づきでしょうか、スイレンのように水に浮かんでいる葉があります。
そして、その近くにはこんな花が・・・
開きかけの時は、頭を持ち上げているのですが・・・
開くと重いからか水の上に顔を出すような感じになります。
このハスはいったい誰!?
前に投稿した近江妙蓮によく似ていますが・・・
あちらは葉は普通のハスのように立っていて、花も水に浸かることはありません。
でもこのように二つに分かれて咲いている花も・・・
これはもっとたくさんの花に分かれています。
もっともほかのハスの下で咲いているので、ほとんどの人が気づいていないと思います。
陰になった花、外側は普通のハスのように見えますが・・・不思議です。
もし近江妙蓮のご親戚だとしたら、花弁数は2000~5000枚ということになります。
さてキリがないので今日のハスはこの辺で・・・
最後にハスの葉と・・・
果托と花の様子を載せて・・・
おしまいにしますね。
明日は萬福寺境内の様子です!
【撮影:2023/7下旬~8上旬 京都府宇治市】